「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

単発 - ある救いようのない悲劇

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kemono

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そこは奇妙な部屋だった。
その部屋は壁や天井、家具が赤く、いや、赤黒く塗られていた。ペンキなどではない、人の血によって。
その部屋には、一人の少女がいた。彼女はそこに立ち尽くしていた。
彼女は、この惨状を受け入れる事を拒否し、思考を停止している。
当然だ。この部屋中の血は、彼女の両親のものなのだから。

少女は契約者である。まだ、小学生低学年であり、契約してから半年もたっていない。それでも、野良の都市伝説と数回の戦闘を経験している。
彼女の相棒の都市伝説は、無感動で事務的であったが、少女の言う事をよく聞いた。

ある日、少女は両親と喧嘩した。原因は色鉛筆。
クラスの他の子達の色鉛筆を見ていると、12色入りでは物足りなくなったのだ。だから、新しい色鉛筆を買ってくれと、駄々をこねた。
そして、買ってくれない両親に腹を立てた彼女は口走ってしまった。
「死んじゃえ!」と。
ソレは、彼女のその敵意の篭った言葉を自分への命令だと受け取ってしまった。
そう、彼女の契約している都市伝説、「赤い部屋」が。

少女は、立ち尽くしていた。
自分のせいで死んでしまった両親を思い、心が壊れていく音を聞きながら。





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