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こなたさんの夏

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夏です。真っ盛りです。

「夏だ!海だ!」
「ライオンだー♪」
俺の叫びに呼応した隣からのボケに対し、荷物のビーチパラソルで頭を軽く叩いて突っ込みを入れてやった。
「サファリパークじゃないだろ、ここは海だろ?」
「あはは、ごめんごめん。思わずつい、ネ」
まったく、と隣にいた女性……というよりは少女に近いか?……の方を向き、ジト目で睨んでやった。
「海なんて高校の時以来でさ。ちょっと舞い上がっちゃった」
「気持ちはわかるが……はしゃぎすぎるとほんとに子供みたいなんだな、泉って」
俺の台詞を聞き、隣の少女……泉こなたはむう、と膨れてしまった。

彼女とは高校時代のバイトで知り合い、割と気質も近いせいか簡単に友情を深める事が出来た。
そして、俺が大学に上がった頃……つまり、ごく最近。俺達は友達以上の関係になってしまったのだ。
ちなみに、話を切り出したのはこなたから。『何で私を攻略してくれないの?』という間抜けな台詞ではあったが。
しかし、実際の所はほとんどがこなたの自爆(当然、俺自身にもその気があったが)で、それを慰める形で結ばれた。
……その時に一瞬見えた『計画通り』と顔に書かれた笑みは俺の気のせいという事にしておきたい。

近くの民宿で部屋を取り、邪魔な荷物をそこに置いておく事に。……いえ、別に一晩泊まってどうこう、とかいうつもりではありませんヨ?
「ふぃー。これででかい荷物はパラソルとシートだけか」
「さてと、私の方も準備おっけーだよ?」
「まさかここから水着を着て行くとかガキみたいなこ……ぶほぅっ!?」
振り向きながらの俺の台詞は、こなたの格好を見た瞬間に噴出に変わった。

うん。俺の言った事はまんま俺の予測していた事ですよ。というか実際にやってるし。

確かにこなたは水着を今から着ていた。これは予想の範疇だ。……しかし。
「泉、お前って……俺の予想の斜め上を行ってくれる奴だな……」
紺一色。そして微妙にレアなスカート型、俗称旧式。……いや、普通海に行くってのにスクール水着とか着る奴いるか?ここにいるか。
「高校の時にもこれを着たらかがみにいろいろ突っ込まれたよ。『その歳でスクール水着はないだろ』とか」
「柊ちゃんの言う事は正しいと思うぞ。……泉、お前は歳いくつだ?」
「……もうっ、女の子に年齢なんて聞かないにょわっ、ひょっ、いひゃいいひゃい!」
当然の反応とはいえ、誤魔化しにかかったこなたの頬をつまみ、みょーんと伸ばす。
「俺は、真面目に、聞いてるんだぞ?……お前の歳は何歳だ?」
「え、えっと……19歳……」
「うん。で、ここに書かれてるのは?」
こなたのスクール水着、その胸元に輝く白いゼッケンを指差し、俺は言い放った。それにこなたはとぼけた顔で返す。
「え、『 6-3 泉 』だけど?」

「お前どれだけ成長してないんだよっ!?絶対小学校ん時の水着だろコレ!」

つまり、七年間ずっと成長してないって事じゃないか。
「で、でも。コレでも結構きついんだよ。高校の時はすんなり着られたけど、ちょっと苦しいんだよ。旧式って意外に生地が伸びないんだよ?」
「力説されても困るわっ!それと最後関係ないだろ!」
訳のわからん説明を始めるこなたに大きくため息をつき、ふと呟いた。
「しまいにゃゼッケンを『平井ゆかり』とか『すふぃ』とかに張り替えてやろうか?もちろんすふぃのすは逆に書いて」
「……ふーん?やっぱりなんだかんだ言ってこの格好に萌えてるわけじゃん?」
その台詞を聞いてこなたの方を見れば、悪戯を考える時のニマニマとしたいやらしい笑顔があった。
くそ、しまった。今の呟きを聞かれたか。俺が後悔するよりも早くこなたが俺の身体に抱きついてきた。
「ほらほらー、合法ロリっ子のスク水だよー?すーりすーり」
「こ、こら!やめろ泉っ!」
ビジュアル的イメージに加えて、少女の感触が俺の身体に与えられる事によりさらに強烈な物になっていく。
「やっぱり君はロリコンなんだねー。さっきの話も全員子供体型なキャラばっかりじゃーん」
「お、お前の体型に合わせただけだ!それに俺は断じてロリコンでは……」
「……あれー?私と初めてした時に萎えるどころかむしろギンギンに硬くしてたのはどこの誰だっけー?」
「ぐほっ」
「それに、今も結構硬くなってるよねー?」
「うぐふっ」
身長差で俺の胸の辺りに頭頂部が来るのだが、そのせいでふわりとこなたの髪からシャンプーの香りが漂い、俺の鼻に入る。
「……あれあれー?また硬くなったよー?」
「た、頼む。これ以上は俺の理性が持たんから早く離れてくれ。……海水以外の物で濡らす訳にはいかんだろ?」
もはや虫の息の理性に活を入れつつ、こなたに懇願した。
「まあ、そうだよネ。今日は海に来てるわけだから泳ぐ前に濡らしちゃうのもねー」
ようやくこなたが離れてくれた。……内心ほっとしつつもっと味わいたいとも思ってしまったり。
「……俺も着替えてから行くか」
この収まりのつかない息子君を晒すわけにも行かず、こなたに部屋から出て行ってもらってさっさと着替えを済ませる事にした。

         ***   ***

時期的には海開きの直後だけに、人も多い。
「イモ洗いって程じゃないのが幸いか……」
ハーフパンツタイプの水着を着た俺が呟く。……タイミング的には悪い方だと思うが。
「でも、結構人が多いよね?……こんなんで楽しめるのかな」
あのスクール水着の上に俺のパーカーを羽織っているこなたが横で呟いた。……何故こなたが上着を着ているかというと、単に俺の嫉妬心だ。
こなたのスク水姿を見れるのは俺だけでいいんだよ、と声を大にして言いたい。その瞬間に捕まるかもしれないけれど。
適当な所に開いたパラソルを刺し、自軍の陣地を設営……もとい、場所を確保する。
「ちょっと飲み物でも買ってくる。待ってろよ?」
「んー」
シートの上に座ってPSP(俺の所有物)で遊び出すこなたに声をかけ、飲み物を買いに行った。
近くに自販機はなく、仕方なしに海の家にて買うことに。……物価が高いんだよな、海の家って。
「……いやちょっと待て」
海の家に着き、ソフトドリンクの品揃えを見た瞬間。思わず某ツンデレ親父のように『ここの責任者はどこだぁっ!』と叫びたくなった。

あのね。普通に考えてね。ルートビアとかドクペとか亜細亜液(アジア方面の不味いジュース)を揃えてるとかね。どんだけ~。

ここの人とはいろんな意味で話が合いそうだが、そんな事をしている場合じゃない。こなたが待っているのだ。
「すいません……ルートビア二つ」
おk、落ち着け俺。ネタに走るな。……しかし、注文を変更する前に店員のおばさん(CV:くじら)があの物体を持ってきてしまった。
『あんたも好き者ねぇ』という冷ややかな視線と共に。
仕方ない。飲むとするか。缶で渡された片方のプルタブを空け、一口。

わーい、サロンパスの刑だー。

「あー、相変わらず酷い味だな……」
ドクターペッパーは飲めるようになったが、コレはどうも慣れない。(主にサロンパス臭)
こなたに『すまん』と心の中で謝りつつ、彼女の待つ場所へ戻る。……と。そこにはこなたの他に、もう一人見知らぬ男がいた。
「ねえ、ちょっと遊びに行かない?」
「……ここで待ってる人がいるんです」
ナンパ、か?あんな幼児体型を誘うなんて特殊な……
「いや、特殊だから誘っているのか」
近づくにつれて、なんとなくわかった気がする。男の方は息が荒い。興奮気味だ。……それにしてもこの男、襲う気満々である。
やっぱり、こなたの周りにはそういう性癖の人間しか集まらないんだろうか……事実を見せられ、悲しくなってしまった。
「あ、お兄ちゃんっ!」
……その台詞の後に身体に何かがぶつかる感触。え?こなた?今俺の事をお兄ちゃんって……
(そういう事にしといて)
ぽそぽそ、とこなたが俺にだけ聞こえる声で小さく呟く。……あ、そういう事ね。
(了解、わかったよ)
「……どうしたんだ、こなた」
実の妹を名字で呼ぶはずはない。すぐに名前で呼ぶように思考を切り替えた。
「あのね、あの人がね……」
そう言ってこなたは男の方を指差す。指された男はあたふたと慌てていた。
「あの、うちの妹になにか?」
「あ、いえ、その、あの……ちょ、ちょっとお話でもしようかなー、と」
「嘘だよぉ!あの人、すっごい怖い目で私の事見てたもん!」
さらに男は慌てる。……うーん、面白い。
「そ、それは言いがかりですよ!僕はですね……」
魂胆が見え見えなんだよ、ロリコン野郎。その台詞を言いかけたがぐっと飲み込む。……人の事言えないし、俺も。
ついでに言うと、ちょっと面白い事を思いついたからだ。男の言い訳をBGMに、こなたに小声で話しかける。
(泉)
(何?)
(いい事思いついた。お前――)
その内容を聞き、こなたは驚愕の表情を見せる。
(ええっ!?私がっ!?)
(ああ、面白いと思うが?)
(君は面白いと思うけど……)
こなたは俺の案に渋い表情を見せる。……まあ、この案を考えた俺だって頼むのはどうかと思うがな。
(いいだろ。後でちゃんと汚れを洗い流すように愛してやるから。頼むよ)
(……わかったよ。そのかわり、やばくなったら止めてよね)
(もちろん。泉に危険な真似は絶対させないからな)
そこで会話を切り上げ、弁明を途中で切り上げて逃げようとした男に声をかけた。
「おい」
「ひぃっ!?なななななんですか!?」
「いいから、こっちに来てくれ」
びくびくしながらも男は俺の近くにやってきた。
「うちの妹に、何をしようとしたんだ?」
「な、なな、何もするわけが……」
「おや、てっきり『そういう事』でもするのかと思ったが。……こなた」
「何、お兄ちゃん?」
「……命令だ、この男に奉仕しろ」
なるべく冷たく、こなたに言い放ってやる。その言葉にこなたはブルリと震え、
「えっ……?」
と小さな声で返した。
「わかってるだろ?兄の命令は絶対だ。……もう一度言う。この男を悦ばせてやれ」
「…………は、はい。お兄ちゃん……」
おずおずと男の前に移動して、膝立ちになる。
「えっ?えっ?」
「……あんた、本当はこういうのを望んでいたんだろう?」
「い、いや、そんな……」
声は戸惑っているが、顔がにやけているぞ?……俺は内心で舌打ちをした。
「し、失礼します……」
こなたはそう言って、男の股間をやわやわと揉み始めた。
「うく……っ」
ついに男の顔は完全に笑ってしまっていた。その目は『この鬼畜め』と楽しそうに言っている。つい、男の目から視線を逸らしてしまった。

これから起こる惨劇を、直視しないために。

「蓬莱ニート」
俺は呟く。破滅の言葉を。
「回るボイン」
後数秒。その時間さえ我慢すればこの苦痛から開放される。
「見るボイン」
握った拳も、噛み締めた唇も楽になれる。

さあ、スイッチを押してやろう。この男の破滅のスイッチを。
息を大きく吸い、俺とこなたは叫んだ。

『紅丸コレダァァァァッ!』

その直後、何かが潰れるような音と共に男の絶叫が響いた。……くっ、音を聞くだけでも痛い……

――ちなみに、その時の状況をある人はこう答えた。
「いや、酷い音がしました。ぐちゃ、とか、ぶちゅ、とか。そんな生々しい音が。
 それにしても、あの時はもう他に考えることなく、ただこの一つの思いだけでしたね。『金の玉って、わりと簡単に潰れるんだ……』と」

         ***   ***

「うー、変な感触がまだ残ってるよぅ」
「すまん。……まさか完全に潰れるとは思わなかったから、な」
あの後、逃げるようにその場を後にして。最初の場所からかなり離れた所でもう一度場所を確保した後。
こなたの持ってきた浮き輪で浮かびながら、そんな会話をしていた。

とりあえず詳しく説明をしよう。
あの時、俺がこなたに話した案。それは『ロリコン殺し』と名づけた作戦だ。
こなたは『どう見ても小・中学生です。本当に(ry』なので、それを利用して油断させつつロリコン野郎の金の玉を握り絞める作戦。
……というかさ、あんな『兄が妹を性奴隷に調教している』なんてsnegなシチュに突っ込まないとは、よほど飢えてたんだな。
しかし、誤算が一つだけあった。……こなたの握力だ。

元々身体能力の高いこなただが、握力は女子平均どころか男子平均も僅かにだが上回っている。

そんな力の持ち主が全力で金の玉を握り締めたのだ。……間違いなく潰れるだろう。
というか音からして完膚なきまでに潰れたね、アレは。……ま、ロリっ子に玉を潰されるのも本望だろう。

むすっとしたままのこなたの頭の上に手を乗せ、撫でてやる。
「でもよくやったよ。あれで性犯罪者は一人減ったわけだし」
「ばーか……」
子供扱いされたのが気に食わないのか、それともあの作戦自体が嫌だったのか、拗ねたままのこなた。
「民宿で俺に抱きついてきた罰だ。……アレで済んだんだからありがたいと思えよ?」
そう言ってやると、今まで浮き輪の中に入っていたこなたが突然潜り、浮き輪の外に出てきた。そして、俺の横にくっつき……
「えい」
「うはっ!?」
股間を鷲掴みにされた。……ちょっと待て?こなたさん、それはちょっとまずいのでは?
「口直しならぬ手直し、させてくれるよね?」
もにもにと動かすこなたの手がいつ俺の玉を潰してしまうか心配でならない。だからすぐに答えた。
「も、もちろんだとも」
「……かわりに、私のを触っていいから」
「い、いや。遠慮しておくよ……誰に見られるかわからないし」
それこそ通報されかねない。しかしこなたはそれに納得が行かなかったらしく、手直し中の自分の手で俺の片腕を掴み……
「お、おい!」
それを無理矢理こなた自身の股間に持っていった。
「触ってみて」
促され、こなたの大事な所に触れてみる。……おや?
「……ちょっとヌルッとした?って、お前、いつから……?」
「君に抱きついた時、だよ。どうも繋がってた時の事を思い出しちゃってね。……ついでに言うと、握り潰す作戦を聞いた時にも、ちょっとだけ。私ってMの気でもあるのかな?」
いつもと違う、恥じらいの含んだ笑顔。……理性の糸が切れそうになってしまうが、何とか持ちこたえた。

「お願い……ちょっと火がついちゃったみたいなんだ。ここで直に触ってよ。私のあそこ……」

その抵抗もむなしく、こなたの台詞によってかっ飛んだ訳だが。早速水着の股布をずらし、直に触れてやった。
「あ、うぅ……きた、よぉ……」
明らかに海水とは違う液体が俺の指先に触れる。……こんな所で濡らすなんて、悪い子だ。
「泉、お前も変態だよな?こんな海の中で触られて感じてるなんて、なぁ」
「だ、だって……君の指、だからだよぉ……大好きな君が、触ってくれるから、なんだよ……」
「……恥ずかしい台詞はやめろ」
思わずこなたから目を逸らしてしまった。手直しの方も再開したらしく、ちょっと血液の集まってしまった俺の息子君にこなたの手が触れる。
「恥ずかしい台詞っていうか……興奮しちゃうせり、にゃっ!?」
減らず口を止めるために、強めに擦ってやる。ぴく、と小さく震えて可愛い声をあげてくれた。
「お前なぁ、少しは状況って物を……」
「君だって同じじゃん……。こんなに硬くしちゃってさ。そんなに私の中に入りたいのかな?かな?」
「……後で覚えてろ」
さすがの俺でも青姦の趣味はまだない。こんな所で繋がるわけには行かないだろう。その変わりといっては何だが……
「ひにゃぁっ」
俺の指を中に入れてやった。もう一度震え、声をあげるこなた。
「ね、ねえ。これって、ちょっとまずく……やんっ、まっ、ふあぁ」
「誘ったのはお前だろ?……それに、Mっ気を試すいい機会じゃないか。こんな人ごみの中で中をかき回されて、気持ちいいのかそうじゃないのか、試してみようぜ?」
「……あ……」
こなたの中に入った二本の指が動き、彼女に甘い刺激をもたらしていく。
「……頭が……フットーしそうだよぉ……」
「って、そっちに行くんかいっ!」
またもや発動するこなたのネタ発言に思わず突っ込みを入れてしまった。が……
「違う、っよぉ……本当に気持ち、よすぎるんだもん……っ。ねぇ……もっとぉ……」
こなた本人は本気の発言だったらしく、なんともおいしそうな顔――上気した頬、潤んだ瞳――で、俺に切ない声で懇願する。

……ふと我に返ると、ここは海の真っ只中だった。さすがにここで繋がるのはまずいだろう……

辺りを見回し、どこか近くにいいポイントがないかを探す。こういう場合は岩場に隠れてとかがセオリーなんだろうが……
「むう……とりあえず民宿に戻るか?」
そういう所も見当たらないし、仕方がないので一旦宿の方に戻る事に……したのだが。
「……がまん、出来ないのぉ……」
「そ、そう言われても、なぁ。こんな所じゃ一発でバレるだろ、っておい!」
俺が喋っている間にもそもそ、と俺の息子を水着から取り出し始めたこなたを止める。
「大丈夫、大丈夫。浮き輪に入ってごまかしちゃえば……」
確かに、この浮き輪は結構大きい。俺たち二人分が入る余裕はあるはずだが……
そう考える間にも、こなたは俺の身体に密着し、浮き輪をこちらに倒して真ん中の穴に俺たちの身体を無理矢理通す。
「……えへ、密着してるね」
こなたの体温で温められたスク水の感触が肌に直に伝わってくる。そのまま自分から俺の息子を挿入してしまった。
「ん、う、にゃぁ……は、あぁん……っ!」
海水のやや生ぬるい冷たさから突然こなたの中の圧迫された熱さを感じ、俺のモノが喜びに震える。
こ、こんな所でこなたと繋がってる……それを考えただけで頭が……いや、二番煎じはやめておこう。
きゅん、きゅん、と一定の間隔で締めてくる感触を味わいながら、呆けた顔のこなたに声をかける。
「おい、泉?……なんか、ボーっとしてるみたいだけど……」
「……ふぇ?あ、ごめん……ちょっと……」
目に光のない状態だったこなただが、俺の声にようやっと、といった様子で俺に反応を返した。
「強烈なのが来ちゃって……意識、無くしてたよ」
力のない笑みで答えるこなたの顔を見て、ついに予測していた事態が起こってしまった。……俺の本能が、暴走してしまったのだ。
「ひゃあぁっ!?ちょ、ちょっとぉ!?」
浮き輪に引っ掛けていた腕の片方を浮き輪の中に通し、こなたの腰に当てて一気に動かした。
「とりあえず文句を言わせて貰う。……泉、今の顔とかいろいろ反則過ぎるだろ」
「うあぁ、んふっ、そんっ、なこと、いってもぉ……」
ぬる、ぬる、とこなたの中に出たり入ったりする俺の肉棒。……水中の状態を見れば子供とヤッてるイカレ野郎にしか見えないだろう。
「……というか、締め付けも強いしやたら痙攣してるし……まさか、何度もイッてるのか?」
「うんっ、ふあ、そ、そんなこと……くうぅっ」
いや、説得力がないぞ?もう『らめえぇぇぇ、こなたま○こ気持ち良すぎてバカになっひゃうのぉぉぉぉ!』と叫ばんばかりの顔をしているくせに。
「みさくら自重……って、俺も自重だ」
馬鹿な事を考えてしまう自分の頭を恨めしく思う。……こんなにも、こなたは俺を欲しがっていると言うのに。
どうやら俺自身もこの状況で相当興奮しているらしく、限界はすぐに訪れた。……この時にはもう、周りはほとんど見えなくなっていた。
「泉、泉ぃっ」
浮き輪を持っていた方の手で、こなたの顔をこちらに引き寄せ……食らいつくように唇を合わせた。
「んっ……!んむぅ……う、あ……」
そのまま唇をむさぼり、その状態で……こなたの中に精を放ってやった。
「っ、んん――――っ!!」
熱い物の流れ込む感触に、こなたはビクビクと体を震わせて答える。……残りを搾り出すように、こなたの中が今までで一番の締め付けを俺の肉棒にくれた。
しばらくは絶頂の余韻を味わっていたが、先に俺がここが何処なのかを思い出し、唇を離した。
「……っあ」
まだ物欲しげにこなたが見つめるが、二度目の口付けは出来ない。こなたの中から俺の肉棒を抜き、ずらした股布を戻してやる。
「とりあえず、民宿に戻るぞ」
一秒でも早くここを去りたい。水着の中に俺のモノをしまい、砂浜のほうに泳ぎだした。

         ***   ***

「ああもう、何をやってるんだ俺は……」
いまさら後悔してももう遅い。誰かに見つかっていても見て見ぬ振りをしてくれている事を祈るのみだ。
「ご、ごめん……私が誘ったからだよね……」
急いで荷物をまとめ、民宿に帰る最中。俺の呟きを聞いたのか、こなたが謝ってきた。
「いや、あれはあんな往来の場で理性をぶっ飛ばした俺が悪い。……もし俺が捕まっても、気にしないでくれ」
「君は悪くないよ。私が君の理性を飛ばして、さらに自分から……」
と、そこまで言ってこなたは真っ赤になってしまった。……どうやら、こなた自身も理性の箍が外れていたようだ。

……気まずい。お互いに気まずい。

と、こんな時にこなたがぶるりと震える。寒いのか、と聞くと、首を振って……
「君の精液が、こぼれてきちゃって……」
「ぶッ!?」
先程とは別の意味の爆弾発言を放った。
「よく野外エッチ系の漫画であるよね、こういうラストシーン。中に出されたのが太ももを伝っていったりとかさ」
「そ、そんな会話してる場合じゃないだろ!?こぼれたって、まさか本当に垂れて来てないよな!?」
「あ、残念。ちょっと水着の中からあふれてきてるヨ。ほら」
ちらりと見せられた太ももの内側には、確かに海水とは違う液体が一筋流れていた。……これは非常にまずい!
「見せるな!とっとと洗い流すぞ!」
「え、あ、そんなー。せめて記念写真を」
「撮らんでいい!そんな記念いらんわ!黒歴史だ黒歴史!」
こなたの腕をつかみ、走って民宿にまで戻る事にした。……まったく、さっきので反省したんじゃないのか?


※作中注釈

本編中にて『紅丸コレダー』と絶叫するシーンがありますが、実際に元ネタになったのは某同人誌の『おっぱいコレダー』です。
攻撃方法としては『おっぱい~』の方が正しいのですが、ネタの流れ上『紅丸~』になりました。 


















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  • 現場に居合わせた人「あ、ありのまま・・・今起こった事を話すぜ・・・
    『スク水ロリ娘がキモヲタのチ○コを握ってたと思ったら
    いきなりタマが崩壊しやがったんだ!!』
    な、何を言ってるのかわからねぇと思うが・・・
    俺も何が起きたのかわからなかった・・・
    頭がどうにかなりそうだった・・・
    やばいとか怖いとかそんなチャチなレベルじゃ断じてねぇ!
    もっと恐ろしい物の方鱗を味わったぜ・・・」 -- 名無しさん (2010-07-02 15:53:37)
  • こなたがかなりエロくなっていてよかった。GJ! -- 名無しさん (2010-06-13 22:38:49)
  • GJ! -- 名無しさん (2009-06-10 13:55:56)
  • マッハコレダーの再来とばかり・・・ -- 名無しさん (2008-09-22 23:25:49)
  • 甘いロリにはトゲがある。 -- 名無しさん (2008-08-17 11:10:34)
  • GJ! -- 名無しさん (2008-08-17 06:28:32)

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