終わりなき渇望
僕は、都市伝説が大好きだ。
昔から、そういった伝説やホラーを、僕はなによりも愛していた。
だから、その都市伝説が実際に存在していると知った時、僕は歓喜したものだった。
…………なのに
「や、やめろ……来るんじゃねぇよ……」
どうして、君は逃げるの?
僕はただ、君とハグがしたいだけなのに。
「くそっ、くんなよ、化け物がっ!」
どうして、君はそんなに敵意を向けるの?
僕はただ、君と出会えて嬉しかっただけなのに。
僕は今、とっても悲しい。
…………でも、君ならきっと分かってくれる。
君ならきっと、抱きしめさせてくれる。
「くそっ、くそっ、くそっ!」
そんなに怯えなくても、大丈夫。君はきっと、他の奴らとは違うから。
…………さあ、追いついた。
昔から、そういった伝説やホラーを、僕はなによりも愛していた。
だから、その都市伝説が実際に存在していると知った時、僕は歓喜したものだった。
…………なのに
「や、やめろ……来るんじゃねぇよ……」
どうして、君は逃げるの?
僕はただ、君とハグがしたいだけなのに。
「くそっ、くんなよ、化け物がっ!」
どうして、君はそんなに敵意を向けるの?
僕はただ、君と出会えて嬉しかっただけなのに。
僕は今、とっても悲しい。
…………でも、君ならきっと分かってくれる。
君ならきっと、抱きしめさせてくれる。
「くそっ、くそっ、くそっ!」
そんなに怯えなくても、大丈夫。君はきっと、他の奴らとは違うから。
…………さあ、追いついた。
……君も、駄目なんだ。
残念だよ、悲しいよ。
どうして、僕は都市伝説に触れないの?
どうして、僕が触るとみんな消えちゃうの?
君たちは、僕には手の届かない世界の住人なの?
せっかく君たちのために、僕も都市伝説と契約したのに。
残念だよ、悲しいよ。
どうして、僕は都市伝説に触れないの?
どうして、僕が触るとみんな消えちゃうの?
君たちは、僕には手の届かない世界の住人なの?
せっかく君たちのために、僕も都市伝説と契約したのに。
……まぁ、いいや。
また、都市伝説を探そう。
僕がハグしても消えたりしない、そんな強い都市伝説を……。
また、都市伝説を探そう。
僕がハグしても消えたりしない、そんな強い都市伝説を……。
【終】