こなたがかがみに告白して、二人が恋人として付き合い始めてから、一ヵ月が経った。
…とはいっても、もともと仲の良かった二人は、普段とそれほど変わりのない様子で日常を送っている。
ただ、二人きりになった時、二人が恋人として強く意識し始めた時に、いつもとは違う雰囲気を纏うのである。
今、かがみはこなたの部屋に遊びに来ている。最初はただじゃれ合っていた二人だが、一人が意識し出すと、もう一人も意識してしまうことになる。
「かがみ…」
「何よ?」
「何で…そんなに私に抱きつこうとするのさ…」
こなたは、背中からかがみに抱きしめられていた。抱きしめるかがみの手をそっと握っているのだが、いつもの眠そうな目のまま、困ったような表情で笑っている。
「何よ?」
「何で…そんなに私に抱きつこうとするのさ…」
こなたは、背中からかがみに抱きしめられていた。抱きしめるかがみの手をそっと握っているのだが、いつもの眠そうな目のまま、困ったような表情で笑っている。
「いいじゃない、恋人なんでしょ?私たち」
「そうだけどさ…」
「もしかして恥ずかしいの?」
「……………うん…ちょっと…」
「そうだけどさ…」
「もしかして恥ずかしいの?」
「……………うん…ちょっと…」
かがみは、ふふっ、と笑ってこなたをぎゅっと抱きしめ直した。
「こなたってさ、ちっちゃくて可愛いから、なんだか抱きたくなっちゃうのよね、つい」
「…」
「…」
「…子供じゃないもん」
「だーれが子供っつった~?」
かがみは、笑いながらこなたの頭をくしゃくしゃと撫でる。
「うー」
こなたは、なでられることを恥じらうように、うなっている。
「こなたってさ、ちっちゃくて可愛いから、なんだか抱きたくなっちゃうのよね、つい」
「…」
「…」
「…子供じゃないもん」
「だーれが子供っつった~?」
かがみは、笑いながらこなたの頭をくしゃくしゃと撫でる。
「うー」
こなたは、なでられることを恥じらうように、うなっている。
「…ねえ、かがみ」
「ん?」
「私たち告白してから、一ヵ月経つけどさ、まだ…キス、してないよね…」
「…早く、したい?」
「ううん…そういうわけじゃないんだけど…まだなのかなって……」
「そっか…」
「…」
「…」
「ん?」
「私たち告白してから、一ヵ月経つけどさ、まだ…キス、してないよね…」
「…早く、したい?」
「ううん…そういうわけじゃないんだけど…まだなのかなって……」
「そっか…」
「…」
「…」
「…しちゃおっか」
「え?」
「…キス」
「…か、かがみがしたいって言うんなら…別にいいよ」
「あんたから聞いてきたくせに」
「わ、私は別に…」
「うふふっ、素直になりなさいよ、こなたぁ」
「…私は別にいいもん!」
「…」
「え?」
「…キス」
「…か、かがみがしたいって言うんなら…別にいいよ」
「あんたから聞いてきたくせに」
「わ、私は別に…」
「うふふっ、素直になりなさいよ、こなたぁ」
「…私は別にいいもん!」
「…」
「…本当かぁ?」
かがみは、こなたの体をぐいっと引いて自分の正面に向かせ、こなたのほっぺを手に当てて、顔のすぐ前まで寄せて、優しく見つめた。
「……!」
かがみは、こなたの体をぐいっと引いて自分の正面に向かせ、こなたのほっぺを手に当てて、顔のすぐ前まで寄せて、優しく見つめた。
「……!」
びっくりしたように、目の前のかがみの顔を見つめるこなた。
すぐ目の前に顔があるので、視線をそらすこともできない。
すぐ目の前に顔があるので、視線をそらすこともできない。
こなたの胸が激しく脈を打つ。
かがみはずっと優しい目で見つめ続けている。顔を抑えられて、かがみのことを見つめ続けるしかないこなたの顔がみるみる赤くなっていく。
「かがみ……恥ずかしいよぉ……」
「かがみ……恥ずかしいよぉ……」
「ふふ…ずいぶん緊張しちゃって…かわいい」
「だ…だって、こんなの、私、初めて、だし」
「あんたがやってるギャルゲーでこうゆうシーンあるじゃない…」
「だって、全然違うんだもん…実際にすることじゃ…それに…その相手が……かがみじゃ…」
こなたは、体を離して、うつむいてしまった。
真っ赤な顔をして、ちょっと困った顔をしている。
「だ…だって、こんなの、私、初めて、だし」
「あんたがやってるギャルゲーでこうゆうシーンあるじゃない…」
「だって、全然違うんだもん…実際にすることじゃ…それに…その相手が……かがみじゃ…」
こなたは、体を離して、うつむいてしまった。
真っ赤な顔をして、ちょっと困った顔をしている。
「ね、こなた」
「…ん?」
「私もね、そろそろ…してもいいかなって思ってたのよ」
「…ふぇ?」
「…キス、…していい?」
「え……」
「…ん?」
「私もね、そろそろ…してもいいかなって思ってたのよ」
「…ふぇ?」
「…キス、…していい?」
「え……」
「こなたと…キスしたい」
こなたは、かがみの表情と言葉にドキッとした。
「…」
こなたは、かがみの表情と言葉にドキッとした。
「…」
こなたは、ちょっとだけ考えてから、かがみの方に体を向かせた。
「じゃあ…いーよ」
こなたは、胸に手を当てて、深呼吸をして落ち着こうとしている。
こなたは、胸に手を当てて、深呼吸をして落ち着こうとしている。
「は…はい、いいよ、かがみ」
こなたは、ぎゅっと目をつぶって顔をちょっと上げる。少し震えているようだ。
「もう、そんな堅くならなくたっていいのよ…」
「…」
こなたは、ぎゅっと目をつぶって顔をちょっと上げる。少し震えているようだ。
「もう、そんな堅くならなくたっていいのよ…」
「…」
「目を開けて」
こなたは、そっと目を開ける。不安そうな顔に見える。
「何もそんなに緊張しなくたっていいじゃない。ほら、笑って?」
かがみは、にこっと笑って、きれいな笑顔を見せた。
こなたは、そっと目を開ける。不安そうな顔に見える。
「何もそんなに緊張しなくたっていいじゃない。ほら、笑って?」
かがみは、にこっと笑って、きれいな笑顔を見せた。
こなたも、ちょっと表情が堅いまま、そっと、笑う。
「はい、目、つぶって」
「うん」
こなたは、口元に微笑を残したまま、目をつぶっている。緊張して、顔を赤くしながら頑張っている表情が可愛らしい。
かがみは、なんだか小さな子供にキスをするような感じがして、少しおかしかった。
「うん」
こなたは、口元に微笑を残したまま、目をつぶっている。緊張して、顔を赤くしながら頑張っている表情が可愛らしい。
かがみは、なんだか小さな子供にキスをするような感じがして、少しおかしかった。
そして、こなたの顔にそっと近づいて…唇を合わせる。
その瞬間、周りの音が聞こえなくなり、今はこなたの唇と、自分の胸から聞こえるとくんとくん、というリズムだけを感じた。
かがみの体に感じるのは、唇のやわらかさだけ。でも、こなたとキスをしていることが嬉しくもあり、恥ずかしいことでもあった。
かがみの体に感じるのは、唇のやわらかさだけ。でも、こなたとキスをしていることが嬉しくもあり、恥ずかしいことでもあった。
何秒間キスしていたのかは分からないけど、やがてそっと唇を離して、目を開ける。
こなたも、目を開ける。
こなたも、目を開ける。
「…どうだった?」
かがみが聞いた。
「うん…すごいどきどきしちゃったよ。…でも……よかった」
かがみが聞いた。
「うん…すごいどきどきしちゃったよ。…でも……よかった」
かがみは、こなたの背中に手をまわして、こなたの頭を自分の方に寄せた。
「かがみ…やっぱり私、はずかしいよ…」
「…キスすること?」
「…こうして、かがみとキスすることとか…普段とは全然違う私になっちゃってるとこを見られちゃうとこ、とか」
「…いいのよ、ありのままのあんたでいてくれて。…私はさ、こなたの…その、ね?いろんなとこ…ぜーんぶが、好きになっちゃったんだもん…」
「…」
「普段と違って、そうやって真っ赤になって照れちゃってるとこも、すごく可愛いんだから!」
かがみは、抱き寄せているこなたのほっぺをぷにぷにと、つっついた。
「んむー」
こなたが、ちょっといやそうに、体をひねって逃げようとする。
でも、かがみはこなたのことをしっかりと抱きしめて逃がさない。
「…キスすること?」
「…こうして、かがみとキスすることとか…普段とは全然違う私になっちゃってるとこを見られちゃうとこ、とか」
「…いいのよ、ありのままのあんたでいてくれて。…私はさ、こなたの…その、ね?いろんなとこ…ぜーんぶが、好きになっちゃったんだもん…」
「…」
「普段と違って、そうやって真っ赤になって照れちゃってるとこも、すごく可愛いんだから!」
かがみは、抱き寄せているこなたのほっぺをぷにぷにと、つっついた。
「んむー」
こなたが、ちょっといやそうに、体をひねって逃げようとする。
でも、かがみはこなたのことをしっかりと抱きしめて逃がさない。
「よしよし」
こなたの頭をそっと、なでなでしてあげた。
こなたの頭をそっと、なでなでしてあげた。
やがて、こなたはおとなしくなって、かがみの体にしがみついてきた。
かがみは、そっと笑って、こなたのことを抱きしめ返す。
「…ぃ」
「…え?」
一瞬、こなたが小さな、ほんとに小さな声でつぶやいたのを聞きとる。
「…え?」
一瞬、こなたが小さな、ほんとに小さな声でつぶやいたのを聞きとる。
「…何か言った?」
「…」
「…」
「大好きっ!!!」
「……、だよ…かがみ…」
思わず、声に力が入ってしまったこなた。
思わず、声に力が入ってしまったこなた。
こなたは、困ったような顔をしながら、かがみの胸の中に顔を埋めている。
かがみは、そんなどこか子供っぽいこなたの事が可愛くて、愛しくて、抱きしめる力をきゅっと強めた。
「私もよ…大好き、こなた」
こなたは、嬉しそうに、笑った。
「…か~がみん♪」
そして、いつものこなたに戻ったようだ。
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- ぬいた(人・ω・)◎ http://gffz.biz -- わかりません (2012-02-24 23:52:50)
- やられた -- かがみん! (2012-01-13 17:41:21)
- 初々しいですねぇ。 -- 名無しさん (2010-05-23 12:37:38)
- いや~いいですね。
こういうの待ってましたよ。
こなたも照れるんですね(笑 -- テラチョ撃つ (2009-08-12 14:27:34) - か が こ な !!!!
GJ!! -- 名無しさん (2009-08-06 04:34:52) - こなたぷにぷにしたい!かわいい! -- 名無しさん (2009-07-16 01:10:10)
- やばいよ、可愛すぎるよこなた…おんもちかえりぃぃ!!
したいよぉぉ!! -- 名無しさん (2008-11-09 23:27:43) - かわいい!!!!叫ぶほど萌えてしまいました。ネ申。 -- 名無しさん (2008-10-21 23:15:16)
- やばいやばい 2828しちまった こなた可愛すぎ!! -- 名無しさん (2008-10-21 08:10:52)
- 2828がとまらない…こなたかわぇぇぇぇぇぇぇ -- 名無しさん (2008-10-11 12:24:29)
- ぐはっ!!
あなたは一作品だけでは惜しいです!
もっと書いてください
お願いします!! -- 無垢無垢 (2008-10-06 23:02:56) - 甘いSSですね。こういうのが一番好きです! -- 名無しさん (2008-10-06 01:23:54)
- しおらしいこなたが可愛い…!平野声で再生しつつ悶えましたw -- 名無しさん (2008-09-22 00:09:48)
- くっはぁー 甘い!!甘すぎる!! GJ! -- 名無しさん (2008-09-07 16:47:06)
- GJ!って何回叫び続けたら、この気持ちを作者殿に伝えられるでしょうか?
とても良い作品でした -- 名無しさん (2008-09-07 07:42:03)