ビビアン(ペーパーマリオRPG)
- ビビアン(ペーパーマリオRPG)
概要
ビビアンとは、任天堂のRPG『ペーパーマリオRPG』に登場する、カゲ一族の女の子である。
紫色のカゲのような身体、ピンク色の髪、大きな縞模様の帽子、白い手袋を持つ。脚は描かれず、下半身が丸く広がったオバケのような姿をしている。
公式上の種族表現は「カゲ」であるが、見た目や地面へ潜る能力から、オバケや影の精霊に近いキャラクターとして受け取られている。
ゲームキューブ版の日本語では「ホントはオトコのコ」「体はオトコのコ」と説明されながら、ビビアン自身は自分をカゲ三姉妹の妹として扱い、女の子らしく生きている。
このため、日本では長く「オバケの男の娘」として親しまれてきた。
ただし、ビビアン本人は男性として女装しているのではなく、自分を女の子と認識している。現在の言葉ではトランスジェンダー女性に近いキャラクターであり、2024年発売のNintendo Switch版では「体はオトコのコだけど、ココロはカワイイオンナのコ」と自分の言葉でマリオへ伝える場面が追加された。
2004年の海外版では地域によって設定の扱いが異なる。
英語版とドイツ語版では、ビビアンの性別に関する設定が削除され、最初から女性として扱われた。一方、フランス語版、スペイン語版、イタリア語版などでは、元の日本語版に近い設定が残された。
そのため、「海外版では性別が違う」といわれる場合、主に2004年の英語版とドイツ語版を指す。
2024年のNintendo Switch版では、日本語版だけでなく英語版でもビビアン自身が女性として生きるようになった経緯を語り、地域による設定差が小さくなった。
物語の序盤では、姉のマジョリン、マリリンと共に「カゲ三人組」の一員としてマリオの前に立ちはだかる。
しかし、姉から失敗の責任を押しつけられ、日常的にいじめられていた。困っていた自分を親切に助けてくれたマリオへ恩返しするうちに、マリオの優しさに惹かれ、カゲ三人組を離れて仲間になる。
バトルでは炎を操り、フィールドではマリオと一緒にカゲの中へ潜る。
可愛らしい外見、丸くふっくらしたシルエット、控えめで優しい性格、姉の支配から離れて自分の道を選ぶ物語から、『ペーパーマリオRPG』でも特に人気の高い仲間となっている。
基本情報
| 項目 | 内容 |
| 名前 | ビビアン |
| 英語名 | Vivian |
| 登場作品 | ペーパーマリオRPG |
| 初登場年 | 2004年 |
| 初登場機種 | ニンテンドーゲームキューブ |
| リメイク版 | 2024年発売/Nintendo Switch |
| 種族 | カゲ一族 |
| 立場 | 元カゲ三人組、後にマリオの仲間 |
| 姉 | マジョリン、マリリン |
| 三人組での立場 | 末っ子 |
| 一人称 | アタイ |
| 性別・性自認 | 女の子 |
| 身体についての説明 | 体はオトコのコ、心は女の子 |
| 日本での通称的な解釈 | 男の娘、トランスジェンダー女性 |
| 得意な属性 | 炎、カゲ |
| フィールド能力 | マリオとカゲへ潜る |
| 主な攻撃 | カゲぬけパンチ、まほうのほのお、メロメロキッス、じごくのごうか |
| 外見上の特徴 | 紫色の身体、ピンク色の髪、縞模様の帽子、白い手袋 |
| 体型 | 下半身が丸く広がった、ふっくらしたシルエット |
| 性格 | 優しい、控えめ、乙女らしい、恩義を大切にする |
| 好意を寄せる相手 | マリオ |
ビビアンとは
ビビアンは、『ペーパーマリオRPG』でマリオの仲間になるカゲ一族のキャラクター。
物語の序盤では敵組織に所属し、姉のマジョリン、マリリンと共にマリオを追っている。
カゲ三人組は、バツガルフの命令を受けてスターストーンを探し、マリオたちの妨害を行う。
長女のマジョリンは氷、マリリンは雷、ビビアンは炎の魔法を得意とする。
三人の中では末っ子であり、最も小柄で可愛らしい外見を持つ。
しかし、マジョリンからは失敗の責任を一方的に押しつけられ、叱責や「オシオキ」を受けている。
ビビアンは姉に強く逆らえず、間違っていない時でも謝ってしまう。
その一方で、困っている相手を助けたり、自分を助けてくれた相手へ恩返ししたりする優しさを持つ。
オバケのようなカゲ一族
ビビアンは人間やカメ族ではなく、カゲ一族に属する。
公式には「オバケ」ではなく「カゲ」として扱われるが、外見には幽霊や影の精霊を思わせる特徴がある。
- 脚が見えない
- 地面から浮いているように見える
- 下半身が影のようにつながっている
- 地面のカゲへ潜れる
- 身体全体が紫色
- 帽子の下から顔と髪だけが見える
- 通常の生物とは異なる輪郭を持つ
そのため、一般的な説明では「オバケのような女の子」「影の魔女」「幽霊風のキャラクター」などと表現されることもある。
ビビアンは恐ろしい幽霊ではなく、可愛らしいマスコット寄りのカゲとしてデザインされている。
男の娘としてのビビアン
2004年のゲームキューブ版日本語では、ビビアンは「ホントはオトコのコ」と説明されていた。
本人は可愛らしい女の子として振る舞い、カゲ三人組を「カゲ三姉妹」と呼ぶ。
しかし、マジョリンからは「オトコ」であることを理由に三姉妹ではないと否定されていた。
この設定から、日本のファンの間では「男の娘キャラクター」として広く知られるようになった。
当時の日本では、女性的な容姿や服装を持つ男性キャラクターを「男の娘」と呼ぶ文化が広まりつつあり、ビビアンもその一例として扱われた。
見た目だけを基準とすれば、ビビアンは以下の特徴を持つ。
- 身体についてはオトコのコと説明される
- 外見は完全に女の子らしい
- ピンク色の髪
- 女性的な長いまつ毛
- 可愛い帽子
- 一人称は「アタイ」
- 自分を姉妹の末っ子として扱う
- マリオへ乙女らしい好意を示す
このため「オバケの男の娘」という説明は、ゲームキューブ版日本語におけるビビアンの特徴を簡潔に伝える表現として使われてきた。
一方、ビビアン本人は、自分を男性と認識したまま女装しているキャラクターではない。
本人は一貫して自分を女の子、妹、姉妹の一員として認識している。
そのため、現代の分類では、性自認が男性であることを前提とする一般的な「男の娘」とは少し異なり、トランスジェンダー女性として説明されることも多い。
Nintendo Switch版での性別表現
2024年のNintendo Switch版では、ビビアンの性別に関する文章が変更・追加された。
ゲームキューブ版の説明文は、ビビアンを第三者の立場から「ホントはオトコのコ」と説明していた。
Nintendo Switch版では、
体はオトコのコで ココロはオンナのコ
という内容へ変更され、ビビアンの心が女の子であることまで明記される。
さらに、ウスグラ村でマリオと行動する場面では、ビビアン自身が信頼したマリオへ、自分の身体と心について語る場面が追加された。
この変更により、第三者がビビアンを勝手に男性扱いするのではなく、ビビアン本人が自分のことを説明する構成になった。
マジョリンが直接「あんたオトコじゃないかい」と言う台詞も削除されている。
ただし、マジョリンがビビアンを姉妹として認めず、「カゲ三人組」と呼び直す部分は残されている。
つまり、Nintendo Switch版でもマジョリンがビビアンを十分に尊重していない関係は維持されているが、露骨に男性として呼ぶ表現は抑えられた。
ゲームキューブ版とNintendo Switch版の違い
| 比較項目 | ゲームキューブ版 | Nintendo Switch版 |
| 発売年 | 2004年 | 2024年 |
| 基本設定 | 体はオトコのコ、女の子として振る舞う | 体はオトコのコ、心は女の子 |
| 第三者の説明 | 「ホントはオトコのコ」 | 心が女の子であることも説明 |
| マジョリンの台詞 | 直接オトコと呼ぶ | 直接的な男性扱いを削除 |
| ビビアン本人の説明 | 自認を詳しく語る場面は少ない | マリオへ自分の言葉で伝える |
| 姉妹としての扱い | マジョリンに否定される | 否定のニュアンスは残る |
| 現在の一般的な解釈 | 男の娘、トランス女性 | トランスジェンダー女性 |
| 物語上の役割 | マリオの仲間 | 変更なし |
ビビアンの能力、外見、マリオへ仲間入りする流れは基本的に変わっていない。
変更されたのは、主に性自認を誰の立場から、どのような言葉で説明するかという部分である。
海外版における性別の違い
2004年の『ペーパーマリオRPG』では、言語によってビビアンの設定が異なっていた。
日本語版
身体についてはオトコのコと説明される。
ビビアン本人は自分を女の子として扱い、カゲ三姉妹の末っ子を名乗る。
日本では男の娘キャラクターとして知られ、後にトランスジェンダー女性としても論じられるようになった。
英語版
性別に関する設定が削除され、最初から女性キャラクターとして扱われた。
マジョリンがビビアンをいじめる理由も、性別ではなく外見の悪口へ変更された。
英語版だけを遊んだプレイヤーには、ビビアンは生まれつき女性で、姉から容姿を馬鹿にされる妹として認識されていた。
ドイツ語版
英語版と同様に、ビビアンの身体や性自認に関する設定が削除された。
フランス語版・スペイン語版
日本語版に近い性別設定が残された。
イタリア語版
ビビアンが女性になったことを誇りに思うという、原作以上に明確な表現が使われた。
このように、「海外版では女性だった」という説明は、すべての海外版に当てはまるわけではない。
正確には、2004年の英語版とドイツ語版で性別設定が変更され、一部のヨーロッパ言語版では日本語版に近い設定が維持された。
2024年海外版
Nintendo Switch版では、英語版でもビビアンが自分を女性として生きるキャラクターであることが明記された。
2004年英語版で削除されていた設定が復活した形となる。
ただし、ゲームキューブ版日本語のように、周囲が何度も男性扱いする表現ではない。
ビビアン自身が、自分は以前「姉妹の兄弟」だと思っていたが、後に姉妹の一人であると理解した、という趣旨を語る。
そのためNintendo Switch版では、日本語版と英語版のどちらでも、ビビアンは女の子として扱われる。
性別の整理
| 区分 | 扱い |
| 身体について | オトコのコと説明される |
| ビビアン本人の認識 | 女の子 |
| 三人組での立場 | 末っ子の妹 |
| ゲームキューブ版日本での一般的呼称 | 男の娘 |
| 現在の一般的な分類 | トランスジェンダー女性 |
| 2004年英語版 | 性別設定が削除され、女性として扱われる |
| 2024年英語版 | 女性として生きるようになった経緯が明記される |
記事上で「男」とだけ書くと、ビビアン本人の認識やNintendo Switch版の表現を落としてしまう。
一方で、「ゲームキューブ版から何の説明もなく普通の女性だった」と書くと、日本語版での設定を落としてしまう。
そのため、作品と地域ごとの表現を分ける必要がある。
外見
ビビアンの外見は、カゲ三人組の中で最も可愛らしく、女性的にまとめられている。
主な特徴は以下の通り。
- 紫色の身体
- 白い顔
- 大きな黄色い目
- 長いまつ毛
- ピンク色の髪
- 髪の先が大きくカールしている
- 赤またはピンク系の縞模様の帽子
- 帽子の先端がとがっている
- 白い手袋
- 脚のないカゲのような下半身
- 下半身が横へ丸く広がっている
- 全体的に丸く柔らかな輪郭
- 小柄でふっくらしたシルエット
顔や手は白く、身体の大部分は紫色。
ピンク色の髪と縞模様の帽子によって、三人の中でも特に暖色系の配色となっている。
炎の魔法を得意とする設定にも合った色使いである。
ぽっちゃりした体型
ビビアンには人間のような腰や脚が描かれていない。
カゲ状の下半身が横に大きく広がり、丸くふくらんだシルエットを形成している。
そのため、見た目の印象としては細身よりもぽっちゃり寄りである。
ただし、人間の肥満体型というより、オバケや影のマスコットとして丸くデフォルメされた体型に近い。
体型の特徴は以下の通り。
- 頭に対して下半身が大きい
- 腰から下が丸い一つの形になっている
- 脚がなく、裾のように広がる
- 正面から見ると洋梨型に近い
- 帽子と下半身の両方が大きく、全体に丸い
- 手が小さく、胴体の丸さが強調される
- 細い首やくびれは描かれていない
この丸い体型と、長いまつ毛、ピンク色の髪、控えめな表情が組み合わさり、ぽっちゃりした可愛いオバケの女の子という外見になっている。
カゲ三人組
カゲ三人組は、マジョリン、マリリン、ビビアンからなるカゲ一族の三人組。
バツガルフの命令を受けて活動し、マリオからスターストーンを奪おうとする。
| 名前 | 立場 | 体格 | 得意属性 |
| マジョリン | 長女・リーダー | 細身 | 氷 |
| マリリン | 次女 | 非常に大柄 | 雷 |
| ビビアン | 末っ子 | 小柄で丸い | 炎 |
マジョリンは三人のまとめ役だが、失敗をビビアンへ押しつける。
マリリンは大柄で口数が少なく、マジョリンに従う。
ビビアンは最も下の立場に置かれ、責任を押しつけられたり、ネックレスを取り上げられたりする。
ビビアン自身は三人を「カゲ三姉妹」と考えているが、マジョリンは「カゲ三人組」だと言い直す。
この呼び方の違いは、単なるグループ名ではなく、ビビアンを妹として認めるかどうかに関係している。
マジョリンとの関係
マジョリンはビビアンへ厳しく、失敗の責任を押しつける。
マリオの似顔絵を持っていたのが自分であっても、ビビアンがなくしたことにする。
イチコロバクダンが見つからない時にも、ビビアンを責める。
ビビアンはマジョリンを恐れており、理不尽な扱いを受けても強く反論できない。
この関係が、ビビアンがカゲ三人組を離れる理由となる。
マリオは敵であったにもかかわらず、困っているビビアンを助けた。
それに対して、身内であるマジョリンはビビアンを責め続けた。
ビビアンは両者の違いを知り、血縁や所属より、自分を大切に扱ってくれる相手を選ぶ。
マリリンとの関係
マリリンはカゲ三人組の次女で、ビビアンよりはるかに大きな身体を持つ。
自分からビビアンを激しく責める場面はマジョリンほど多くないが、マジョリンを止めることもない。
基本的にはマジョリンの命令に従っている。
物語の終了後は、マジョリンがビビアンへの態度を改め、三人が和解したことが語られる。
マリオとの出会い
ビビアンは当初、カゲ三人組の一員としてマリオと戦う。
その後、ウスグラ村付近でお気に入りのネックレスを探している時に、名前と身体を奪われたマリオと出会う。
この時のマリオは外見も名前も奪われており、ビビアンには正体が分からない。
ビビアンが困っていることを知ったマリオは、敵の一員であるにもかかわらずネックレス探しを手伝う。
ネックレスを見つけてもらったビビアンは、恩返しとしてマリオの身体と名前を取り戻す手伝いをする。
その後、助けていた相手がマリオ本人だったことを知り、一度は動揺する。
しかし、自分に優しくしてくれたことは変わらないと考え、マリオの仲間になる。
マリオへの好意
ビビアンは、自分を助けてくれたマリオへ好意を持つ。
正体を知らない状態で親切にされ、恩返しするうちに惹かれていく。
正体が敵のマリオだと分かった後も、その気持ちは消えない。
仲間入りする際には、姉たちのもとへ戻るのではなく、マリオと運命を共にする道を選ぶ。
ビビアンの好意は、単なる一目ぼれだけではない。
- 困っていた自分を助けてくれた
- 見返りを求めなかった
- 身体や性別を理由に否定しなかった
- マジョリンと違い、優しく接した
- 正体を隠した状態でも信頼できた
という経験に基づいている。
仲間になる経緯
ビビアンが仲間になる流れは以下の通り。
1. カゲ三人組としてマリオと戦う。
2. マジョリンから責任を押しつけられる。
3. お気に入りのネックレスを取り上げられる。
4. 一人でネックレスを探す。
5. 名前と身体を奪われたマリオに助けてもらう。
6. 恩返しとしてマリオを手伝う。
7. 助けた相手がマリオ本人だと知る。
8. 姉のもとではなくマリオについていく。
9. 正式な仲間として冒険へ参加する。
2. マジョリンから責任を押しつけられる。
3. お気に入りのネックレスを取り上げられる。
4. 一人でネックレスを探す。
5. 名前と身体を奪われたマリオに助けてもらう。
6. 恩返しとしてマリオを手伝う。
7. 助けた相手がマリオ本人だと知る。
8. 姉のもとではなくマリオについていく。
9. 正式な仲間として冒険へ参加する。
ビビアンの仲間入りは、敵キャラクターがマリオの優しさに触れ、自分の意思で所属を変える物語となっている。
性格
ビビアンは優しく、控えめで、恩義を大切にする。
姉からいじめられていた影響で、自信が低く、すぐに自分が悪いと思い込む部分もある。
主な性格は以下の通り。
- 優しい
- 控えめ
- 恥ずかしがり屋
- 乙女らしい
- 恩返しを忘れない
- 好きな相手へ一途
- 自分より相手を優先する
- 姉へ逆らうことが苦手
- 本来は勇気がある
- 決心した後は意志が強い
- 自分を認めてくれる相手を大切にする
マリオの仲間になった後は、姉の命令だけに従う存在ではなく、自分の意思で戦うようになる。
一人称と口調
一人称は「アタイ」。
女性的だが、上品なお嬢様口調ではなく、少しくだけた親しみやすい話し方をする。
姉の前では弱気になり、謝ったり言いよどんだりする。
マリオの前では優しく、時には照れた反応を見せる。
炎を使うキャラクターだが、性格そのものは攻撃的ではない。
フィールド能力
ビビアンのフィールド能力は「カゲがくれ」。
マリオをつかみ、一緒に地面のカゲへ潜る。
カゲへ潜っている間は、通常の敵や障害物から姿を隠せる。
主な用途は以下の通り。
- 敵をやり過ごす
- 飛んでくる障害物を回避する
- 鳥などの会話を盗み聞きする
- 特定の仕掛けを通過する
- 敵の攻撃が終わるまで待つ
- 通常では聞けない情報を得る
カゲ一族であることを直接利用した能力であり、ビビアンにしかできない行動である。
バトル能力
ビビアンは炎とカゲを利用して戦う。
攻撃範囲が広く、炎による継続ダメージや、敵の行動を利用した特殊な戦い方ができる。
カゲぬけパンチ
カゲを通して敵へ近づき、パンチを放つ基本技。
相手の防御力を無視してダメージを与えられる。
防御力の高い敵に対して有効。
まほうのほのお
炎の魔法を使い、複数の敵を攻撃する。
地上と空中の敵へ対応でき、敵を「ほのお」状態にする場合がある。
メロメロキッス
敵へキスを送り、味方へ引き込む特殊技。
成功すると、敵がマリオ側のために行動する。
じごくのごうか
強力な炎で敵全体を攻撃する上位技。
ビビアンの炎使いとしての能力を象徴する大技である。
カゲがくれ
バトル中にマリオと地面へ潜り、敵の攻撃を回避する。
強力な全体攻撃や、次のターンに発動する攻撃を避けるために使える。
戦闘での特徴
| 特徴 | 内容 |
| 攻撃属性 | 炎、直接攻撃 |
| 得意な相手 | 防御力の高い敵、複数の敵 |
| 防御能力 | カゲがくれで攻撃を回避 |
| 状態異常 | ほのお、メロメロ |
| 攻撃範囲 | 単体から敵全体まで対応 |
| 弱点 | 炎が効きにくい相手には火力を出しにくい |
攻撃、状態異常、回避を一人で担当できるため、仲間の中でも汎用性が高い。
ゲームキューブ版からの変化
Nintendo Switch版では、グラフィックが高精細になり、ビビアンの髪、帽子、身体の光沢、表情が見やすくなった。
性別に関する文章も見直され、ビビアン本人の認識が尊重される構成へ変更された。
一方、以下の中心的な要素は維持されている。
- カゲ三人組の末っ子
- 姉からいじめられている
- マリオに助けられる
- マリオへ好意を持つ
- カゲ三人組を離れる
- マリオの仲間になる
- 炎を使う
- 地面のカゲへ潜る
- 最終的に姉たちと和解する
物語終了後
物語の終了後、マジョリンはビビアンへの態度を改める。
三人は再び一緒に暮らし、以前のようにビビアンだけへ責任を押しつける関係ではなくなったと語られる。
ビビアンが姉たちのもとへ戻ったことは、マリオとの冒険を否定するものではない。
一度カゲ三人組を離れ、自分の意思で行動したことで、以前とは違う立場から姉たちと向き合えるようになった。
初登場作品
ビビアンの初登場作品は、2004年7月22日にニンテンドーゲームキューブで発売された『ペーパーマリオRPG』。
同作は『マリオストーリー』に続くペーパーマリオシリーズのRPG作品である。
2024年5月23日にはNintendo Switch向けリメイク版が発売された。
ビビアン本人が主要キャラクターとして登場するゲーム作品は、2025年時点ではこのゲームキューブ版とNintendo Switch版が中心となっている。
『スーパーペーパーマリオ』などでは、カードや人形といった形で参照される場合がある。
人気
ビビアンは『ペーパーマリオRPG』の仲間の中でも高い人気を持つ。
主な理由は以下の通り。
- ピンク色の髪と大きな帽子
- 丸くぽっちゃりした可愛い姿
- オバケのような人外デザイン
- 控えめで優しい性格
- マリオへ一途な好意を持つ
- 元敵から仲間になる
- 姉の支配から離れる成長物語
- 炎とカゲを使う能力
- 男の娘としての個性
- トランスジェンダー女性としての物語
- マリオが偏見なく接する
- 戦闘能力が高い
外見の可愛さだけでなく、自分を否定する環境から離れ、自分を大切にしてくれる仲間を選んだ点も支持されている。
男の娘とトランスジェンダー女性の違い
ビビアンを説明する際、「男の娘」と「トランスジェンダー女性」の両方が使用される。
男の娘
一般には、男性としての自認を持ちながら、女性的な外見や服装を持つキャラクターを指すことが多い。
ゲームキューブ版発売後の日本では、ビビアンも外見上の特徴から男の娘として親しまれた。
トランスジェンダー女性
出生時に男性として扱われたが、自分を女性と認識して生きる人物を指す。
ビビアンは自分を女の子、妹、姉妹の一人と考えているため、現在の分類ではこちらに近い。
ビビアンの場合
ゲームキューブ版を当時のファン文化に沿って説明する場合は「男の娘」。
本人の性自認やNintendo Switch版の表現を中心に説明する場合は「トランスジェンダー女性」。
どちらの呼び方が使われるかは、作品の発売時期や、どの要素に注目するかで変わる。
よくある質問
ビビアンは何者か
カゲ一族の女の子。
カゲ三人組の末っ子だったが、後にマリオの仲間になる。
ビビアンはオバケなのか
公式上はカゲ一族。
脚がなく地面のカゲへ潜るため、オバケのような人外キャラクターとして見られている。
ビビアンは男の娘なのか
ゲームキューブ版日本語では、体はオトコのコと説明され、外見や振る舞いは女の子であるため、長く男の娘として親しまれてきた。
本人は自分を女の子として認識している。
ビビアンはトランスジェンダーなのか
現在の用語ではトランスジェンダー女性に近い。
Nintendo Switch版では、体はオトコのコで心は女の子だと本人が語る。
海外版では女性なのか
2004年の英語版とドイツ語版では性別設定が削除され、最初から女性として扱われた。
フランス語版、スペイン語版、イタリア語版などでは、日本語版に近い設定が残された。
Nintendo Switch版の英語ではどうなったか
ビビアンが女性として生きるようになった経緯が明記され、2004年英語版で削除された設定が復活した。
一人称は何か
「アタイ」。
ビビアンはぽっちゃりしているか
下半身が横へ丸く広がったシルエットを持つため、見た目はぽっちゃり寄り。
人間の肥満体型ではなく、カゲやオバケとして丸くデフォルメされた体型である。
なぜマリオの仲間になったのか
困っていた自分をマリオが助けてくれたため。
相手がマリオだと知った後も、その優しさを信じて姉たちのもとを離れた。
ビビアンはマリオが好きなのか
マリオへ好意を持っている。
自分を助け、偏見なく接したマリオへ惹かれている。
得意な能力は何か
炎の魔法と、地面のカゲへ潜る能力。
ビビアンは敵なのか
最初は敵。
物語中盤からマリオの仲間になる。
カゲ三姉妹ではないのか
ビビアン本人は三姉妹だと考えている。
マジョリンはビビアンを妹として認めず、「カゲ三人組」と呼ぶ。
物語後に姉たちとはどうなったか
マジョリンが態度を改め、三人で再び暮らすようになる。
評価
ビビアンは、可愛らしい外見、丸くふっくらしたカゲの身体、炎を操る能力、控えめで優しい性格を持つ人外キャラクターである。
ゲームキューブ版日本語では、身体はオトコのコでありながら女の子として振る舞うキャラクターとして描かれ、日本ではオバケの男の娘として人気を集めた。
ただし、ビビアン本人は自分を男性と考えて女装しているのではない。
自分を女の子、妹、三姉妹の一人として認識している。
Nintendo Switch版では、この点が本人の言葉によって明確に描かれ、トランスジェンダー女性としての性格が分かりやすくなった。
ビビアンの物語で重要なのは、性別だけではない。
姉から理不尽に扱われ、自分を否定され続けていたビビアンが、自分を助けてくれたマリオと出会い、自分の意思で新しい仲間を選ぶ。
その後、炎とカゲの力を使い、マリオの冒険を最後まで支える。
ビビアンは、
オバケのような可愛い男の娘キャラクター
として知られる一方で、
自分を否定する場所から離れ、自分らしく生きる道を選んだ女の子
でもある。
外見、能力、恋愛感情、家族との関係、性別表現が一つの物語にまとめられた、『ペーパーマリオRPG』を代表する仲間である。
関連項目
- ペーパーマリオRPG
- マリオ
- クリスチーヌ
- ノコタロウ
- クラウダ
- チビヨッシー
- バレル
- チュチュリーナ
- マジョリン
- マリリン
- カゲ三人組
- ウスグラ村
- ランペル
- バツガルフ
- 男の娘
- トランスジェンダー
- オバケ
- カゲ
- マリオシリーズの仲間
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