【平唯の人間観察 第二話「断片兆候(フラフラフラグメンツ)」】
【都市伝説の分類は勝手にH×Hっぽくやっているんだ……】
【規制に巻き込まれてるからこっちで先に乗せるよ】
【読む前に相対性理論というバンドの曲を聴くとそれっぽいかもしれない】
【都市伝説の分類は勝手にH×Hっぽくやっているんだ……】
【規制に巻き込まれてるからこっちで先に乗せるよ】
【読む前に相対性理論というバンドの曲を聴くとそれっぽいかもしれない】
家に帰った私は従兄にメールを送りながら都市伝説「※ただしイケメンに限る」の話を聞いていた。
今晩はカレーのようで一階のキッチンから二階の自分の部屋にまで美味しそうな香りが流れ込んでくる。
今晩はカレーのようで一階のキッチンから二階の自分の部屋にまで美味しそうな香りが流れ込んでくる。
「良いか?オジョーチャン。
オレタチは都市伝説と呼ばれるソンザイだ。」
「むきゅ?よくわかんない。」
「都市伝説、ワカルカ?
ってかあんた男装していないと本当にスキダラケだな!」
「う~ん、なんか妖怪の類って理解すれば良いの?」
「アア、ソウダヨ。まあソウイウコトニシテオケ。」
「じゃあ貴方のことはケメって呼ぶね!」
「なんでケメなんだよ、ああ“※ただしイケメンに限る”、略してケメか。」
「うふふ、そうだよ!」
「あぁ……チョーシガクルウゼー。」
オレタチは都市伝説と呼ばれるソンザイだ。」
「むきゅ?よくわかんない。」
「都市伝説、ワカルカ?
ってかあんた男装していないと本当にスキダラケだな!」
「う~ん、なんか妖怪の類って理解すれば良いの?」
「アア、ソウダヨ。まあソウイウコトニシテオケ。」
「じゃあ貴方のことはケメって呼ぶね!」
「なんでケメなんだよ、ああ“※ただしイケメンに限る”、略してケメか。」
「うふふ、そうだよ!」
「あぁ……チョーシガクルウゼー。」
私の隣でケメは困ったように頭を抱えていた、可愛い。
しかし契約はすでに為されてしまっている、自分の契約相手に疑問を持ったとしてももうどうしようもないのだ。
そのことに彼も気づいたらしく気を取り直して説明を続ける。
しかし契約はすでに為されてしまっている、自分の契約相手に疑問を持ったとしてももうどうしようもないのだ。
そのことに彼も気づいたらしく気を取り直して説明を続ける。
「まあとりあえず聞け。
オマエノケーヤクシタ都市伝説「※ただしイケメンに限る」は特質系干渉型の都市伝説ダ。
お前がイケメンデアルトオモッタニンゲンアイテならば“何をしてもユルサレル”!!
アクマミテーな能力だろ?
キャハハハハハハハ!!!」
オマエノケーヤクシタ都市伝説「※ただしイケメンに限る」は特質系干渉型の都市伝説ダ。
お前がイケメンデアルトオモッタニンゲンアイテならば“何をしてもユルサレル”!!
アクマミテーな能力だろ?
キャハハハハハハハ!!!」
う……、やっぱり私は人を殺してしまったんだ……。
気持ち悪い。
怖い。
死ねば良いのに、そうだ。
あの時私が死ねば良かったのに……、なんであんなことしちゃったんだろう。
自分は父母に普通に育てて貰ったんだから普通に生きようと思ってたんだ。
なのに……。
気持ち悪い。
怖い。
死ねば良いのに、そうだ。
あの時私が死ねば良かったのに……、なんであんなことしちゃったんだろう。
自分は父母に普通に育てて貰ったんだから普通に生きようと思ってたんだ。
なのに……。
「わ、待て待て待てオジョーチャン!
泣いてるんじゃネエ!
テメエ、このママッコがよぉ!
イイトシコイテボロボロ泣いてンジャネえぞ!!」」
とかなんとか言いつつハンカチを差し出すケメ。
こう見えて割と優しいのではないだろうか。
私が泣き止んだのを見計らってケメはまた説明を始める。
泣いてるんじゃネエ!
テメエ、このママッコがよぉ!
イイトシコイテボロボロ泣いてンジャネえぞ!!」」
とかなんとか言いつつハンカチを差し出すケメ。
こう見えて割と優しいのではないだろうか。
私が泣き止んだのを見計らってケメはまた説明を始める。
「解るとは思うがお前が男装しないと俺は効果を発揮シネー。
イケメンってのは男に使う形容詞だかラヨ。」
「うん、男装しないと効果を発揮しないんだね、解ったよ……。」
「トリアエズ説明はこんなもんだ。
あと気をつけて欲しいのは組織ダ。」
「組織?」
なんだろう、MIP的なあれなのだろうか?
都市伝説を隠蔽する為の組織かなあ?」
「アア、そのトーリ。」
当たっていた。
「基本的に都市伝説の契約者ヲホゴシテいる組織ダガ……、
都市伝説を使って犯罪を犯すレンチューを取り締まっていたりもする。」
「私ってもしかして………。」
ガタガタと震えているのが自分でも解る。
「マテ、泣くなよ!まだガマンしろよ!?セツメイドコロジャネーゾ!
基本的に黒服関係の人間が来た時に事情セツメーすりゃ大丈夫だからよ!!」
「ああ、良かった……。」
「マー今日はイロイロあったしユックリ休めよ。」
「うん……。」
私は夕食の時間までしばらく眠りにつくことにした。
眠りから覚めるとケメは居ない。丁度夕食の時間だったので両親に呼ばれてリビングに降りた。
夕食を食べ終わると宿題をすると偽ってまた自分の部屋に戻る。
イケメンってのは男に使う形容詞だかラヨ。」
「うん、男装しないと効果を発揮しないんだね、解ったよ……。」
「トリアエズ説明はこんなもんだ。
あと気をつけて欲しいのは組織ダ。」
「組織?」
なんだろう、MIP的なあれなのだろうか?
都市伝説を隠蔽する為の組織かなあ?」
「アア、そのトーリ。」
当たっていた。
「基本的に都市伝説の契約者ヲホゴシテいる組織ダガ……、
都市伝説を使って犯罪を犯すレンチューを取り締まっていたりもする。」
「私ってもしかして………。」
ガタガタと震えているのが自分でも解る。
「マテ、泣くなよ!まだガマンしろよ!?セツメイドコロジャネーゾ!
基本的に黒服関係の人間が来た時に事情セツメーすりゃ大丈夫だからよ!!」
「ああ、良かった……。」
「マー今日はイロイロあったしユックリ休めよ。」
「うん……。」
私は夕食の時間までしばらく眠りにつくことにした。
眠りから覚めるとケメは居ない。丁度夕食の時間だったので両親に呼ばれてリビングに降りた。
夕食を食べ終わると宿題をすると偽ってまた自分の部屋に戻る。
「ああ、そうだ。めーちゃんにメール打たないと。」
めーちゃんとは他ならぬ私に勉強を教えてくれた従兄で、今はとある大学で法律の勉強をしている。
優しくて頭の良い人だったのを覚えている。
ちょっと運動は苦手だったが。
文面をパソコンに打ち込む。
めーちゃんは絵文字を嫌うので絵文字を使うのはやめておこう。
パソコンで相対性理論のLOVEずっきゅんをかけながらメールソフトを起動する。
「めーちゃん、お久しぶりです。
従妹の唯です。
最近ちょっと悩んでいることが有りましてメールしました。
私が高校に入ってからという物忙しくて中々メールできなかったんですがどうしていましたか?
私の悩みというのが………。」
ここまで書いて悩んでしまった。
都市伝説と契約してしまったとか言っても信じてくれる訳がない。
うにゅ……。
ああ、妙な物が見えるようになったとでも書こう。
あの人はわりと優しいからこれでもなんか察してくれる筈だ。
いや、やっぱ嘘がキライだし正直なこと言った方が良いか。
「超能力を使えるようになってしまったんです。
いや、急にこんなこと話しても信じて貰えないとは解ってるんですけれども……。
良ければ相談にのってもらえませんか?」
めーちゃんとは他ならぬ私に勉強を教えてくれた従兄で、今はとある大学で法律の勉強をしている。
優しくて頭の良い人だったのを覚えている。
ちょっと運動は苦手だったが。
文面をパソコンに打ち込む。
めーちゃんは絵文字を嫌うので絵文字を使うのはやめておこう。
パソコンで相対性理論のLOVEずっきゅんをかけながらメールソフトを起動する。
「めーちゃん、お久しぶりです。
従妹の唯です。
最近ちょっと悩んでいることが有りましてメールしました。
私が高校に入ってからという物忙しくて中々メールできなかったんですがどうしていましたか?
私の悩みというのが………。」
ここまで書いて悩んでしまった。
都市伝説と契約してしまったとか言っても信じてくれる訳がない。
うにゅ……。
ああ、妙な物が見えるようになったとでも書こう。
あの人はわりと優しいからこれでもなんか察してくれる筈だ。
いや、やっぱ嘘がキライだし正直なこと言った方が良いか。
「超能力を使えるようになってしまったんです。
いや、急にこんなこと話しても信じて貰えないとは解ってるんですけれども……。
良ければ相談にのってもらえませんか?」
送信。
翌日、返事が来ていた。
翌日、返事が来ていた。
「今度会いに行くから都市伝説の名前を聞かせてくれ。」
たったの一文。
ばれてる………?
嫌、嘘だよね、なんで私の行動ばれてるの?
でも名前を知らない……、ってことは私が契約したことしか知らない?
「じゃあ日曜日にお願いします。めーちゃんも都市伝説と契約しているんですか?」
送信、すぐに返信は帰ってきた。
「まああれだ、詳しいことは言えないけれど黒服の人間には気をつけてくれ。
戦えない都市伝説なら絶対に、何があっても戦おうとするなよ。」
黒服に気をつけてくれ?
めーちゃんは黒服を危険と認識している。
このまえのケメの話と照らし合わせるとめーちゃんは何か都市伝説で犯罪を犯してしまった?
めーちゃんの通ってる大学の隣町は学校町。
学校町?
学校町といえば少年少女を対象にした連続失踪事件が起きた場所、犯人は若い男だそうだ。
通称、ハーメルンの笛吹き男。
点と点が結びついて私の中で線になる。
線にはなるが証拠はない。
まさしく絵空事。
ばれてる………?
嫌、嘘だよね、なんで私の行動ばれてるの?
でも名前を知らない……、ってことは私が契約したことしか知らない?
「じゃあ日曜日にお願いします。めーちゃんも都市伝説と契約しているんですか?」
送信、すぐに返信は帰ってきた。
「まああれだ、詳しいことは言えないけれど黒服の人間には気をつけてくれ。
戦えない都市伝説なら絶対に、何があっても戦おうとするなよ。」
黒服に気をつけてくれ?
めーちゃんは黒服を危険と認識している。
このまえのケメの話と照らし合わせるとめーちゃんは何か都市伝説で犯罪を犯してしまった?
めーちゃんの通ってる大学の隣町は学校町。
学校町?
学校町といえば少年少女を対象にした連続失踪事件が起きた場所、犯人は若い男だそうだ。
通称、ハーメルンの笛吹き男。
点と点が結びついて私の中で線になる。
線にはなるが証拠はない。
まさしく絵空事。
カマをかけてみよう。
「もしかしてめーちゃんは今学校町に居る?」
送信、返信が来る。
「ふふふ、叔父さんと叔母さんに俺のことを覚えているか聞いてこい。
続きはそれからだ。」
「もしかしてめーちゃんは今学校町に居る?」
送信、返信が来る。
「ふふふ、叔父さんと叔母さんに俺のことを覚えているか聞いてこい。
続きはそれからだ。」
下に降りて父と母にめーちゃんのことを聞いてみた。
そんな人は知らない、その一点張り。
どういうこと?
その場を旨く誤魔化して自分の部屋に戻る。
そんな人は知らない、その一点張り。
どういうこと?
その場を旨く誤魔化して自分の部屋に戻る。
「お父さんもお母さんもめーちゃんのこと知らないって言ってたよ?
で、結局めーちゃんは学校町に居るの?」
送信、返信が来る。
「それが俺の契約の代償だよ。俺の今いる場所は確かに学校町だ。
黒服の組織っていうのが居てな、そいつらに狙われているの。
お前の所に来てもできるだけ俺のことに気づかれるなよ、良くて人質だぜ。」
めーちゃんはまた厄介ごとに巻き込まれているようだった。
思えば昔から彼はそうだったのだ。
彼は確かに優しい人間だった。
しかしトラブルは避ける振りして脚をかけて転ばせるタイプの人間だった。
「ってことは悪いことしたの?」
「俺は何もしていない、都市伝説と一緒に居た所を襲われただけだ。」
「怪しい、めーちゃんはそうやって昔から嫌いな人を悪人に仕立て上げていたじゃん。」
「俺の従妹だろ?信じてくれよ。」
「めーちゃんが優しいのは身内にだけだよ、めーちゃんって友達と一緒に居る時は眼が死んでたもん。」
「解った、今お前が住んでるのはY県の番屋町だったな?会いに行くよ。」
「今度の日曜日にお願い、駅前の喫茶店で良いでしょ?」
「了解だ。」
二人で良く行った店。
めーちゃんは初対面の人やめーちゃんをよく知らない人間には圧倒的なまでに強いが……
長い間付き合っている人間、特に家族や親戚などには弱い。
本当は甘い人間なんだろう。
で、結局めーちゃんは学校町に居るの?」
送信、返信が来る。
「それが俺の契約の代償だよ。俺の今いる場所は確かに学校町だ。
黒服の組織っていうのが居てな、そいつらに狙われているの。
お前の所に来てもできるだけ俺のことに気づかれるなよ、良くて人質だぜ。」
めーちゃんはまた厄介ごとに巻き込まれているようだった。
思えば昔から彼はそうだったのだ。
彼は確かに優しい人間だった。
しかしトラブルは避ける振りして脚をかけて転ばせるタイプの人間だった。
「ってことは悪いことしたの?」
「俺は何もしていない、都市伝説と一緒に居た所を襲われただけだ。」
「怪しい、めーちゃんはそうやって昔から嫌いな人を悪人に仕立て上げていたじゃん。」
「俺の従妹だろ?信じてくれよ。」
「めーちゃんが優しいのは身内にだけだよ、めーちゃんって友達と一緒に居る時は眼が死んでたもん。」
「解った、今お前が住んでるのはY県の番屋町だったな?会いに行くよ。」
「今度の日曜日にお願い、駅前の喫茶店で良いでしょ?」
「了解だ。」
二人で良く行った店。
めーちゃんは初対面の人やめーちゃんをよく知らない人間には圧倒的なまでに強いが……
長い間付き合っている人間、特に家族や親戚などには弱い。
本当は甘い人間なんだろう。
そして次の日曜日が来た。
駅前の喫茶店には男装の麗人と若い革命家のような目つきをした男性が座っていた。
「久しぶりだ、唯。」
「こっちこそ久しぶり、めいちゃん。」
「平さん初めましてです。」
ぺこり、とお辞儀をする幼女。
男二人にプラスして幼女が居た。
「めいちゃん、私はめいちゃんに子供が出来たとかこんな年の妹が居るとかまったく聞いていないんだけど。」
そのうえちょっと可愛い辺りが腹立つ。
「そいつが俺の契約している都市伝説だよ。お前の都市伝説は実体を持たないタイプと考えて良いのかな?」
「そうだね……。」
ていうか今も絶賛発動中だ。
都市伝説の方には効いているみたいなんだけど……、めーちゃんには効いていない。
「ねぇ、ここでのお茶ってめーちゃんが……。」
「お前がつまらん服なんて着てこなかったら奢っていた。お前のそれはキライなんだよ。
俺がお前の分までお茶代を払うことは許さない。」
「確かにさっきからギャラリーが多い気がする……。」
事実、女性客がさっきからこの喫茶店に増えている。
男装しているだけなんだけどなあ……?
駅前の喫茶店には男装の麗人と若い革命家のような目つきをした男性が座っていた。
「久しぶりだ、唯。」
「こっちこそ久しぶり、めいちゃん。」
「平さん初めましてです。」
ぺこり、とお辞儀をする幼女。
男二人にプラスして幼女が居た。
「めいちゃん、私はめいちゃんに子供が出来たとかこんな年の妹が居るとかまったく聞いていないんだけど。」
そのうえちょっと可愛い辺りが腹立つ。
「そいつが俺の契約している都市伝説だよ。お前の都市伝説は実体を持たないタイプと考えて良いのかな?」
「そうだね……。」
ていうか今も絶賛発動中だ。
都市伝説の方には効いているみたいなんだけど……、めーちゃんには効いていない。
「ねぇ、ここでのお茶ってめーちゃんが……。」
「お前がつまらん服なんて着てこなかったら奢っていた。お前のそれはキライなんだよ。
俺がお前の分までお茶代を払うことは許さない。」
「確かにさっきからギャラリーが多い気がする……。」
事実、女性客がさっきからこの喫茶店に増えている。
男装しているだけなんだけどなあ……?
「とりあえずお前の都市伝説の名前を当ててやるよ、“※ただしイケメンに限る”だろ?」
一発で当てられた。
思わず動揺が態度に出る。
「そして少なくとも一回は戦闘を経験している。
大方誰かを殺ってその都市伝説でもみ消したんだろう。」
完膚無きまでに当てられた。
「根拠は三つ。
1、メルが初対面の人間相手に何も言わなくてもしっかり挨拶している、こいつは極度の人見知りだ
2、お前には忌々しいことに男装趣味が有る、そして今わざわざそれが嫌いな俺の前でしてきた
3、“※ただしイケメンに限る”であれば直接戦闘には向かない、よって戦闘後のもみ消しに使ったと考えるのが妥当
以上だ。
推論を飛躍でくっつけた継ぎ接ぎな思いつきだが……わりと合ってるだろ?」
「マスター……、えっとその決してこうおもわずときめいてしまったとかそう言うわけでは……。」
メルと呼ばれていた少女が弁解をする。
しかし私は子供が嫌いである、幾ら好かれていてもこの少女は苦手だ。
「良い、普通の人間ならかからない筈が無い能力なんだ。」
そのうえめーちゃんもあっさり許しちゃうし。
「でもめーちゃんはかかってないね。なんでさ?」
「この世の中には三種類の人間がいる。
俺
幼女及び少女
その他諸々
俺に優しくして欲しかったらそのブーツを脱いでロリ路線で来い。」
「え、マスター、この人男の人じゃ……?」
「正真正銘女だよ、昔はつるぺったんの美しい身体をしてたんだがなあ……。
まあぺったんは昔のままだがな。」
さりげに、というかど真ん中ストレートにセクハラだ。
「変態め……。」
小声で悪態をつく。
「お前と良い勝負だよ。」
悔しいけど否定は出来ない。
一発で当てられた。
思わず動揺が態度に出る。
「そして少なくとも一回は戦闘を経験している。
大方誰かを殺ってその都市伝説でもみ消したんだろう。」
完膚無きまでに当てられた。
「根拠は三つ。
1、メルが初対面の人間相手に何も言わなくてもしっかり挨拶している、こいつは極度の人見知りだ
2、お前には忌々しいことに男装趣味が有る、そして今わざわざそれが嫌いな俺の前でしてきた
3、“※ただしイケメンに限る”であれば直接戦闘には向かない、よって戦闘後のもみ消しに使ったと考えるのが妥当
以上だ。
推論を飛躍でくっつけた継ぎ接ぎな思いつきだが……わりと合ってるだろ?」
「マスター……、えっとその決してこうおもわずときめいてしまったとかそう言うわけでは……。」
メルと呼ばれていた少女が弁解をする。
しかし私は子供が嫌いである、幾ら好かれていてもこの少女は苦手だ。
「良い、普通の人間ならかからない筈が無い能力なんだ。」
そのうえめーちゃんもあっさり許しちゃうし。
「でもめーちゃんはかかってないね。なんでさ?」
「この世の中には三種類の人間がいる。
俺
幼女及び少女
その他諸々
俺に優しくして欲しかったらそのブーツを脱いでロリ路線で来い。」
「え、マスター、この人男の人じゃ……?」
「正真正銘女だよ、昔はつるぺったんの美しい身体をしてたんだがなあ……。
まあぺったんは昔のままだがな。」
さりげに、というかど真ん中ストレートにセクハラだ。
「変態め……。」
小声で悪態をつく。
「お前と良い勝負だよ。」
悔しいけど否定は出来ない。
「まあ俺の都市伝説はお前の予想で合っているよ。
組織に追われているのも事実だ。
だからこれからは連絡もメールで頼む。」
アイスコーヒーを水のように飲みながら話し続ける。
あんな苦い物をよく飲めるなあ……。
ていうか何杯目!?お代わり何杯目だ?
「解った。じゃあこれからはそうするよ。」
「あとメールでお前の日曜日の話聞かせて貰ったけどよ。
それって裏で糸引いてる奴居るわ、俺と同じ操作系。
お前を潰そうとしている奴……、そんなのそれ程居なさそうだけど警告しておいてやる。
操作系は本体さえ見つけてしまえばあとは楽勝だ。
そういえばこの町に来るときに黒服を一人見かけたから気をつけろよ?
お前を狙ってるのかも。」
「それはめーちゃんが狙われてるんじゃない?」
「かもしれない、まあ倒したから良いけどさ。それじゃあ会計頼んだぜ。」
ポン、とめーちゃんは二千円札を置いて一緒に居た少女と店を出て行った。
二千円札とか逆に使いづらいわ。
組織に追われているのも事実だ。
だからこれからは連絡もメールで頼む。」
アイスコーヒーを水のように飲みながら話し続ける。
あんな苦い物をよく飲めるなあ……。
ていうか何杯目!?お代わり何杯目だ?
「解った。じゃあこれからはそうするよ。」
「あとメールでお前の日曜日の話聞かせて貰ったけどよ。
それって裏で糸引いてる奴居るわ、俺と同じ操作系。
お前を潰そうとしている奴……、そんなのそれ程居なさそうだけど警告しておいてやる。
操作系は本体さえ見つけてしまえばあとは楽勝だ。
そういえばこの町に来るときに黒服を一人見かけたから気をつけろよ?
お前を狙ってるのかも。」
「それはめーちゃんが狙われてるんじゃない?」
「かもしれない、まあ倒したから良いけどさ。それじゃあ会計頼んだぜ。」
ポン、とめーちゃんは二千円札を置いて一緒に居た少女と店を出て行った。
二千円札とか逆に使いづらいわ。
所変わって番屋町駅構内。
「ハーメルンの笛吹き……、なんであんなのがこの町に居るんだ?
一方的に襲撃されるしさ……、俺がやられたと勘違いしてくれたのがありがたかったね。」
ぶつぶつと文句を言いながら肩口から血を流す黒服の男。
しかし、まだ若い。
年頃で言えば16~17才程だろうか?
黒服に着られていると言う感じの表現が似合う青年だ。
彼はまだ新しい都市伝説の存在が確認されたとして番屋町に派遣されていたのだ。
町に到着して早々、ハーメルンの笛吹きに出くわしたのは不幸としか言いようがない。
時刻は午後の三時。
それに合わせて、彼は指令通り駅前の中華料理店に入った。
「ウホッ、良い男。」
入ってすぐに彼は小声で呟いた。
「ハーメルンの笛吹き……、なんであんなのがこの町に居るんだ?
一方的に襲撃されるしさ……、俺がやられたと勘違いしてくれたのがありがたかったね。」
ぶつぶつと文句を言いながら肩口から血を流す黒服の男。
しかし、まだ若い。
年頃で言えば16~17才程だろうか?
黒服に着られていると言う感じの表現が似合う青年だ。
彼はまだ新しい都市伝説の存在が確認されたとして番屋町に派遣されていたのだ。
町に到着して早々、ハーメルンの笛吹きに出くわしたのは不幸としか言いようがない。
時刻は午後の三時。
それに合わせて、彼は指令通り駅前の中華料理店に入った。
「ウホッ、良い男。」
入ってすぐに彼は小声で呟いた。
「おいしい!!」
「オイオイ、オジョーチャン食い過ぎダゼー?」
「ハオツィー!」
「中国語?」
甘い物大好き少女こと平唯は甘い物を食べていた。
「うまうま……。」
食べていたが……、お財布を忘れていた。
「オレヲツカエバイイジャネーカ!!」
「駄目だよー、だってお店の人に申し訳ないもん。」
このままでは食い逃げをしなくてはならない。
それだけは正直避けたかったのだ。
ていうか先程のスタバの後にケーキ店巡りしたのが良くなかったり……。
丁度、私が支払いに頭を悩ませている時だった。
「オイオイ、オジョーチャン食い過ぎダゼー?」
「ハオツィー!」
「中国語?」
甘い物大好き少女こと平唯は甘い物を食べていた。
「うまうま……。」
食べていたが……、お財布を忘れていた。
「オレヲツカエバイイジャネーカ!!」
「駄目だよー、だってお店の人に申し訳ないもん。」
このままでは食い逃げをしなくてはならない。
それだけは正直避けたかったのだ。
ていうか先程のスタバの後にケーキ店巡りしたのが良くなかったり……。
丁度、私が支払いに頭を悩ませている時だった。
ウィーン
店のドアが開く。
黒いスーツを着た男が其処には居た。年は私と同じくらいだろうか?
男は私の前までツカツカと歩み寄ると私に問うた。
「平さん、だね?」
「はい……、貴方は?」
この男、見るからに怪しい。
私が逃げようとしていると男は私にこういった。
「ここの代金位は自分が払うが……、話だけでも聞いてくれ給え。」
話は聞こう。
「まず自己紹介、僕はしがない組織の黒服の男(ホモ)だ。貴方を保護しに来た。
まあ四六時中監視とか言う訳じゃなくて偶に様子見に来る程度だから安心してくれ。」
そう言うと当然のごとく私の向かいの椅子に腰を下ろす。
()内で何か聞こえた気がするけどあえて無視しよう。
「※ただしイケメンに限る、の契約者である平唯。
君は僕達の組織で監視及び保護をさせて貰う。
ちなみに君を担当するのは僕だ、黒服Fとでも呼んでくれ。」
よく見ると服の肩口に怪我をしたらしい形跡がある。
……この人、誰かと戦ってきたのか?
都市伝説同士の戦闘。
先程の従兄の言葉から考えると彼が被害者。
「……その怪我は?」
「ちょっととある契約者と戦ってきてね。
子供を専門で誘拐している都市伝説だよ。
ハーメルンの笛吹き、聞いたことあるね?」
「はい、ニュースでは一応……。」
「いかんせん被害者が多すぎる、ああいうのは隠しきれないんだよね。困ったものさ。」
「でもそんなのと戦って大丈夫だったんですか?」
「ああ、僕の都市伝説がそういうのだから。
そう簡単には死なないの。」
「ふむ……。」
ハーメルンの笛吹きの情報も詳しく手に入る以上、これを聞かない手は無い。
「それについて詳しく聞かせてくださいよ。」
「良いよ、でもお互いが信頼できると解ってからね。
まだ僕たち初対面だしさ。」
はぐらかされた。
「私も食べますよぅ、どうせ奢りだし。」
ごま団子をぱくつき始めた男の財布が氷河期を迎えるのは一時間後のことであったのだった……。
黒いスーツを着た男が其処には居た。年は私と同じくらいだろうか?
男は私の前までツカツカと歩み寄ると私に問うた。
「平さん、だね?」
「はい……、貴方は?」
この男、見るからに怪しい。
私が逃げようとしていると男は私にこういった。
「ここの代金位は自分が払うが……、話だけでも聞いてくれ給え。」
話は聞こう。
「まず自己紹介、僕はしがない組織の黒服の男(ホモ)だ。貴方を保護しに来た。
まあ四六時中監視とか言う訳じゃなくて偶に様子見に来る程度だから安心してくれ。」
そう言うと当然のごとく私の向かいの椅子に腰を下ろす。
()内で何か聞こえた気がするけどあえて無視しよう。
「※ただしイケメンに限る、の契約者である平唯。
君は僕達の組織で監視及び保護をさせて貰う。
ちなみに君を担当するのは僕だ、黒服Fとでも呼んでくれ。」
よく見ると服の肩口に怪我をしたらしい形跡がある。
……この人、誰かと戦ってきたのか?
都市伝説同士の戦闘。
先程の従兄の言葉から考えると彼が被害者。
「……その怪我は?」
「ちょっととある契約者と戦ってきてね。
子供を専門で誘拐している都市伝説だよ。
ハーメルンの笛吹き、聞いたことあるね?」
「はい、ニュースでは一応……。」
「いかんせん被害者が多すぎる、ああいうのは隠しきれないんだよね。困ったものさ。」
「でもそんなのと戦って大丈夫だったんですか?」
「ああ、僕の都市伝説がそういうのだから。
そう簡単には死なないの。」
「ふむ……。」
ハーメルンの笛吹きの情報も詳しく手に入る以上、これを聞かない手は無い。
「それについて詳しく聞かせてくださいよ。」
「良いよ、でもお互いが信頼できると解ってからね。
まだ僕たち初対面だしさ。」
はぐらかされた。
「私も食べますよぅ、どうせ奢りだし。」
ごま団子をぱくつき始めた男の財布が氷河期を迎えるのは一時間後のことであったのだった……。
【読み終わったら相対性理論のLOVEずっきゅんを聞いて貰えるとそれっぽいかも】