朝。
いつものようにベッドから出て来ないつかさを叩き起こし、学校へ向かう。
「うぅ…もう朝ぁ?…まだ眠いよお…」
「あんた昨日は9時に寝てたでしょ!?どれだけ寝れば気が済むのよ…」
家を出てからも半分眠っている状態のつかさを、半ば引きずるような感じで学校へ。
全く、いつまでたってもこの子の眠り癖は直らないわね…。
いつものようにベッドから出て来ないつかさを叩き起こし、学校へ向かう。
「うぅ…もう朝ぁ?…まだ眠いよお…」
「あんた昨日は9時に寝てたでしょ!?どれだけ寝れば気が済むのよ…」
家を出てからも半分眠っている状態のつかさを、半ば引きずるような感じで学校へ。
全く、いつまでたってもこの子の眠り癖は直らないわね…。
「お~~~い、かがみ~ん、つかさ~~~!」
学校の近くの横断歩道。
後ろからこなたの声がしたので振り返る。
「って、こなた!危ないわよ!」
「うおうっ!?」
こちらへ向かっていたこなたの目の前を、車が横切る。
もう少しで当たるとこじゃない…!
学校の近くの横断歩道。
後ろからこなたの声がしたので振り返る。
「って、こなた!危ないわよ!」
「うおうっ!?」
こちらへ向かっていたこなたの目の前を、車が横切る。
もう少しで当たるとこじゃない…!
「いや~、けっこう危なかったね~♪」
「なに人事みたいに言ってるのよ!ちゃんと確認しないとダメじゃない!」
車に対してもそうだけど、危機感の足りないこなたに怒りを覚える。
「うん、ごめん…。でも…」
一呼吸置くこなた。
ちなみにつかさはおろおろとこちらの様子をうかがっている。
「でも、何よ?」
私が尋ねると、こなたは珍しく顔で、
「かがみに早く会いたかったから…。我慢できなかったんだよ」
…なんて言ってきた。
「なに人事みたいに言ってるのよ!ちゃんと確認しないとダメじゃない!」
車に対してもそうだけど、危機感の足りないこなたに怒りを覚える。
「うん、ごめん…。でも…」
一呼吸置くこなた。
ちなみにつかさはおろおろとこちらの様子をうかがっている。
「でも、何よ?」
私が尋ねると、こなたは珍しく顔で、
「かがみに早く会いたかったから…。我慢できなかったんだよ」
…なんて言ってきた。
「な、なななな何言ってんのよ、あんたは!」
「かがみん真っ赤~♪な~に、かがみは私の嫁なんだから、照れるな照れるな♪」
よしよし、と私の頭を撫でようとするこなた。
「か、からかうなーーーーーーーーっ!」
「からかってなんかないよ~♪お…そろそろ始業だ、急がねば!」
耐え切れなくなって叫んだ私から、するりと抜け出して走り出すこなた。
「かがみん真っ赤~♪な~に、かがみは私の嫁なんだから、照れるな照れるな♪」
よしよし、と私の頭を撫でようとするこなた。
「か、からかうなーーーーーーーーっ!」
「からかってなんかないよ~♪お…そろそろ始業だ、急がねば!」
耐え切れなくなって叫んだ私から、するりと抜け出して走り出すこなた。
授業中。
まったく、朝は散々だったわ…。
あの後、教室に入ってからも一部始終を見ていたらしい日下部達にからかわれてしまった。
やれ「柊とちびっ子は本当に仲がいい」だの、「ただの友達には見えない」だの、「まるで恋人同士みたいだった」だの…。
私とこなたはそんなんじゃないわよ!
まったく、朝は散々だったわ…。
あの後、教室に入ってからも一部始終を見ていたらしい日下部達にからかわれてしまった。
やれ「柊とちびっ子は本当に仲がいい」だの、「ただの友達には見えない」だの、「まるで恋人同士みたいだった」だの…。
私とこなたはそんなんじゃないわよ!
…そ、そりゃまあ、こなたのことは嫌いじゃないわよ?
むしろ好きだけど、ええっと、れ、恋愛対象としてじゃなくって、友達としてっていうか、その…。
「柊ー?」
た、たしかにこなたは可愛いし、一緒にいるとたのしいけど…。
「おーい、聞こえとるかー?」
あ~~~、もう!なんで私がこんなことで悩まなきゃ…って、呼ばれてる!?
「は、はいっ!きゃっ!?」
「うおっ、びっくりした~。突然立ち上がんなや」
むしろ好きだけど、ええっと、れ、恋愛対象としてじゃなくって、友達としてっていうか、その…。
「柊ー?」
た、たしかにこなたは可愛いし、一緒にいるとたのしいけど…。
「おーい、聞こえとるかー?」
あ~~~、もう!なんで私がこんなことで悩まなきゃ…って、呼ばれてる!?
「は、はいっ!きゃっ!?」
「うおっ、びっくりした~。突然立ち上がんなや」
慌てて立ち上がると、すぐ目の前に黒井先生がいた。
「まったく、授業中に赤くなったり、独り言言ったり、急に立ち上がったり…。忙しい奴やなあ…」
「うっ…、すいません」
「ちゃんと授業に集中せえよ。ほな、次いくでー」
周りのクスクス笑いにより、さらに顔が赤くなるのを自覚しながら席につく。
これもこなたのせいなんだからね!
…とか考えるからツンデレって言われるのよね…。
そんなことを考えていると、それまでのことがどうでもよくなってしまった。
「まったく、授業中に赤くなったり、独り言言ったり、急に立ち上がったり…。忙しい奴やなあ…」
「うっ…、すいません」
「ちゃんと授業に集中せえよ。ほな、次いくでー」
周りのクスクス笑いにより、さらに顔が赤くなるのを自覚しながら席につく。
これもこなたのせいなんだからね!
…とか考えるからツンデレって言われるのよね…。
そんなことを考えていると、それまでのことがどうでもよくなってしまった。
いつも通りの光景。
でも、こういう時間がとても貴重で、なにより大切だと最近私は気づき始めた。
「あれあれ~?かがみ、どうしたの?なんかすっごい機嫌よさそうだね」
いつの間にか私は笑顔になっていたらしい。
こなたが不思議そうにこちらを見ている。
でも、こういう時間がとても貴重で、なにより大切だと最近私は気づき始めた。
「あれあれ~?かがみ、どうしたの?なんかすっごい機嫌よさそうだね」
いつの間にか私は笑顔になっていたらしい。
こなたが不思議そうにこちらを見ている。
「ふふっ、別に何でもないわよ♪」
「ええっ?何でもないってことはないでしょ?」
「本当だって。…そうね、しいて言うなら…」
今は本当に機嫌がいい。
「…こなたが可愛いって気づいた…かな?」
「ふええっ!?」
普段言えない言葉も、すんなりと言えたしね…。
「ええっ?何でもないってことはないでしょ?」
「本当だって。…そうね、しいて言うなら…」
今は本当に機嫌がいい。
「…こなたが可愛いって気づいた…かな?」
「ふええっ!?」
普段言えない言葉も、すんなりと言えたしね…。
「か、かがみんにからかわれた!?」
「からかってなんかないわよ?ほ~れ、よしよし♪」
「う、うう~~~~~~~」
「あはは、こなちゃん顔真っ赤~♪」
「本当にお二人は仲がよろしいんですね♪」
三人でこなたをからかう。
たまにはこういうのもいいわね…。
「からかってなんかないわよ?ほ~れ、よしよし♪」
「う、うう~~~~~~~」
「あはは、こなちゃん顔真っ赤~♪」
「本当にお二人は仲がよろしいんですね♪」
三人でこなたをからかう。
たまにはこういうのもいいわね…。
「か~がみん、帰ろっ!」
放課後。
私のクラスにこなたが飛び込んでくる。
迎えに来てくれたんだと思うと、なんだかすごく嬉しい。
「つかさとみゆきは?」
「二人で買い物だって~。これはあれかな、みゆつかルートに入ってるのかな?」
「はいはい、帰るわよ~」
目をきらきらさせるこなたをたしなめ、一緒に教室を出た。
放課後。
私のクラスにこなたが飛び込んでくる。
迎えに来てくれたんだと思うと、なんだかすごく嬉しい。
「つかさとみゆきは?」
「二人で買い物だって~。これはあれかな、みゆつかルートに入ってるのかな?」
「はいはい、帰るわよ~」
目をきらきらさせるこなたをたしなめ、一緒に教室を出た。
「………」
「………」
二人で並んで、静かに歩く。
さっきまでは騒がしく喋っていたけど、いつの間にか会話が減っていった。
でも、居心地が悪いわけではない。
むしろ、心地よささえ感じる、そんな沈黙。
「………」
二人で並んで、静かに歩く。
さっきまでは騒がしく喋っていたけど、いつの間にか会話が減っていった。
でも、居心地が悪いわけではない。
むしろ、心地よささえ感じる、そんな沈黙。
「ねえ、かがみん…」
「ん…?」
こなたが沈黙を破り、私はそれに答える。
「手、つながない?」
「ええっ!?い、いきなり何言い出すのよ、あんたは…」
いきなりの申し出に驚いて、こなたの顔を覗き込む。
昼休みの仕返しでからかってるんじゃ?と思ったけど、こなたはいたって真面目な様子だった。
「ん…?」
こなたが沈黙を破り、私はそれに答える。
「手、つながない?」
「ええっ!?い、いきなり何言い出すのよ、あんたは…」
いきなりの申し出に驚いて、こなたの顔を覗き込む。
昼休みの仕返しでからかってるんじゃ?と思ったけど、こなたはいたって真面目な様子だった。
「な、なんで手をつなぐの?」
またまた顔を赤くしていることを自覚しつつ、こなたに尋ねる。
「私がかがみと手をつなぎたいから…、じゃあ駄目?」
こなたはいつものニマニマした笑顔ではなく、本当に可愛らしく微笑んだ。
またまた顔を赤くしていることを自覚しつつ、こなたに尋ねる。
「私がかがみと手をつなぎたいから…、じゃあ駄目?」
こなたはいつものニマニマした笑顔ではなく、本当に可愛らしく微笑んだ。
「しょ、しょうがないわね。つないであげるわよ」
そう言って、ほんのりと温かいこなたの手をつかむ。
「ふふっ、かがみんはツンデレだなあ~♪」
「うるさい!…さ、帰るわよ」
「うんっ!」
そう言って、ほんのりと温かいこなたの手をつかむ。
「ふふっ、かがみんはツンデレだなあ~♪」
「うるさい!…さ、帰るわよ」
「うんっ!」
こなたと手をつないで、ゆっくりと歩く。
多分私の顔は真っ赤だろう。
隣を歩くこなたもうっすらと頬を染めているのだから。
こんな日が、ずっと続くといいな…。
私とこなたは、しばらくの間手を離さなかった。
多分私の顔は真っ赤だろう。
隣を歩くこなたもうっすらと頬を染めているのだから。
こんな日が、ずっと続くといいな…。
私とこなたは、しばらくの間手を離さなかった。
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- GJ!!(≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-04-16 21:09:14)
- 癒された!GJ! -- 名無しさん (2009-10-04 11:08:14)
- GJ!貴方の「うにゃあああああっ!」が好きだけど、ほのぼのもなかなかいい。 -- 名無しさん (2008-06-09 22:51:24)
- たまにはこういうのも良いですね。 -- 名無しさん (2008-06-03 23:50:27)