「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

単発 - ジャック・オー・ランターン

最終更新:

kemono

- view
だれでも歓迎! 編集
「それ」はもともと契約者であった。
だが、長い時を経て
「彼」はいつしか「それ」になっていた

「それ」の姿は、人に似ていた。
しかし、身長は2mを超え、
また、奇妙なほど手足が長かった。
そして、「それ」は大きなカボチャの被り物をしていた。
さらに、左手にはカブをくりぬいて作られたランタンを持っていた。

「それ」は、一歩足を踏み出す。
目の前には、ついさっき戦いを挑んできた契約者。
今は、腰でも抜けたのか這う様に逃げている。

「それ」は、また一歩足を踏み出す。
その瞬間、背後から刺され、胸に包丁の刃がつき出す。
カボチャの頭を百八十度回転させて振り向くと、
今必死で逃げている男と契約している都市伝説。
名前は忘れたが、大きな口の女が包丁を握りしめていた。

まだ動けたことに多少、驚きはしたが、
「それ」にとってその都市伝説や胸の傷など、
どうでもいいことであった。
なぜなら、「ジャック・オ・ランタンは不死」だから。
天国にも地獄にも行けなくなった男。
都市伝説より神話に近いそれとの契約の証であるカボチャの頭を回転させながら、
また一歩足を踏み出す。

が、気がつくと契約者はずいぶん遠くに行ってしまっていた。
それならと、「それ」は別の都市伝説を発動させる。

突如、「それ」の持つランタンが炎を噴き出す。
だが、その炎は攻撃のためではない。
不意に、炎の中から何体もの化け物が出現する。
巨大な蠅の化け物、尾を持った雄鹿のような化け物、梟の頭を持った人のような化け物、
それぞれが並の都市伝説に匹敵する力を持つ怪物達が次々に姿を現す。
これがもう一つの能力「ハロウィンの夜には化物が出てくる」である。

そして、数多の怪物たちが、後ろの女とその契約者に群がる。

数分の後、「それ」は再び一歩足を踏み出す。
すでに化物達は消え、炎はランタンの中に収まっていた。
あたりには、大量の血と肉片。

「それ」は次の獲物を求め、さまよい歩く。
凶悪に極悪に、狂暴に乱暴に、「それ」は人を襲う。
そして「かれ」は他の契約者に発見されやすい様に動く。

いつか自分を倒してくれることを願って。

いつか不死ではなくなることを願って。

正義は必ず勝つと信じているから。


end






タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
ウィキ募集バナー