「月は出ているか?」
十五夜という事で二人で月見をしていたら、突然こなたがそんなことを言って来た。
「……出てるわよ?」
「や~、マイクロウェーブが来そうな月だね~」
「はい? マイクロ……何?」
「マイクロウェーブだよかがみん」
「や~、マイクロウェーブが来そうな月だね~」
「はい? マイクロ……何?」
「マイクロウェーブだよかがみん」
また何かのネタか……。
私はスルーしようとして、
私はスルーしようとして、
「私のかがみは狂暴です」
「なんだとっ!?」
思いっきり失敗した。
「なんだとっ!?」
思いっきり失敗した。
「はっはっはっ……いちいち反応するかがみん萌え~」
「はいはい……」
「はいはい……」
全く、こいつに付き合うとろくな事がないわね……。
「私は生きる! 生きてかがみんと添い遂げるぅぅぅっ!!」
…………え?
「え、えええぇぇぇぇぇっ!?」
「……というセリフも、そのアニメのシリーズにはあったんだよ?」
「へーそーですか、ふーん」
「へーそーですか、ふーん」
本当にこなたと付き合うとろくな事がない。
…………けれど。
「ちなみにかがみんは私に力を与える役だからね」
「なんだそりゃ」
「なんだそりゃ」
ろくな事はないけれど、こなたがいなければ、そんなろくでもない毎日自体もなかっただろう。
平凡に過ぎて行く学校生活に学生らしい潤いがあるのも、こいつ――こなたが居てくれたおかげだったからかな、って?
口には出さないけれど、本当に感謝してるから。
(こなたが前に言ってた私がウサギだって例え、あながち間違ってないかもしれないな……)
十五夜だからだろうか、ふとそんなことを考える。
(なんだかんだで私も淋しいと死んじゃいそうだし、だから――)
自然に横に並ぶ。
手を繋いだら、小さいけれど確かな質感を持った存在が、そこにはあった。
手を繋いだら、小さいけれど確かな質感を持った存在が、そこにはあった。
(淋しがりやのウサギ(わたし)を、これからもどうかよろしくね、こなた?)
「を! かがみん、急にどうしちゃったのさ!? フラグ?」
「何でもないわよ」
「何でもないわよ」
今宵は十五夜。
柄にも無いような事を考えている私の横顔を照らし出す、月。
柄にも無いような事を考えている私の横顔を照らし出す、月。
<おまけ>
「ツインテールキャノン、いっけぇぇぇぇぇっ!」
「んなもん出るかぁっ!」
「んなもん出るかぁっ!」
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- わたしのGXは凶暴です。 -- Zプレイヤー (2008-09-27 00:27:11)
- 全部わかってなおかつ吹いたwwww -- ガ○ダムマニア (2008-09-26 21:18:45)
- ツインテールキャノン吹いたww -- 名無しさん (2008-02-17 17:10:08)
- サ○テライトシステムならぬカガミンシステム!?ww -- 名無しさん (2008-02-09 05:21:27)
- ってことはリボンはリ○レクター!? -- 名無しさん (2007-10-06 15:25:51)
- ツインテールキャノンwwwwwwww -- 名無しさん (2007-10-06 00:07:11)