呉葉

【元ネタ】 『紅葉狩』/『北向山霊験記戸隠山鬼女紅葉退治之傳全』他
【CLASS】 アサシン
【マスター】
【真名】 呉葉
【異名・別名・表記揺れ】 紅葉(成長後)
【性別】 女
【身長・体重】134cm・34kg
【肌色】白 【髪色】黒 【瞳色】赤
【スリーサイズ】
【外見・容姿】 白梅鼠に楓を染め抜いた振り袖姿。着物の合わせは死者を意味する左前。
        白磁の様な肌に朱殷の瞳。 長く伸びた垂れ髪は滴る様な濡羽色。
一見して愛らしい童女のそれでありながら、どこか見る者に微かな違和感を与え、落ち着かない気分にさせる何かを持つ。

        紅葉の姿
        呉葉をそのまま成長させた様な美貌の女性。髪は魔性を表すこの世の物ならざる銀色に変質。
        ころころと表情の変わる呉葉とは打って変わって、冷徹そのもの。浮かべる表情も大抵は醒めた物か嘲笑的な物。
        尚大人の姿に成長する事で体の一部が豊かに成長している為、子供用に誂えられた装束を纏い続ける事に無理が出ている。
        結果踝までを覆い隠していた裾は膝上まで後退し、合わせの部分も内からの圧迫を受け変形している。


【地域】 日本
【年代】 平安時代
【属性】混沌・善
【天地人属性】 人
【その他属性】人型・神性・魔性(成長後のみ)
【ステータス】筋力:D 耐久:C 敏捷:B 魔力:A 幸運:C 宝具:EX
【クラス別スキル

 気配遮断:C
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
 完全に気配を断てば発見する事は難しい。

【保有スキル】

 鬼術:A  
 人ならざる者が行使する人外の術。
 既存の呪術体系に依らず、超常の効果を為す術の総称。
 自身の分身を作る術から、朝廷の軍と争った際に用いた対軍相当の物まで様々な術を使いこなしたと言う逸話から。
 魔術攻撃時にプラス補正を得る。

 音楽神の加護(偽):B
本来は、音楽の女神ミューズの加護を受けていることを示すスキル。あらゆる音を聞き分け、天才的な演奏を可能とする。
 更に、音楽魔術の行使にプラス補正がかかる。春を告げる鶯も鳴き交わす事を止めてその音に聞き入り、夏の酷暑をも和らげると評判になった琴の才から。

 医術:C
 治療に必要な物を作り出し、用い、相手の命を救う技術を表すスキル。
 流刑先となった信濃国の水無瀬にあって手芸、文芸、そして投薬により多くの病を祓い快癒させた医術により
 『貴女』と慕われる功績を遺した事から。応急処置等の医療行為を行う時にプラス補正を得る。

 鬼種の魔:A (成長後のみ)
魔性を現すスキル。天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出等との混合スキル。真性の鬼である証左。
第六天魔王に連なる純血種の天魔である事を示す。

【宝具】

『其は定められた運命に非ず』
ランク:C  種別:対命宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
三障四魔の内、特に死魔を祓う治療法具。
呉葉が持つ檜扇を用いる事で、その者に取り憑いた死魔を退散させる事が出来る。
死に行く運命を転換させる為、あらゆる致命の傷や病は治療し得る物に変わる。

『楓樹禍津の風に舞わせしは、現身を焼く葬炎の赤』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:??? 最大捕捉:???
周囲の世界を侵食し、アサシンの固有結界を顕現させる対界宝具。
心象風景は艶やかな錦を纏った木々と、様々な色からなる無数の落葉で覆い尽くされた山野。
枝々から音も無く舞い続ける落紅は、役目を終えて朽ち行く死の象徴であり、触れた者の存在を摩耗させ、消滅させる。
一方でアサシンの幼少期の姿に象徴される自身の人としての側面を洗い落とし、『殺す』事で生まれ持った魔性――第六天魔王の申し子としての姿に変化する事が可能となる。
変化後は呉葉の成長した姿である紅葉の姿を取り、各パラメータ上昇とスキル構成の変化が発生する。

【Weapon】
『檜扇』


【解説】
第六天魔王の申し子であり、生まれながらの化生。
信濃国に勢力を持つ鬼女として、差し向けられた朝廷側の平維茂と激戦を繰り広げ
地を揺るがす、天から火球や氷塊を降らせる、巨大な洪水を引き起こす等、凄まじい力を発揮し二度に渡って維茂の軍勢を撃退するが
神仏を味方につけた維茂率いる軍との再度の戦いで追い詰められ、最後は鬼神にその身を変えて宙を舞い、神剣を振るう維茂と一騎打ちの死闘を繰り広げるが
突如として天から放たれた光に撃ち落とされ、力尽きた直後、首を落とされて死亡した。

謡曲や能の演目、そして書籍等
数多くの作品に題材として用いられており、その展開は多岐に渡るが
かつての大伴氏に連なる零落した両親が、子を授からない事を苦にし、第六天魔王に乞うてその申し子を授かる所から物語は始まる。
天性の美貌と類稀な奏楽の才を始めとした優れた能力に加え、生まれ持った半ば神懸かり的な呪術の才を持って生まれ落ちた子は呉葉と名を与えられる。
娘の器量に野心を起こした両親に連れられて、京に上った呉葉は名を紅葉と改め、その琴の才を見出されて清和源氏の始祖にあたる源経基に見出される。
局となった紅葉は経基の寵愛を受けて子を宿すも、正室に対する呪詛を為したとして信濃の戸隠山に流刑となる。
水無瀬の村人達に京の文化や教育を伝え、病を祓う等して崇敬を集める一方で、京への思いを絶ち切れず、また平将門に従っていた敗残の勢力を受け入れる等していく内に
朝廷の目に留まり、鬼女紅葉を討つ為の追討使として、かつて将門を討ち取った平貞盛の養子である平維茂が送り込まれると言うのが粗筋。

何れにしても妖魔として生まれた存在が、人として人間の世界で生きようとしたのが呉羽と言う存在である。
最後まで焦がれたのは人の行き交う京での生活。望んだのは子が経基の子として相応しい扱いを受ける事。
流刑先では人間の為に尽くし、鬼女として従えたのは人間の賊徒であり、死の間際に至るまで異能としての姿を明かそうとしない。極めて特異な鬼。

【人物・性格】
鬼としての生まれつきを嫌い、幼少期の姿と思考に自分を落とし込んでいる為、外見相応の子供っぽさを発揮する。
何かと大人ぶりたがり、勝ち気で身勝手で高慢ちきな、可愛げの有る幼女。
人懐っこく、表情はころころと落ち着きなく変わり、感情もふんだんに吐き出される。
マスターの事は世話の焼ける存在だと見做しており、何くれと苦言と(しばしば的外れな)助言を与えようとする。

イメージカラー:楓が色付き終わる前の暖色の赤色
特技: 奏楽・和歌・舞
好きなもの: 賑やかな場所
嫌いなもの: 物語的な急展開・平家一門
天敵: 神罰砲(たいようおう)
願い: 自分自身が存在しなかったと世界を改変する事。
    異物である自分が関わった事で両親や子を含めた周囲の人間が不幸になったと考えている為
    聖杯に掛ける願いは両親の願掛けに第六天魔王が応えなかったと言うif世界

【一人称】私 【二人称】あなた 【三人称】 彼/彼女
【因縁キャラ】 梶原(平)景時  鎌倉幕府のテレフォンセンターに熾烈なクレームの電話入れまくりたい。

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最終更新:2016年10月24日 14:37