裏方
とある町中の大通りに、一台のトラックが止まっていた。
運転席には誰もいないその車は、放置されたように道端で停止を続けている。
運転席には誰もいないその車は、放置されたように道端で停止を続けている。
『――各員配置完了。いつでも行動に移れます』
『――目標補足。高速で移動していますが、恐らく問題はないでしょう』
『――目標補足。高速で移動していますが、恐らく問題はないでしょう』
そのトラックの荷台。
窓すらないその空間には、大量の機材が設置されていた。
何に使うかもわからないそれらは、色とりどりの光を発している。
窓すらないその空間には、大量の機材が設置されていた。
何に使うかもわからないそれらは、色とりどりの光を発している。
『――逃走ルート、全て封鎖終わりました』
『――結界、構築完了しました』
『――結界、構築完了しました』
その中で、男はヘッドセットを頭に引っ掛け情報端末を操作していた。
その耳には絶えず、散らばった各捜査員からの報告が入ってくる。
画面に表示された幾つかの色のついた点とその情報を、男は一つ一つ確認していく。
その耳には絶えず、散らばった各捜査員からの報告が入ってくる。
画面に表示された幾つかの色のついた点とその情報を、男は一つ一つ確認していく。
『周囲に「組織」の気配なし! 横やりを入れられる事もないでしょう』
その最後の報告に、男は唇を曲げてにやりと笑った。
ヘッドセットのマイクを口元に寄せて、各員へと命令を飛ばしていく。
ヘッドセットのマイクを口元に寄せて、各員へと命令を飛ばしていく。
「各員行動開始。迅速にかつ堅実に目標を捕縛しろ」
笑う男は、その着ているスーツとは合わない、青いジャンパーをその上から羽織っていた。
青いその地に白で大きく描かれた文字は、「捜査零課」
青いその地に白で大きく描かれた文字は、「捜査零課」
「よーし、今日こそは俺たちの手柄にするぞ! 『組織』なんかにいつまでも日本の治安を任せるわけにもいかんからなぁ!」
都市伝説を取り締まるため、自ら都市伝説と契約した彼らは、今日も都市伝説と戦っている。
【終】