アヴァロ・ルクレール
種族:ハーフエルフ→ハーフエルフ(神格者)
登場作品:天結いキャッスルマイスター、天結いラビリンスマイスター
解説
ハーフエルフの
鍛梁師。
勝ち気でぶっきらぼうだが面倒見がよく、人から頼られると応えたくなる兄貴肌な性格。
仕事には拘りがあり、有限実行の強い意思を持っているが、その熱意から作業に没頭し過ぎて時間を忘れてしまう事もしばしばある。
両親の記憶すら無い天涯孤独の身であり、またハーフエルフという肩身の狭い生まれもあって他人に対して距離をとっていたが、
鍛梁師になってからは人々の喜ぶ光景を好むようになり、他人に対して積極的に関わっていくようになった。
鍛梁師となったのは自分にできる事を探して色々学んでいった結果に過ぎないようだが、今ではその奥深さに惚れ込んでおり、天職だと感じている。
鐵刀匠合には所属していないフリーの技師だが、以前
ディートヘルムの下で働いていた時期があり、
彼から測量や土地調査のノウハウを教わる一方、逆に
機軸武器に関する技術を伝授したりもした。
いつか自分の工房を持つという夢を叶える為に継続的に稼げる場所を求めて
インフルース王国を訪れ、資金稼ぎの一環として遺跡修復の仕事を受けたが、
事故によって未調査区画に落ちてしまい、その場所で遺跡に封じられた
フィアと出会い、彼女を封印から解放する事となった。
フィユシア教の聖地である
神響の霞廊へ向かおうとする彼女に協力する事となり、
彼女のもう一つの身体である
グアラクーナ城砦を自分の工房としても利用するという条件で
使徒の契約を結んだ。
工房を手に入れたのは自身の夢を叶える為であったが、人々の役に立って縁を繋いでいく事は
フィアの
女神力を高める結果にもなり、
グアラクーナ城砦を目的地まで歩ませる原動力にもなった。
出会った当初は女神を自称する
フィアに胡散臭さも感じていた様子だが、天真爛漫な彼女に次第に惹かれ、最終的には単なる主従関係を超えて互いに愛し合うようになった。
なお女神であるかどうかは確証が持てなかったものの、
城砦を動かした事から早い段階で少なくとも
上位精霊の様な強い力を持つ存在であるとは考えていた様子。
聖地への道中に出会った
ミクシュアナから
フィアが正真正銘の
現神である事、そして
グアラクーナ城砦が封じられた神の力を動力源とする禁忌の兵器であり、
現神の定めたルールにおいては
フィア諸共破壊する対象である事を知らされ、以降は
フィアを救う為に
城砦から解放する方法を見つける事が旅の目的に加わった。
また旅の中で自身の出生の秘密を知る事にもなり、
ガイダルからは
魔シキ封錬ノ匠の血を引いている事を教えられ、
クードヴァンスからは彼の娘の血を引く孫である事と両親が
魔シキ封錬ノ匠に殺害された事を伝えられた。
最終的には
神響の霞廊に残された遺産から
封錬機の製法を知り、それを元に兵器に封じられた
神や
精霊を解放する術を完成させ、
フィアと彼女が救おうとしていた
パライアを
封錬機から解放する事に成功し、旅の目的を果たした。
パライアを救い出した後は新たに
フィユシア教の象徴となった
フィアの
使徒として大司教の座に就く事も薦められたがこれを固辞し、
封錬技術とは無関係の技術で再稼働させた
グアラクーナ城砦を拠点としてこれまでと同様に人々の為に働いている。
また
フィアを解放した事で自立移動能力が失われた
グアラクーナ城砦を
封錬技術抜きで修復しようと工房経営の傍らで復旧作業を行っている。
将来的には
グアラクーナ城砦が通行できる交易路を整備し、人や物の移動に城砦を用いる事で人々を助け、国全体を豊かにしたいと考えている。
かつては
禁忌の兵器とされた城砦を世界中で受け入れられる存在にしたいという思いがある模様。
中枢部である
錬魔封晶から生まれた
精霊クーナの力によって予期せぬ形で修復作業が一段落した後は彼女が生まれた理由を解明する為、
クーナや
フィアが何らかの力を感じた
メフィ公国に向かう事を決め、同国で発生していた迷宮の暴走事件の調査を行う事となった。
調査の中で異変を起こしている実行犯である
リルと彼女に仕える二人の結騎と遭遇、またその背後に自身とも因縁浅からぬ
魔シキ封錬ノ匠の一員である
ギアリーが存在する事を知る。
当初は迷宮を暴走させる真の狙いが分からず、
魔神ヴィネアの復活を許してしまったが、仲間達の協力もあって
メフィ公国の
魔術師を皆殺しにしようとする彼女を止める事には成功、
戦闘後、一度は再封印しようとしたが、
クーナに止められた事もあって最終的には
ヴィネアと契約を結び、彼女と共に事態の収拾を目指す事となった。
なお
ギアリーの狙いであった
柩冥神殿ヴィルキースを手に入れる為には
ヴィネアを弱体化させた上で再封印を行う事が必要であった為、結果的には意図せず彼女の計画を破綻させている。
その後は
ギアリー達の手によって引き起こされた
ベルガラード王国の侵攻に対応する事となり、
その中でこれまで仲間として共に行動していた
ルーチェの正体が
ベルガラード所属の
神格者と知り衝撃を受ける。
ルーチェの正体を知った後は戦争を終結させる為、相手側の要人である彼女の説得を計画、結果として言葉だけで説得はできずに戦う事になったが、
最終的には無事に和解を果たして戦争終結させる道を繋いだ。
戦いが一段落した後は
フィア達と共に
インフルース王国へと帰還した。
色々と騒動には巻き込まれたが、
メフィ公国滞在時には恋人である
フィアとの関係も深まり、彼女に正式にプロポーズして夫婦となっている。
彼女と結ばれて以来、プロポーズに中々踏み切れなかったのは孤児であった事もあって他者と関係を深める事への恐れがあった為。
雑感・考察
公式のキャラ紹介によると前衛型の魔術師となっており、ストーリー上でも機軸槌を振るって戦う姿が度々描かれる。
神の
使徒という事で一応は
神格者であると思われるが、作中では特にその様には語られていない。
キャッスルマイスターの闇ルートでは警戒しながらも
ガイダルとの同盟を受け入れたが裏切られ、
フィアと
グアラクーナ城砦を奪われてしまう。
その後、仲間達と共に
ガイダルを倒す事には成功するが、
フィアを精神汚染からは救えず、彼女を止める為に自身の手で命を奪う事となる。
なお本来なら
使徒は主の死と運命を共にするのが定めだが、最期に正気を取り戻した
フィアによって契約を断ち切られて生き延びる事に。
エンディングでは一人
グアラクーナ城砦に残って世捨て人の様な生活をしており、仲間達から心配されている。
ゲーム上ではレベルアップする事で「ハーフエルフ鍛梁師」、「鉱床達人」、「局地戦術家」、「紅閃の鍛梁師」、「天駆の鍛梁師」、「絶錬王」、「愛されし英雄」、
「鍛梁を極めし神傑」の称号を獲得可能。
上記解説のラビリンスマイスター部分は
ベルガラード王国ルートの物。
シヴァ女王ルートでも基本的な立ち位置は変わらないが、
ヴィネアと協力体制を築く事はできずに再封印、
ギアリーに
柩冥神殿ヴィルキースを奪われてしまう。
しかし最終的には
ギアリーや
シヴァ女王を倒し、こちらのルートでも事態の収拾は果たしている。
ゲーム上ではレベルアップする事で「女神の使徒」、「城砦団長」、「鍛梁王」、「絆紡ぐ使徒」、「鍛梁を極めし神傑」の称号を獲得可能。
最終更新:2024年06月30日 08:36