攻撃しようとする度に豊作が用意した籠の中に入っている生の野菜を1つ食べなければならないというルールであり、もし食べられなかった場合は攻撃ができなくなる。
また、籠の中を視認した上で野菜を取り出すことはできない。
野菜が嫌いだったり身体的事情で食べられなかったりする場合等は、非常に迷惑なルールになるだろう。
某「グォレンダァ!」さんがこのルールでデュエルするとどうなるか見物である。
このルールに伴う問題点は主に2つで、1つはWDC運営委員の
ゴーシュと
ドロワがこのルールを認めていたことである。
WDCは公式大会であり、大会参加者が勝手にルールを設定するなど言語道断の筈なのだが、トマトまみれになって倒れていた他の大会参加者を不審に思って調査に乗り出した彼らは、何故かデュエル中にこのルールを認めると文字通り高らかに宣言している。
彼らは不正を働いた
徳之助には大会失格処分どころかハートランドシティから追放するという重い処分を科すような厳しい人間なのだが、これに関しては何故か寛容だった。
同様の例は、
こいつに対する反応にも見られる。
豊作に負けて気絶している大会参加者を発見している以上、野菜に異物を入れる等の危険行為の可能性を真っ先に疑えよと言いたくなるが、ドロワは正体不明だった赤い異物を躊躇なく口に入れるので、気にしたら負けなのかもしれない。
彼が信条とする「
かっとビング」は、
「勇気を持って一歩踏み出す」「どんなピンチにも決して諦めない」「あらゆる困難にチャレンジする」という意味を持ち、時にはその姿勢を他人にも押し付けているのだが、この一件でそれが口先だけの信条でしかなかったことが判明した。
というのも遊馬は、トマトを食わず嫌いしていたのである。
遊馬は籠から取り出した野菜(何故か全てトマト)を食べられずに全く攻撃できなかったのだが、デュエル中にそれが食わず嫌いでしかなかったことが判明し、《管魔人メロメロメロディ》による
1ショットキルに近い攻撃で勝利している。
後にあった
オービタル7のイメージでは遊馬の好物がトマトジュースであるかのようになっていたため、食わず嫌いが転じてむしろ好物になったのかもしれない。
Mr.ハートランドやドン・サウザンド等に対しても、そういった姿勢を見せてほしかったものである。
なお、このルールが登場した30話のサブタイトルには、「遊馬最大の試練」だの「死闘」だの、仰々しい言葉が並べられている。
ギャグのつもりなのだろうが、表現と作中描写が乖離しているサブタイトルは真面目な話にも見られるため、どうにも判断に困る。
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最終更新:2023年11月03日 09:27