「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - はないちもんめ-69

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だれでも歓迎! 編集
1月8日 始業式 小学校校門にて
「おう」
「友・・・おはよう、久しぶりって感じじゃないわよね?」
「何だかんだでクリスマスも正月も顔合わせてたしなぁ」
色々と濃かった冬休みも終えた3学期の初日
殆どのクラスメイトとは久しぶりに顔を合わせる事になる
「友ちゃん、望ちゃん、おはよー!!!」
挨拶してきたのは比較的親しいクラスメイトの一人
私よりデカイ癖に(まぁ、私は学年最小だから仕方ないんだけど)私より子供っぽいのはどう言う事か

「クリスマス凄かったね!!」
「クリスマス?」
「うん!空をね、筋肉ムキムキなサンタさんが飛んでたの!!」
それって・・・
「へ、へぇ~」
「不思議な事もあるんだなぁ・・・」
「うん!」
無邪気な笑顔を前に私と友は密かに顔を見合わせる
「(なぁ・・・筋肉サンタって・・・)」
「(色々混ざってそうだけど十中八九アレね・・・組織ももう少ししっかりして欲しいわ)」
目撃者の記憶の書き換えくらいは徹底して欲しい物だ


「後ね、後ね、お正月にお隣の家が爆発したの!!」
「・・・爆発?」
「うん、爆発」
ばぁんってと手を広げて説明する彼女を見て頭が痛くなってきた・・・
「なぁ、爆発って・・・」
「一人思い当たるのがいるけど・・・」

某所にて
「っくしゅん!!」
「風邪―?」
鼻をすする顎砕き飴の契約者にアクマが尋ねる
「かもしれません・・・アクマさん、薬貰いますね」
「良いよ~ってソレ違う!!ソレ小麦粉!!どんな間違い?!」
「昔聞いたことがあります・・・小麦粉を鼻から吸えば皆ハッピー、独創的なアイデアがドンドン沸いて来て、疲れ等忘れられると」
「違うから!それ多分ヤバイお薬だから!!!」
「?」

「違うと願いたいわ」
「相変わらず面倒ごとに巻き込まれてるのな・・・」
「何時もの事よ」
同情を含んだ視線を向けてくる友に答えつつ、今頃家でダラけているであろうもう一人の自分を思い出す
多分、アレが今一番の厄介ごとだ

そんな事を考えているとチャイムが鳴り、それぞれ自分の席に戻る
しばらく、すると教師が入ってきて

「皆おはよう、始業式の前に転入生が居るから紹介しておこうと思う」
転入生?
「転入生?」
「・・・嫌な予感しかしないわ」
「へ?」
「入れー」
教師が呼びかけ
ドアが開き
入ってきたのは・・・
「皆さん始めまして・・・転入生の御神楽詩織です
よろしくお願いします」

もう一人の私が転入してきた・・・



続く?

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