基本的なこと
世界観は完全なシェアードワールドとなっています。
シェアード・ワールドとは複数のユーザーによって作成される世界です。
ユーザーは自由に世界観を構築し、追加していっても構いません。
ただし、ある程度は既存の設定は順守してください。
既存の設定と矛盾しない限りは自由です。
wikiのこのスペースは弄るのも自由です。
基本世界観
世界は全てミッドガルドによって完結しています。
ミッドガルドは周囲を堅牢かつ巨大な壁によって覆われています。
今だかつてこの壁を越えた者は無く、その先には何があるのか解っていません。
故に、人類にとっては"世界"とはミッドガルと同一なのです。
文明レベルは一般的な中世ヨーロッパを舞台にしたファンタジーとなんら変わりません。
しかし、"旧世界"の遺跡等から遺物が見つかります。
これ等は"レリック"と呼称されており、ミッドガルドの技術力を大きく上回っている存在です。
一部ではこのレリックを活用する事で、中世ヨーロッパの文明レベル所か我々の現代文明すら凌駕する技術が使われています。
しかし、根本的には見つかった物を只使っているだけであり、それらの詳しい原理などは解っていません。
神話
歴史は旧世界と古代魔法王国期、そして現在と続いています。
旧世界とは遥か昔に栄えていた文明です。
魔法文明に非常に優れており、人々は遠い場所でも簡単に移動でき、空を飛べ、遠距離で会話した、果ては天空に浮かぶ月にまで到達したそうです。
この非常に優れた文明がなぜ崩壊したのかは解っていません。
しかし、何かの強大な単一の存在によって滅ぼされたという説が非常に有効的です。
次に栄えたのは古代魔法王国です。
旧世界が滅んでから暫くの間は暗黒の時代となっていました。
多数の亜人や魔獣等の生物が跳梁跋扈する世界で、人間達は旧世界の僅かな文明に頼って生きていたのです。
(ちなみに旧世界には人間以外の知的生物や、大多数の魔獣等は存在してなかったという説が有効的です。
しかし、稀にそういった存在について記述している旧世界の資料が見つかるので異論も多々あります)
そんな中、一人の天才が旧世界の魔法語を復活させました。
この魔法語を使用する事によって魔法的な現象を起こし、幾多のレリックを起動する事に成功しました。
旧世界のレリックはとても強大でした。
汎用的で大量に見つかる鉄の塊を超高速で多数吐き出す物ですら、亜人達は手も足も出なかったのです。
硬い鱗や強大な生命力を持つ伝説的な魔獣も、"光の剣"や鉄の獣。天空を支配する金属の鳥。
そして天空に浮かぶレリックから落とされる光の柱などの前では手も足も出なかったのです。
こうして様々な種族の王国を屈服させ、古代魔法王国は世界を支配しました。
彼らは空に都市を作り、海に進出し、あらゆる箇所を支配したのです。
この巨大な文明が滅んだ原因もまたレリックによるものでした。
意思を持っていたレリックのゴーレムが突如暴走し、人類に牙を向いたのです。
ゴーレム達は非常に優れた魔法の使い手であり、人間のそれを超越した肉体能力を持っていたのです。
ゴーレム達によって様々なレリックが支配されました。
ゴーレム達の手に及ばないレリックも存在していましたが、得てしてそういったレリックは低級なものが多かったのです。
魔法文明の要であったレリックを奪われてしまい、各地で禁忌であったレリック"神の火"が使われ、古代魔法王国は僅か一年で完全に滅亡します。
こうして再び暗黒の時代は訪れますが、人類はそれから500年で徐々に王国を起こしていき纏まっていきます。
そして現在、ミッドガルドを支配しているのは人類なのです。
レリックとマジックアイテム
レリックとは旧世界の遺物の事です。
強力な武器程度のものから、一つの都市がレリックによって構成されている場合もあります。
個人で運用する程度のものでさほど強力でもない者なら"高価な物"程度ですが、強力なものであれば国の至宝となっている場合もあります。
種類等も様々で、簡単な動作で作動する物(スイッチを入れる等)から汎用魔法語(後述)を理解していないとまともに起動できない物があります。
マジックアイテムとは旧世界の文明をある程度復活させた古代魔法王国に作成された魔法の道具です。
不思議な形状をしているレリックに対して、マジックアイテムは剣や杖等の馴染み深い形状をしているのが特徴です。
必ずしもマジックアイテムがレリックに劣るという事はありませんが、最高位の物同士を比べた場合はレリックの方が圧倒的に優れています。
魔法語
魔法語には汎用・下位・上位の三種類があります。
汎用魔法語は旧世界の日常語で使われていたものと考えられています。
しかし、その言語ですら幾多の種類があることが確認され、その文字や言語体系ですら違うのです。
幸いなのがレリックや旧世界の遺物で使用されている汎用魔法語は基本的に一つの言語に集中されています。
汎用魔法語と単に呼んだ場合はこの言語を指す場合が多いです。
しかし、この言語も大変複雑なものでした。
何せ表意文字と表音文字の組み合わせで構成されており、表音文字だけでも50種類あるのが2パターンあるのです。
更に表意文字の方はそれこそ無数種類があり、一つの文字が組み合わせによって複数の意味や発音を持つのです。
この汎用魔法語を習得していれば大抵のレリックが使用でき、また旧世界の遺跡などを探索する上において必須となっています。
下位魔法語とは汎用魔法語とはまったく別の言語であり、旧世界でも習得している物は少なく会話のための言語ではありません。
一部の高度なレリックを動かすための言語であり、魔法は全てこの言語によって使用されます。
そして最後の上位魔法語は更に複雑なものです。
文字自体は2種類しかなく、この組み合わせによって意味を成しているのです。
下位魔法語はこの上位魔法語を解りやすく翻訳したに過ぎません。
この上位魔法語を完全に習得したものは旧世界にもいないだろうというのが定説です。
イノセンス
イノセンスとは所謂超人の事です。
彼等は常人より遥かに運動能力が優れていたり、異能の天才だったりします。
常人の能力値の平均が2であるのに対して、イノセンスは平均は4.7です。
プレイヤーキャラクターは人間ならば基本的に全てイノセンスです。
彼等は古代魔法王国が滅亡し世界がミッドガルドと呼ばれるようになった頃から突発的に人間の中から出現してくるようになりました。
両親、もしくは片親がイノセンスであるならばその子供はイノセンスである確立は高い物ですが、親族や祖先にイノセンスがいない者からも生まれる場合もあります。
現在の所その出産比率は1:1000が基本といった所です。
冒険の舞台
リンドホルム
一般的ファンタジーに多く見られる王権による封建性による王国です。
王都の近辺には巨大な旧世界と古代魔法王国の遺跡があり、多くのイノセンスを含む冒険者が存在しています。
遺跡から発掘されたレリックやマジックアイテムも多くあり、戦力的にも規模的にもミッドガルド有数の国です。
また、西には魔獣や妖魔が住む鈴蘭の森があり、日常的に侵攻されています。
リンドホルムでは幾多の冒険ができるでしょう。
スタンダードな遺跡を冒険するダンジョンアタック。妖魔を討伐するクエスト。
また、冒険者の国である事を活かしたシティアドベンチャー等です。
クーロン
クーロンは一つの巨大な旧世界の遺跡丸ごとを国としています。
よって、国を構成している物全てがレリックと言っても差支えがありません。
しかし、他国より多いといえども、満足に整備はできていないので完全にレリックを支配しているとはいえません。
また、旧世界に個人や各組織が勝手に拡張等を行っていたとされ、内部は大変入り組んでいます。
クーロンの構造を完全に理解している者はいないとされています。
(しかし、一人の少女がクーロンの地図を作ろうとあちこちを探検しています。
彼女の行為は何故か各組織から黙認されており、未来にはこのクーロンの構造を完全に解明する事を期待されています)
この国に支配者はいません。各組織が自分の縄張りを統括しており、様々な陰謀が繰り広げられています。
国の面積自体は狭いものですが、天空にそびえる多重構造の旧世界の遺跡なので、実際の住居面積はとても広いものです。
また、外部からの侵攻に対しては遺跡の防衛機構が生きている為、難攻不落の国とされています。
同時に、他国に進出する軍隊も持っていません。持っていたとしても内の事に忙しいので外に向けようとはしないでしょう。
この国では主にシティアドベンチャーがメインとなるでしょう。
入り組んだ建物を舞台に各組織の陰謀に関っていってください。
しかし、未探索エリアも存在するので、ダンジョンアタックができない訳でもありません。
ファンタジーにレリックが存在するリンドホルムに対して、周りの物全てがレリックなのでそういった雰囲気が好きな方にお勧めです。
最終更新:2009年07月07日 06:55