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PINK DREAM

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「かがみ……私のこと、好きにして」
ベッドの上で、こなたは自らズボンとパンティーを脱ぎ、綺麗なピンク色をした割れ目を、見せ付けるかのように仰向けになって寝る。
そして、トロンとした淫靡な目で、私を見つめてくる。
私とこなた、二人っきりの彼女の部屋。しかも、今この家にいるのも私とこなた、たった二人だけ。
なんてすばらしいシチュエーションなんだろう。
正にこれは『食わぬ膳は男の恥』ってやつね。……でも私は女だからちょっと違うかな?
まあ、そんなことはどうでもいい。
こなたがこの二人っきりの空間で私を求めているのよ!?
もうこれはおいしくいただかないとバチが当たるわ!
私は両手を大きく広げ、勢いよく、激しくこなたに抱き着いた。
柔らかい。もの凄く柔らかい。まるでクッションのように。
……クッション!?
急に疑問に思い、私の腕の中を見ると、そこにはこなたの姿はなく、私がいつも使っている枕が抱かれていた……

「……はっ!!」
ガバッと起きあがって周りを見渡して見ると、そこはこなたの部屋ではなかった。
机で、けたたましく鳴っている目覚ましも、壁に掛かったポスターも時計も全て、私の部屋のものだ。
大体の状況を確認し終わると、私は布団から出て、ふらふらとしたおぼつかない足取りで机に向かい、時計を止める。
「はぁ……」
そして出たため息。
残念というか、やっぱりと言うか、さっきの出来事は私の夢だった。

 なんなんだろう。私ってそんなに欲求不満なんだろうか。
洗面台の前で、歯を磨きながら考えていた。
……こんなことは今日が初めてじゃない。
実のところ、こうした夢は数日前から何度も何度も見ているのだ。
夢のパターンはいつも同じ。
こなたの家で二人っきり。ベッドで誘うこなた。そして誘いに乗る私。
しかし、腹立たしいことに、毎回いつもこれからっ!って時にタイミング良く(悪く?)夢から覚める。
どうしてこなたと仲良く二人でイク所まで見せてくれないんだろう。
……そういう問題じゃないか。
歯磨き粉をペッと吐き出すと、赤い血が混じっていた。
歯茎から出た血だろう。それぐらい長い時間、歯を磨きながら考え事をしていたんだろうか。


 髪のセット、朝食、着替えをさっさと済ませて家を出て、自転車にまたがり駅を目指す。
自転車を漕ぎ始めると、キンモクセイの良い香りが漂う。
すっかり秋なんだな、と改めて感じた。これで葉も赤みはじめていたら言うことはないのだけど、まだまだ色づく気配は無いのが物足りない。
駅に着き、自転車を駐輪スペースに停めて、改札に向かうと既にあいつがいた。
「おはよ~、かがみん」
と言って、笑顔で手を振りながら近づいてきたのは、私の『恋人』のこなただった。

 私がこなたから告白を受けたのは、もう三ヶ月も前のことだ。
ある日突然、放課後の誰もいない教室に呼び出され、まさか、と思ったら案の定、告白を受けた。
その時、恥かしさで顔を真っ赤になりつつも、なんとか緊張を抑えて、私への愛の言葉をつむぎ出そうとするこなたの表情は、今思い出しても、とてつもなく可愛らしいものだったけど、それについて語ると時間がいくらあっても足りないので、ここでは省かせてもらう。
ともかく、私も近いうちにこなたに告白しようと思っていた最中であったので、断る理由は全く無く、告白を受けて今日に至るというわけ。って言ってもまだ一週間だけど。


 取るに足りない会話をしながら改札を通り、二人で電車が来るのを待つ。
……二人?そう二人。つかさとみゆきはいない。それは彼女等の計らいで、行きと帰りは私とこなたの二人っきりで登下校することになっているから。
正直、そこまで気を使ってもらわなくても……と思う。私達のせいで二人に気を使わせてる感じがして、なんとなく悪い気がする。
だから、最初は断ったんだけど、結局二人の勧めの押しに負けて、二人で学校へ行くようになった。
……まあ最近は、学校がある日で私とこなたが会える時間は、この登下校と、お昼の時ぐらいしかないわけだから、行きと帰りの時間ぐらい二人っきりになるのも悪くないな……と思うようになってきたんだけどね。


 やって来た電車に乗りこみ、二人並んで座席に腰を下ろす。
自転車を漕いで、少し疲れた足をだらんとさせて、息をつくと、ふと、この三ヶ月の出来事が頭をよぎった。

 こなたと付き合い始めて大体三ヶ月。こうやって一緒に行き帰りしたり、電話の回数が多くなったり、休日にはデートに行ったり、手をつないだとか、恋人らしいことは大抵やってきたつもりだ。
ただ、まだHをしたことはなかった。
本当の事を言えば、私は出来ることならなるべく早く、こなたとHをしてしまいたい。
というのも、それは私がこなたから告白を受ける前からの、願望だったから。
悪いとは思いつつも、こなたのことを考えながら、自慰にふけたことはもう数え切れない。
もちろん、自慰だけじゃとてもじゃないけど物足りない。どうにも堪えきれなくて、一度、こなたに迫ったことがある。
いつかは忘れたけど、私が委員会の仕事を終えるまで、こなたが帰るのを待っていてくれたことがあった。
仕事が終わって教室へ迎えに行くと、こなた以外誰も居なかった。
誰も居ないことをいいことに、私達は夕暮れの教室でキスをした。
キスだけ……とは思ったけれど、実際にキスしたら、それだけじゃもうとても我慢出来なくなって、ここでHしたいってこなたに迫ってみたけど、こんなとこでやったら誰かに見つかるかもしれないからやめよう、と言われ、キスだけで終わった。
それ以来、何度か良い雰囲気の時はあったけど、Hしたい、って事がなんとなく言い出しにくくなった。
そんなこともあって、こなたとのHは私の悲願でもあるわけ。悲願って、変な言い方だけどね。


「かがみん」
「ひゃう!」
「そんなに驚かなくても……」
こなたの一言で我に返る。ヨコシマなことを考えていた事に、ちょっとバツが悪く感じる。
「ご、ごめん。ちょっと考え事してて……でもいきなり何?」
「さっきからかがみ、ずーっと難しそうな顔しながらうつむいてたから、どうしたのかなと思って。なんかあったの?」
と言って、私の顔を心配そうに見つめるこなた。
少し首を捻って私の顔を覗き込むその姿には、なんとも形容しがたい、そそられる物がある。ここが電車の中じゃなかったら、思わず抱きしめていたかもしれない。
「どーもないわよ。少しぼーっとしてただけ」
変にこなたに心配をかけるわけにはいかないので、そう否定した。もし、なにかあるとすれば、実に醜態な私の欲望だけだ。
「そっか。ならいーや」
席に座りなおし、またいつもの飄々とした笑顔に戻るこなた。
うーん、こなたも色々と表情があるけど、やっぱりこの笑顔が一番似合うわねぇ。
私はこなたの表情を眺めて楽しんでいたけど、その目線に気づいたのか、こなたは少し顔を赤らめて視線を外した。
ヤバイ、その仕草、すっげえ可愛い。さっきからあんたは無意識に私を萌え殺そうとしているのか。
電車内での何気ない出来事なのに、私の持つこなたへの劣情は、ますます募っていくばかりだった。
……ああ、だからこそ、早くこなたが欲しい。早く私のこの手で、思う存分こなたを愛してみたい。
付き合い始めてから三ヶ月。もう三ヶ月なんだから。なのか、はたまた、まだ三ヶ月、なのか。一体どっちなんだろう。教えて神様。

=============================

 学校に着いた私はこなたと別れ、適当に授業を受けているとあっという間に四時間目が終わった。
みんなとお昼にするため、私は隣りのクラスに移動する。
「あ、お姉ちゃん、こっちだよ~」
「かがみさん、こんにちわ」
「お~っす」
つかさは同じ家に住んでいるから、朝に顔を合わせるけど、みゆきとは別々に学校へ通ってるため、今日会うのはこの昼休みが始めてというわけ。
私はつかさに言われた席に座ってお弁当を広げる。
「でさ、それが臭くってね~」
「本当に臭いよね。なんとかならないかなぁ……」
「ファブ○ーズでもかけてみれば?」
「それも試したんだけどね……」
私とこなたがつきあうようになってからも、こうやって四人で昼食を取る風景は変わらない。
つきあうことによって、私達四人の関係もギクシャクしたものになってしまうのでは、と心配したこともあった。
けど、何も変わらずこうやって、今日も仲良くみんなと食事が出来るこの状況が嬉しい。
つかさとみゆきの影からの支えに感謝していると、こなたが人差し指で私の方をちょんちょんと突ついてきた。
「なによ」
「いや~、そのね……」
私がこなたの方を向くと、困ったような表情で、さっき私の肩を突いた指で頬を掻いていた。
その仕草だけで、こなたが何を言おうとしてるかが簡単にわかる。


「……どうせまた宿題みせて、とかでしょう?」
「なんでわかるの?かがみんエスパー?」
「なわけないでしょ。あんたの考えてることなんて大体察しがつくわよ」
だって私はあんたの『恋人』だから……
と、言うのは流石に恥ずかしいので言わなかったけれど。
「まあ、解ってるんなら説明する必要なくていいや。ってことでかがみんよろしく」
「やだ」
私は即答した。
「え~、どうしてー!?かがみんのいけずー!」
「少しは自分でやりなさいよ!」
「いいじゃん!減るものじゃないし!」
「そういう問題じゃないでしょ!ってこら!肩叩くな!」
「ぶー!かがみがいいって言ってくれないからだもーん」
宿題がらみになると、ホントにダダっ子になるなコイツ……今に始まったことじゃないけどさ。
「こなちゃん、やめてあげなよ。お姉ちゃん困ってるし……」
と言って、こなたをなだめるつかさ。珍しく、つかさが頼もしく思えた。
「ごめんね~。私がこんなに頼んでるのに、かがみがなかなか了承してくれないから……」
「悪いのは私かよ」
つかさの仲裁も無駄に終わったようだ。
すると、こなたは手を合わせて、うるうると潤ませた上目使いで私の目をじっ、と見つめてくる。
そしてすかさず一言。
「ねえ、かがみ。意地張ってないでさ、お・願・い!」
ぐはっ!か、可愛すぎる!だ、ダメ……私はこの『お願い』に悲しいぐらい弱いのよ……
「……わかったわよ。でも次は知らないわよ?」
……案の定、今回も自分の意思はあっさりと打ち崩された。でもさ、仕方ないじゃん。だって、凄く可愛いんだもん。あれやられると、嫌って言えないんだもん。
「わーい!ありがとうかがみん!」
了承した途端に機嫌を直したこなたは、私に近づいて、嬉しそうに頬を摺り寄せてくる。
ダメだな、とは思っている。けど、こういう風にこなたに甘えられると、まんざら悪い気がしなくなってくる、というのも事実。
とはいっても、
「はぁ、私って、甘いなぁ……」
つくづく思い知らされる。昼休みの教室に、ため息が溶けた。


 学校が終わって夕方、私はこなたの家に居る。
昼休みの話の通り、宿題をこなたに写させるためにだ。
机を挟んで私とこなたが相向かう。
しかし、ペンが動いているのはこなたの方だけだった。
まあ、私は宿題を写させるだけだから、勉強することもないから当然なんだけど。
……とはいっても静かだ。
さっきからカリカリと、ペンを走らせる音だけが部屋に響いている。それ以外の音はしない。
というのも、今この家にいるのは私達二人だけ。
こなたが言うには、そうじろうさんは出版社で打ち合わせらしく、ゆたかちゃんはクラスの友達と遊びに行って帰りが遅くなるらしい。
以上の理由から、現在泉家には年頃の若いカップル一組だけが居ることになる。
そしてその『カップル』の片割れの一人である私は、さっきからずっと、そのことを意識しぱなっしで全く落ち着かない。
二人しかいないという事実に加え、この状況がなんとなく、最近ずっと見つづけてきた、あの夢のシチュエーションに似通った感じがする。
あの夢も、確か二人っきりのこなたの家での出来事だったはずだ。
それを思うと、意識がヨコシマな方ばかりに流れて、気が落ち着かない。
「……二人っきりだね」
黙りこんだこの空気に耐えられなくなって、とって付けたような言葉が出た。
「そだね~」
こなたはそれを軽く受け流した……そう思っていたら急に顔を上げて、
「もしかして、意識してる?」
と、よく見るニヤケ顔で、私の目を見つめた。
突然の的確な指摘に、体はビクッと飛び上がり、顔も一気に真っ赤になるのがわかる。
「なっ……!そんなわけ……」
「ふふふっ、うそつき~♪」
否定はしてみたけれど、この真っ赤な顔じゃ、否定した意味は全くなかった。
「かがみってホントに解りやすいね~」
こなたはそう言って、左手に握っていたペンを置き、自分のベットに腰をかけた。
「家に着いてから、ずっともじもじとしてるかがみを観察するのは楽しかったよ♪」
……ってことは、こなたには最初から全てお見通しだったって訳だ……恥ずかしい。
「まあ、意識しちゃうのも無理はないよ。カップルが他に誰も居ない家で二人きり。エロゲじゃ困っちゃうぐらい、ありきたりなシチュだよね」
あくまで、軽い調子で言うこなた。その態度が私の心を苛立たせる。私はそんな軽い気持ちなんかじゃなく、ずっとずっと前から悩んでて、今も真剣に葛藤してたのに――
そんな私の気持ちを知らないのか、こなたはニヤニヤした表情で、私の目を見つめ直してこう言った。


「ここで一回、やっちゃう?かがみ」

 その言葉で、私が今まで抑えてた『何か』がブチ切れてしまったのを感じる。
切れたのは堪忍袋と、理性の糸、どちらだろうか。
こんなにも真剣に悩んでいるのに、その気持ちを蔑ろにするこなたへの怒りが抑えきれなくなったのか。
はたまた、こなたに対する、私の醜い欲望を抑えこむ為の理性が壊れたのか。
……答えはおそろく、どっちも、だろう。
私は立ち上がり、うつむき加減の無表情と、はっきりしない足取りとで、ベッドに近づきこなたの前に立つ。
「か、かがみん、どしたの、何か怖いよ……?」
こなたの表情が、さっきまでのにやけ顔から、急に少し怯えたものに変わっていた。
その少し怯えた表情が、今はたまらなく可愛く思えた。
心臓がドクンと鳴る。
――欲しい。こなたを思うがままに愛したい。
それは、まるで悪魔のささやきのような私の心の声。
その声を聞いた私は、こなたの肩をドンと押して、倒れた彼女にそのまま抱きついた。
「か、かがみ!さっきのはウソだってば!やめて!」
悲痛に叫ぶこなた。しかし、その言葉をかき消すように、
「……そんなこと言わせないわよ!」
と大声で叫んだ。普段の自分からは信じられないほど、冷淡な言い方だった。
ついに我慢しきれなくなり、こなたの肩に手を回して、彼女の唇と自分の唇を重ねた。
「むぐっ……」
重ねただけじゃ満足できず、私の舌は強引にこなたの口の中に割って入った。
初めてのディープキス。
息が切れそうになるまでこなたの口の中を楽しんだら、彼女の口から舌を引き出す。
私の舌と、こなたの舌の間には、銀色の美しい糸が掛かっていた。
長いキスが終わると、こなたの表情は怯えたものから、恐怖そのものに変わっていた。
私を畏怖する目で見るこなた。初めて見る表情だ。
――ああ、なんて可愛いんだろう。もっともっと、その顔が見たい。



 私の劣情はもう抑えきれないところにまで登りつめていた。
その劣情は次に、こなたの服を脱がすように命令する。
その命令に素直に従い、こなたの着るシャツに手をかけた時、嫌だ、とでも言いたげに、こなたはふるふると小さく首を振った。
「……もう遅いわ」
こなたに言い聞かせるように低く、ゆっくりと言った。
「ひっ!」
私の手が、こなたの服をがっしりと掴んだ時に出たその声は、とてもマヌケに聞こえた。
怯えるこなたに構うことなく一気にシャツを脱がし、悲しいくらいに小ぶりなカップのブラを取り去ると、彼女の小さな胸が見えた。
ピンク色をしたこなたの乳首は、ツンと上を向いていた。
「……キスで感じちゃった?」
私の問いに、こなたが答えることはなかった。
その答えを勝手に肯定と取った私は、遠慮なしにこなたの乳首を唇の中に収める。
「ううっっっ!」
すると、その感触にこなたの体がビクッと仰け反る。
その反応が嬉しくて、何度も何度も胸を嘗め回す。右も左も両方とも執拗に。
乳首から唇を離すと、勃起したこなたの乳首は、私の唾液でてろてろに光っていた。
その時には、こなたは目の焦点が合っておらず、ハァハァと細かく息をするだけだった。
もう疲れきってしまったのだろうか。
しかし、私はまだまだ満足してなんかない。三ヶ月もの間、知らず知らずに蓄積されていたこなたへの想いはこんなことで満足するわけがなかった。
今度はこなたのズボンとパンティーに手をかけて脱がす。さっきと違い、抵抗がなかったのでシャツを脱がす時より簡単に脱げた。
脱がせきると、そこには夢にまで見た、生まれたままのこなたの姿がある。
小学生かと見間違うくらいに低い身長にと比例するかの様に小さい胸。
その胸のサイズとは対照的に大きいクリトリスが私の目を引く。
まだ一度もそこにモノを入れたことがなく、またこれからも入れられることはないであろう、淡いピンク色をした割れ目は、私が何回も夢に見たモノより、遥かに美しかった。
幸せだった。夢で見ていたあの光景が、今現実の物となっているのだから。
――もっと、もっとこなたを愛したい。抱きしめたい。
今、私が考えられるのはそれだけだった。そして、その考えだけで私は今動いている。
さっきまでの行為のおかげで、既にドロドロの割れ目に人指し指と中指を一気に突き刺す。
「ひ、い、痛い……!」
突き刺した時のこなたの悲鳴も無視して、己の思うがままに、彼女の大切な所の中に進入した指を思いっきり掻きまわす。
「あ、あああっ!」
刺した指を動かすたびに、こなたのアソコはグチュグチュといやらしい音を立てる。
こなたの喘ぎ声は快楽によるものなんだろうか、それとも嫌悪、恐怖によるものなんだろうか。
私にはもうどっちでも良かった。その喘ぎ声自体が、私の興奮を高めるものになっているからだ。
「こなた!こなたぁぁ!」
愛しい人の名を叫びながら、なおもこなたのアソコを激しく責める。
「ああ、ああああーー!!!!」
叫び声と同時にこなたの体が大きく揺れ、ついに絶頂に達した。


やってしまった……
こなたとの情事が終わり、一番最初に思ったことはそれだった。
正気になって初めて、自分のやった愚かな行為に後悔の念が渦巻く。
「ねぇ、こなた」
素直に謝りたくて、こなたに呼びかける。が、返事がない。
「……怒ってる?」
我ながらバカな質問だと思った。
私は嫌がるこなたの気持ちを無視し、ただ自分の欲望を満たす為に彼女を犯したのだ。これでは怒らない方がオカシイだろう。
……やはり返事はなかった。気になって、彼女の方をふと見てみる。
こなたはまだ裸のままで、息も絶え絶えといった様子で細かい呼吸を繰り返していた。それはお腹の動きでわかる。
そして布団は、こなたの愛液によってところどころ濡れていた。
窓から差す夕焼けの光で、濡れた部分が微かにキラキラ反射する。
その光は、とても幽玄で美しいものなんかじゃなくて、ただ野蛮、粗暴で、醜いものに見えた。
「……出てってよ」
今まで、微かな呼吸を繰り返していただけのこなたが、急に口を開いた。
その言葉は、もし聞こえなくてもおかしくないぐらい小さな声の、許しを与える優しいものとはまるで正反対の、拒絶の言葉だった。
「…………………」
何も言えなかった。
「……出てって!今すぐ!!」
今度は大きく、吐き捨てるかのように言った。
「ごめんね、こなた」
私にはもう、こなたの言う通りにすることしか出来なかった。
効果はまったく期待できない謝罪をし、こなたの部屋を出て、逃げるように泉家を後にした。
さっき部屋から出るときに、ちらりとこなたの顔が見えた。
……泣いてるみたいだった。


 なんとも言えない後味の悪さが、私の心に渦巻いていた。
その心の辛さを、なんとか紛らわせようと、がむしゃらに自転車のペダルを踏んだ。
足の疲れなんて全く気にならなかった。とにかく、ひたすら全力で漕いだ。
行き道での、全身をすっぽり包み込むような、あのキンモクセイのよい香りは、今はもう全くしなかった。





PEACE DREAM(こなた視点)







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  • 続きは焼くみたーい -- 名無しさん (2010-06-11 17:10:10)
  • 続きが待ち遠しい。
    好きなひととより深く交わりたいって思うと、見境がつかなくなるという、
    かがみの気持ちが痛いほど分かる
    -- 名無しさん (2009-01-04 23:36:44)
  • 続編マダカナ?カナ? -- 名無しさん (2009-01-04 19:07:49)
  • むしろかがみが被害者かもね、こなたにも非がある -- yomirin (2008-09-03 22:03:57)

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