
概要
『銀牙伝説』とは、高橋よしひろによって描かれた犬を主役とする戦闘冒険漫画シリーズ。1983年より『週刊少年ジャンプ』にて連載された『銀牙 -流れ星 銀-』を起点に、長きにわたって複数の続編・外伝が展開されている。人間の関与が少なく、犬たちの独自の社会や掟に基づいて展開されるドラマが特徴。
作品の構成と続編
初作『銀牙 -流れ星 銀-』では、主人公・銀が凶暴な熊「赤カブト」に立ち向かうため、全国の犬たちを仲間にしていく姿が描かれる。その後のシリーズは、銀の息子・ウィードを主人公とする『銀牙伝説WEED』に続き、さらなる後継者を描く『オリオン』『ノア』へと発展していく。
読む順番と作品一覧
1. 銀牙 -流れ星 銀-(全18巻) 2. 銀牙伝説WEED(全60巻) 3. 銀牙伝説WEED外伝 4. 銀牙伝説WEEDオリオン(全30巻) 5. 銀牙~THE LAST WARS~(全22巻) 6. 銀牙伝説ノア(2020年より連載中)
主な特徴
このシリーズは、動物を擬人化するのではなく、犬のままリアルな社会を構築している点が他作品と一線を画す。戦闘描写は激しく、仲間の絆や忠誠心、リーダーシップなどがテーマとなっている。特に「犬の戦国絵巻」とも称されるような、犬同士の戦略戦・群像劇が中心となる。
アニメ展開
『銀牙 -流れ星 銀-』は1986年にテレビアニメ化され、全21話が放送された。原作の過激な描写を抑えた構成でありながら、当時の少年たちに強烈な印象を残した。近年では『WEED』以降のアニメ化はされていないが、ファンコミュニティは根強く、海外でも人気がある。
海外での人気
北欧諸国を中心に特に高い人気を持ち、「Ginga」シリーズとして愛されている。ファン翻訳やファン制作の動画なども盛んに行われており、日本とは異なる盛り上がりを見せている。
添付ファイル