2009年12月21日〆切 新聞論評 1901436 西岡保明
1.新聞情報
2.要約
民主党が政府に提出した高速道関連の重点要望は矛盾だらけだ。要望の柱は3点あり、一つ目は通行料の無料化だ。次に高速道路会社への一本化、政府に支援策の検討を求めている。(81文字)
3.論評
民主党が政府に提出した高速道関連の重点要望は矛盾だらけである。まず通行料の無料化だ。社会実験を実施し、段階的に進めるといった、マニフェストと同じ内容である。次に、道路建設の高速道路会社への一本化を求めている。税金で丸々つくる新直轄方式をやめ、その国の予算を高速会社に回す。麻生前政権時代の上限1000円などの割引制度も抜本的に見直し、これによる料金収入の増加分も建設費に充てるという。3番目に、地方自らが高速道を建設できるように政府に支援策の検討を求めている。道州制になれば別だが、現在の自治体に財政的な余力はないだろう。国がそのために手厚い支援をするなら、今の仕組みのままで国がつくれば良い。政府は費用対効果をもとに道路をつくる方針を打ち出している。与党の要望とはいえ、鳩山由紀夫首相や前原誠司国土交通相はこのような案を受け入れるべきではないだろう。(371文字)
4.コメント
1.新聞情報
- 見出し 民主党の高速道の要望は矛盾だらけだ
- 発行日 2009年12月21日
- 新聞社 日本経済新聞、朝刊
- 面数 2面
2.要約
民主党が政府に提出した高速道関連の重点要望は矛盾だらけだ。要望の柱は3点あり、一つ目は通行料の無料化だ。次に高速道路会社への一本化、政府に支援策の検討を求めている。(81文字)
3.論評
民主党が政府に提出した高速道関連の重点要望は矛盾だらけである。まず通行料の無料化だ。社会実験を実施し、段階的に進めるといった、マニフェストと同じ内容である。次に、道路建設の高速道路会社への一本化を求めている。税金で丸々つくる新直轄方式をやめ、その国の予算を高速会社に回す。麻生前政権時代の上限1000円などの割引制度も抜本的に見直し、これによる料金収入の増加分も建設費に充てるという。3番目に、地方自らが高速道を建設できるように政府に支援策の検討を求めている。道州制になれば別だが、現在の自治体に財政的な余力はないだろう。国がそのために手厚い支援をするなら、今の仕組みのままで国がつくれば良い。政府は費用対効果をもとに道路をつくる方針を打ち出している。与党の要望とはいえ、鳩山由紀夫首相や前原誠司国土交通相はこのような案を受け入れるべきではないだろう。(371文字)
4.コメント