ギルシュ・ルース

種族:人間族

登場作品:天結いキャッスルマイスター



解説

インフルース王国の第三王子。
王国南部に存在するリックベルの街の統治者でもある。
信仰する神はフィユシア
冷酷かつ残忍な性格で他者をただの駒としか認識しておらず、利用価値の無い者は切り捨てる容赦の無さを持つ。
統治者としての能力自体は高く、常に効率化を図ろうとする姿勢は民からの評判も良く、また団長を務めている竜鰐騎士団も王国内で随一の戦績を誇る精鋭。
発掘されたグアラクーナ城砦の調査を命じた責任者でもあり、遺跡の調査から何らかの成果があがる事を期待して配下のキスニルを派遣した。
フィアの覚醒後は稼働した城砦を戦略兵器となり得ると判断、調査を任せていたキスニルに追撃を命じた他、国王に無断でロズリーヌを動かすなど独断で城砦の確保に動いた。
強大な戦力を手にした上で他国へ戦争を仕掛け、功績をたてる事で王位を継承する野望を持ち、また元々自分が調査を命じていた事もあってグアラクーナ城砦に対しては強い執着心を持つ。
自身が統治するリックベル付近まで北上してきた城砦の進行を妨害する事で街の城壁に被害を出させ、それを大義名分として攻撃をしかけたが、
市民の被害を顧みない作戦によってキスニルの離反を招き、結果としてアヴァロ達に敗れた。
その後はこれ以上国王に無断で行動するのはまずいとロズリーヌに諭されるも拒絶、彼女に命令して霊体達にグアラクーナ城砦を襲撃させた。
この頃には城砦を手に入れる事よりも自分に恥をかかせたアヴァロ達への復讐心が強くなっており、また失態を犯した事による自身の立場の悪化から冷静さも失っていた。
最後は霊洩れの途にてロズリーヌや彼女配下の霊体達と共にアヴァロ達と戦うも敗れ、塔から自ら身を投げて命を落とした。
自分が下等と蔑む相手の捕虜となる屈辱や今回の失態で王位の継承が絶望的になった事に耐えられなかった様子。


雑感・考察

ファーブルと同じく、有能設定なのだが本編だとどうにもそうは見えない可哀想な人。


  • 戦術家としては有能なんだと思うので高すぎるプライドさえなんとかなっていれば……。 - 名無しさん (2019-08-20 18:35:00)
  • 第三王子、つまり王位継承者としては非常に微妙。インフル―スの王家自体がかなり古臭い因習のイメージだから、政争の犠牲者と言えなくもないんだが…。 - 名無しさん (2020-05-25 11:45:01)
  • 歴代作品で大国の王子が活躍したのはこの人が初めてじゃないか?王子が騎士団長でしかもお飾りではない。ファーブル将帥が期待してたのも分かります。 - 考察 (2020-05-26 02:13:38)
  • ロズリーヌとの会話を見みてると関係をもう一歩進められる余地があればきっかけ次第で改心する方向にもっていけたような気がしないでもない。 - 名無しさん (2020-06-01 10:29:39)
  • なんとなく幼い頃はロズリーヌお姉ちゃん大好きショタだった気がする - 管理人 (2020-06-01 23:57:42)
  • ロズリーヌお姉ちゃんにもっと甘えていれば、あるいは違う未来もあったかもしれない。どこまで行っても王族拗らせすぎて自滅しちゃったって結論にしかならないのが悲しい。 - 名無しさん (2020-06-04 10:56:55)
  • 結果論だけど、インフルース王国全体でフィユシア教の信徒が大半な中でそのフィユシア(パライア)の娘たるフィアに刃を向けたのは重罪なんじゃないかと思ったり。とはいえ作中でフィユシア=パライア、フィアがパライアの娘だと分かるのは終盤だから知る由ないけど。 - 名無しさん (2021-02-23 10:34:01)
  • 成功した王子はヴァイスハイトくらいなもんだな…他の王子はギルシュ含めて精神的に幼いのが敗因。逆に言えばポテンシャル自体は高いはず… - 名無しさん (2021-07-27 22:26:50)
  • 本編だととてもそうは見えないがギルシュって一応有能設定だしな - 名無しさん (2021-07-28 00:40:35)
  • 一応設定上の戦闘能力は描写からして人間の枠組みでは相当高い(自身を持っている)はずで、殿下が驕ってしまうのも仕方がない。しかし、ゆるふわ空間で生きてるアヴァロ君ご一行の強さがバグってる(舐めプしながら圧倒的多数かつ質も精兵であるはずの敵軍団を寡兵で追い返す)せいで全くそうは見えないというのが悲しい - 名無しさん (2023-09-07 00:43:26)

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最終更新:2019年05月03日 23:53
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