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風邪の特効薬?

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だれでも歓迎! 編集
 「リアルで同性に興味ない」なんて言ってたのはいつの事だろう?
 そう、今私はリアルで同性に恋してる
 悩みと言えばこれしかない
 相手はごく身近な妹のような女の子
 いつから好きになってたかなんてわからない
 気づいたら好きになってた
 こんなのはドラマやマンガだけの話かと思ってた
 まぁ世間体を気にするならいけない事なんだろうけど
 好きになっちゃったものはしょうがないよね
 でも向こうはどうなんだろう?
 同性を恋愛対象に見れるのかな?
 私が好きと言ったら、受け入れてくれるかな?
 まぁ受け入れられない事の方が可能性は高いけどね
 でも嫌われたり変な目で見られるのはやだな
 一言聞いてしまえばそれで決着はつく
 でも、今の私にその勇気はない
 だから、この想いは私だけの秘密 


 夏休みのある日の事。
 朝起きると体が異様にだるく、夏だというのに寒気もした。
 風邪かなぁ?なんて思いながらも喉が渇いていたのでとりあえず台所に向かうと、おはようの挨拶をする私を見て、先に起きていたゆーちゃんとお父さんが驚いていた。
 そんなに驚かなくても、と思うんだけどゆーちゃんに部屋に連れ戻され、お父さんの持って来た体温計で体温を測ると何と39℃。よっぽど顔色が悪かったようだ。鏡を見てないからわからなかったよ。
 夕べあまりに暑かったものだから、クーラーを強めにしたまま寝たのが原因だろう。
 そんな訳で今日は家で大人しくしてるよう厳命されてしまった。
 本当ならかがみ達と勉強会をするはずだったんだけど、さすがの私でも今日は無理だ。
 ゆーちゃんに作ってもらったおかゆを少しだけ食べ、薬を飲んでからかがみにメールを送る。
 案の定きついお叱りの言葉をいただいた後、早く治すよう優しい言葉もくれた。

 ゆーちゃんとお父さんの看病と薬のおかげでお昼過ぎには幾らか体調もよくなったものの、まだ動くのは億劫だった。
 そういえば今日はゆーちゃんもみなみちゃんの家で勉強会だったはずだとぼんやりした頭で思い出すと、ちょうど様子を見に来たゆーちゃんに声を掛けた。
「ねぇゆーちゃん。今日は勉強会じゃなかったっけ?」
「そんな場合じゃないでしょ、お姉ちゃん。私よりも自分の心配しようよ。」
 なんて珍しく強めに言われた。普段自分が体調崩すから、それだけ人の事になると一生懸命になるのかな?
「いやいや、朝に比べればだいぶよくなったって。それにお父さんもいるから大丈夫だよ。」
「でも……」
「こんな時くらいはお父さんにも父親らしいことしてもらわないとねー。」
「こなたー、それはいくらなんでもひどいぞ~。お父さん悲しくて泣いちゃうぞ?」
「んふふ~、冗談だってば。でも、こんな時はお父さんの仕事が自宅作業でよかったと思うよ。」
「まぁな。そういう訳だからゆーちゃんは心配しないで……って言っても無理か。まぁこなたの事は俺がちゃんと看ておくから行っておいで。」
「……本当に大丈夫、お姉ちゃん?」
「へーきへーき。その代わりおいしいお土産期待してるからさ。」
「じゃあ……行ってくるけど、ちゃんと寝てること!無茶したらダメだよ?おじさんの言うことちゃんと聞くんだよ?」
「これじゃあどっちがお姉さんかわからないな、こなた?」
「むぅ、確かに。こんなにしっかりしたゆーちゃんは初めて見るね。いつもの歩く萌え要素なゆーちゃんもいいけど、こーいうのも新鮮でいいね。」
「えっと……も、萌え?」
「はっはっは、まぁこれだけ話せるなら大丈夫だろ。ほら、ゆーちゃん。そろそろ時間じゃないのか?」
「あ、本当だ。じゃあ……行ってくるけど、お土産は何がいい?」
「ゆーちゃんに任せるよ。できれば甘いのがいいなー。」
「うん、わかった。えっと……じゃあいい子にしてるんだよ?」
 なんて言って頭を撫でてから部屋を出るゆーちゃん。いつもと違ってお姉さんぶる姿に思わずドキリとする。



 少しして、ゆーちゃんのことを見送ってたお父さんが部屋に戻ってきた。ベットの横に椅子を持って来て座ると、私のことをしばらくじっと見てから口を開いた。
「なぁこなた。何か悩みでもあるのか?」
「へ?……悩み、なんてないよ。まぁ強いて言えば進路くらいかなぁ?私の頭じゃ大学は無理っぽいけどね~。」
 なるべく明るく言うけど多分ばれてると思う。
「本当にそうならいいけどな。もう一つ、ゆーちゃんと何かあったのか?何だかぎこちないと言うかよそよそしいと言うか。ゆーちゃんもそろそろ気づくと思うぞ。」
 ほらね。だってお父さんはずっと私のことを見てくれてるから。普段はああでも、家族の事を本当に大事にしてくれるのを知ってる。
 だから私も思い切って聞いてみる。
「……ねぇお父さん。女の子同士で好きになったらおかしいかな?」
「なるほど、そういう事か。……まぁ世間一般では認められてないが、本人同士が納得してるならいいんじゃないか?周りがどう言ってもお父さんは応援するぞ。」
「そっか……」
「あぁ、俺はこなたの事を信じてるからな。そのこなたが選んだ相手なら間違いないだろ。」
 不意に目頭が熱くなる。見られたくないから背を向けて布団をかぶって、その中から震える声で、
「ありがと、お父さん。」
 と、それだけ告げる。
「何だ。随分と素直じゃないか。」
「んー、なんとなく。」
「まぁ話はそれだけだ。とりあえず寝ておこうな。ゆーちゃんが帰ってきて熱が上がってた、なんていったらまた心配掛けちまうからな。」
「ん、わかった。じゃあおやすみ、お父さん。」
「おぅ、おやすみ。」
 そう言ってお父さんは部屋を出て行った。

 でもお父さん、やっぱり言葉にするのは怖いよ。
 どうしても最悪の結果ばかり考えてしまう。
 熱と睡魔に襲われた頭ではここまでが限界だった。
 そのまま私はゆっくりと眠りに落ちていった。



「…な…ぇちゃん……」
 かすかな声とともに、おでこにあったかい何かが触れた、気がする。
 ぼんやりと目を開けると、そこにはゆーちゃんの姿があった。
 もしかして、今のっておでこにキスされたのかな?
 あれ?確かお出掛けしてたはず……ってことは夢だね、これは。
 夢ならゆーちゃんはここにいても全然変じゃないし、キスもしてくれるんだ。
 でも夢だというならおでこよりも唇の方がいいな。
 それに現実なら言えない事でも、夢の中なら言っちゃっていいよね。
「ゆーちゃん、好きだよ~……」
 そう言って目の前にいるゆーちゃんを抱き寄せて唇を重ねる。
「っ!んっ……んん!」
 あは、びっくりしてる。よぅし、もっと驚かせちゃおう。
 唇を合わせたまま舌をゆーちゃんの口の中へ差し入れて、2人の舌を絡め合わせる。
「んっ?!んんっ!」
 びっくりしたゆーちゃんに舌を噛まれた。割と強めに。
「っ!いたっ!ゆ、ゆーちゃん。舌噛んだら痛いってば!」
「あっ!ご、ごめんね。お姉ちゃん大丈夫?」
 ……痛い?あれぇ?夢って痛くないんじゃ……
 体を起こして時計を見る。お父さんと話をしてから30分も経ってないよ。
「えーっと。なんでゆーちゃんがここにいるのかな?」
「なんでって……お姉ちゃんが甘いものが食べたいって言ったから、ほらこれ。」
 そう言って掲げて見せてくれたのは、よく学校帰りに買ってくるお菓子屋の袋。
「いや、だってみなみちゃんのところに行ったんじゃないの?」
「うん……でもやっぱり心配だったから。今日の集まりは断っちゃった。それに行っても多分勉強なんか手につかなかったしね。」
「……そ、そっか~。ところでゆーちゃん。私何か寝言とか言っちゃったりしなかったかな~?」
「私のことが好きって言ってくれたこと?」
 うぁ~~、やっぱりあれって夢じゃなかったのか~~~!
 頭を抱える私を不思議そうに見つめるゆーちゃんが両手で私のほっぺを挟んで。
 びっくりしてゆーちゃんを見上げると、今度はゆーちゃんに唇を奪われた。
 しかも仕返しとばかりに舌まで入れてきて……今度は私がびっくりする番だった。
 時間にして1分も経ってないのに、随分とそうしていた気がする。
「は、ふぁ……えっと。ゆーちゃん、なにをしちゃってるのかな?」
「何ってさっきの仕返し。と言うかお礼かな。」
 にっこりと、お日様のような笑顔と一緒に抱きしめられた。
「私もお姉ちゃんの事が好きだよ。恋愛感情でね。」
 随分とあっさり言うね、ゆーちゃん……あれ、今『も』って言ったのかな?
「最近ずっと避けられてて寂しかったんだよ?だからずっと看病で一緒にいられると思ったのに、私の事を出掛けさせようとしてたから……ちょっとびっくりさせようと思って。」
 ぺろっと可愛らしく舌を出すゆーちゃん。
 お父さん、ばっちり気づかれてました。しかも私の悩みはどうやら取り越し苦労だったようです。
 いやまぁ嬉しい誤算だから、それはそれでいいんだけど。
 ゆーちゃんは優しく抱きしめたまま、頭を撫でてくれる。
 どっちがお姉さんか本当にわからないや。
「ところでお姉ちゃん?」
「ん?なに、ゆーちゃん?」
「私はお姉ちゃんの事を好きだって言ったよ?」
 そう言って私の目をじっと見つめてくる。
 あぁ、そうか。まだ私は自分の気持ちをちゃんと伝えてなかったっけ。
 ぎゅっと強くゆーちゃんを抱きしめて、
「私もゆーちゃんの事が大好き!」
 飛びっきりの笑顔と一緒に唇にキスをした……



 翌日
「風邪は人にうつすと治るって言うのは本当なんだね~……」
 ここはゆーちゃんの部屋。
 目の前にはおでこに冷えピタをくっつけたゆーちゃんが布団の中からこっちを見つめてる。
 というか睨んでないかね、ゆーちゃん?
「私もマンガの中だけの話だと思ってたよ……ケホッケホッ」
 ご覧の通り私の風邪は一晩寝たら完全に治っていた。
 代わりに今度はゆーちゃんがダウン……
「ねぇお姉ちゃん、またキスしない?」
「ちょっと待って。そんな潤んだ目で言われるとグラッと来るんだけど。って、私にうつす気満々だね、ゆーちゃん?」
 いや本当に、これは反則なくらい破壊力がある。
 まぁキスの代わりに風邪うつされるならいいかなぁなんて思っちゃうが、ここは我慢。
「それでゆーちゃんが治るならいいかなって思うけど。出来れば早く治しちゃって、2人でどっか出掛けたいな~なんて思ってるんだけど。それでもキスしてほしい?」
「ぅ~ん……じゃあ我慢する。」
「素直でよろしい。じゃあ早く治るよう精一杯看病させてもらいますか。何か食べたいものとかある?」
「今はいいよ。でも……」
「でも、なに?」
「……手、ぎゅってしててくれる?」
「それくらいお安い御用ですよ。」
 お望み通りに手を握ってあげながら、ほっぺにちゅっとキス。
 すると安心したのか、穏やかな寝息が聞こえ始める。
 さーて。治ったらどこに行こうか、ゆーちゃん?













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コメント:
  • そうじろうの理解力は正常 -- 名無しさん (2008-04-08 08:12:20)
  • こなゆたは最高ロリ万歳\(^O^)/ -- オレンジ君 (2008-04-02 21:25:51)
  • これは…。


    もっとやれ -- 名無しさん (2008-04-02 17:35:04)
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