【国の概要】
リンドホルム国は王都ダールを抱えるフォルシウス大陸でも有数の大国です。
この国は新興国で、別名で「冒険者の国」と呼ばれています。
その理由は以下の二つです。
1、王都ダールのすぐ側に、大陸最大の古代魔法王国の遺跡である【最も深き迷宮】がある
2、リンドホルムの隣地に【蝕まれた大地】がある
3、国王その人が元冒険者
【最も深き迷宮】
王都ダールから歩いて三日程の所に入り口がある、大陸最大の遺跡です。
その最深部はいまだに発見されておらず、数多くの冒険者が挑み命を落としています。
下層の方では巧妙なデストラップや強力な
モンスターが多数徘徊しており、一流の冒険でも命を落とす事は稀ではありません。
ですが、その分冒険が成功したときの発見した宝物、マジックアイテム。そして名誉は非常に大きなものです。
上層、それも入り口に近い階層では比較的危険度は少なく、駆け出し冒険者に丁度いいようになってます。
この迷宮の最大の特徴は、入るたびに地形が変わる事です。
それ故にマッピングは無意味となっています。
迷宮入り口には冒険者の為の町アスケルがあり、ここで休養を取ったり装備を整えたりできます。
【蝕まれた大地】
邪神の祝福を受けたといわれる呪われた大地です。
妖魔等が多数生息しており、時折リンドホルムに侵攻してきます。
その侵攻は組織立ったものではなく、むしろゲリラに近いものです。
それ故に進入して来た妖魔の討伐等を国が冒険者に依頼することが日常茶飯事です。
・迷宮の探索
・冒険者の店での依頼
・国からの依頼で妖魔を討伐する。
【施設】
・冒険者の店「火竜の角亭」
リンドホルムの多数ある冒険者の店のうちの一つです。
最も深き迷宮から莫大な財宝を持ち帰ったマスターが冒険者を引退し、開店した店です。
一階の酒場の天井に、この店で冒険者をやっていた国王が迷宮で倒した一角の火竜の頭骨が吊るされているのが印象的です。
ここに依頼が集まり、マスターが依頼人の背景を調べ、問題が無ければ仲介量をとって
適切な冒険者に依頼を仲介します。
・盗賊ギルド「夜の霧」
盗賊ギルドです。冒険者が多いこの国の盗賊ギルドは大陸全体でも有数の大きさです。
盗賊スキルを持つものは全てここで技術を学んでおり、ギルドに所属しています。
所属していない盗賊は「もぐり」とされ、盗賊ギルドに見せしめの為に人通りのある所で物を言わぬ死体にされるでしょう。
勿論、犯罪集団ですが国はこれを黙認している状態です。
なぜならば秩序を持って動いているからです。
盗賊ギルドに集金を渡している家には盗みに入らない。
不用意な犯罪を犯すものは盗賊ギルドが制裁を加える。
等の行為を徹底しており、むしろ犯罪は盗賊ギルドによって一定範囲内で安定しているのです。
また、盗賊ギルドに関係しない犯罪者の捕縛にも積極的です。
これは決して正義感からではなく、
「縄張り意識」の他に国に盗賊ギルドの正当性と必要性を主張する為です。
・魔法の店「奇跡の店」
最も深き迷宮のおかげで大陸でも最大数とも言えるマジックアイテムを置いている店です。
他国では非常に珍しい魔法のアイテムでも、ここでなら見つかる事も容易です。
ただし、一見の客にはそういった珍しいアイテムを売ることはありません。
冒険者としての経験をつんだ熟練の者にだけ、貴重マジックアイテムを販売しています。
勿論、一般的なマジックアイテムは普通に販売しています。
・神殿
様々な神殿があります。
また、戦の神の高司祭は【死者蘇生】が使える非常に高レベルの司祭です。
ただし、この高司祭に奇跡を願うにはそれ相応のコネと寄進がいるでしょう。
【周囲】
・黄金の風の森
エルフの集落がいくつもある非常に大きな森です。
エルフの人間に対する反応は様々で、リンドホルムとの諍いから人間を嫌悪している集落もあれば
頻繁に交流をし、人間と隣人の様に暮らしている集落もあります。
リンドホルムのエルフの冒険者の大半はこの森の出身です。
・石と鉄の国
ドワーフが住む地底の大トンネルです。
リンドホルムとは密接な関係にあり、ドワーフがリンドホルムに製鉄・鍛冶等の技術を助け
リンドホルムは大陸に名高い良質なエール・ワインを輸出しています。
妖魔を憎むドワーフはたびたび蝕まれた大地からの妖魔の大侵攻に対し、
リンドホルムと共闘してこれを退けています。
基本的に、積極的に他の国とは関わろうとはしません。
・奇跡の町「レイチ」
王都ダールから南の街道を三日ほど歩いた場所にあります。
町から歩いて半日程の所に「青の遺跡」と呼ばれている小さな遺跡が
二日ほどの所に「リバイブ」と呼ばれる小さな湖があります。
気候は暖かく王都との交易も盛んで、人間やハーフエルフを中心に多くの住人が暮らしています。
・古き町「リバース」
王都ダールから少し離れた町です。
ここには酒場「神楽亭」があり、賑やかさは「火竜の角亭」にも負けないほどです。
そのため、人の活発さという点から一部の貴族達はこの町に住んでいます。
また、小さいながらも劇場があります。
たまにここで劇が行われ、その日には露店や酒場が賑わうこととなり
珍しいものや珍しい種族などがお目にかかれるかもしれません。
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最終更新:2009年07月09日 00:14