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昭和型吊りスカート
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kemonowikii
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昭和型吊りスカートとは
昭和型吊りスカートは、1950〜70年代の日本で子ども服として広く普及していたサスペンダー付きのスカート。特に小学生の女子に多く見られた。肩から吊る紐がスカート本体に縫い付けられ、ウエストにゴムやボタンがついているのが一般的な仕様。チェック柄やプリーツが主流で、レトロ制服の象徴とも言えるデザインになっている。成長に応じて丈を調整しやすく、動きやすさと実用性から当時の家庭でも重宝されていた。
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ちびまる子ちゃんと吊りスカート
国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」の主人公・まる子も、典型的な吊りスカート姿で知られている。赤い吊りスカートに白いブラウスという服装は、昭和の女子小学生の典型イメージを象徴している。作中では細かい服の変化もあるが、基本スタイルはこの吊りスカートに基づいており、昭和らしさと子どもらしさの両方を視覚的に表現している。まる子のデザインは、特定の制服をモチーフにしたものではなく、日常的な子ども服の延長として描かれている。
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ケモノ界隈における吊りスカートの位置づけ
ケモノアート界隈では、吊りスカートはしばしば幼いケモノキャラクターに着せられる衣装として描かれることが多い。特に小柄なキャラやケモショタ・ケモロリ系統との相性がよく、無垢さや純真さを表現するためのビジュアル記号として定着している。吊りスカートの形状は、もふもふした身体に対して布のラインがアクセントとなり、耳や尻尾と干渉しない構造で描きやすい点も好まれる要素となっている。また、昭和レトロの雰囲気やノスタルジーを視覚的に再現できるため、ケモノ×時代性というテーマにおいても効果的に機能している。ケモノ文化の中では、ただの子ども服ではなく、表現手法としての意味を持ち始めている服装ジャンルといえる。
DAGASI氏の作例と昭和吊りスカート
https://www.pixiv.net/artworks/84958356
https://www.pixiv.net/artworks/84958356
イラストレーターDAGASI氏が2020年に発表した作品「路地裏」では、吊りスカートを着たアンスロ系男の娘キャラクターが登場しており、まさに昭和的吊りスカートとアンスロ文化が融合した代表的作例のひとつとなっている。赤いランドセル、白いブラウス、茶系の吊りスカートという出で立ちは、昭和式吊りスカートの構図を踏襲しつつ、明らかに現代ケモノ文脈での再構築がなされている点が特徴である。作品中の背景も昭和の路地裏を想起させるもので、吊りスカートという服飾デザインがレトロと郷愁を担う視覚言語として意図的に機能していると読み取れる。
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