学校町 北区 桜の名所
二つのカオスな集団から、ちょっぴりだけ離れた位置で
ぽつん、と大き目のレジャーシートに座っている青年一人
どう見ても、場所取り要員である
二つのカオスな集団から、ちょっぴりだけ離れた位置で
ぽつん、と大き目のレジャーシートに座っている青年一人
どう見ても、場所取り要員である
短い黒髪、黒い瞳、褐色の肌
すらりとした長身で、俗に言う美青年の範疇に入るであろう青年
はらはら、はらはらと
桜舞い散る中、座っている姿は絵になるの、だが…
すらりとした長身で、俗に言う美青年の範疇に入るであろう青年
はらはら、はらはらと
桜舞い散る中、座っている姿は絵になるの、だが…
……おどおどおろおろした態度のせいで、色々と台無しである
「あぅぅ……在処ちゃん、戻ってこないけど、大丈夫、かな…?さっき、向こうで凄い音とか悲鳴がしてたけど…」
青年の名前は、ディラン
正体はインキュバスである
現在は、人間の姿に化けて、花見の場所取り中だ
正体はインキュバスである
現在は、人間の姿に化けて、花見の場所取り中だ
サキュバスと遭遇した件で、美弥達と縁ができたディラン
せめて、手当てをしてもらった御礼に、と家事を手伝って
今回のお花見でも、弁当作りを手伝った後、在処と共に場所取りにやってきたのだ
ただ、在処は知り合いを見つけたようでそちらに行ってしまった為、彼一人で場所を取っていたのだが…
在処の事は心配だが、場所取りをしている以上、ここを動くわけにもいかない
ディランが、おろおろと在処を心配していると
せめて、手当てをしてもらった御礼に、と家事を手伝って
今回のお花見でも、弁当作りを手伝った後、在処と共に場所取りにやってきたのだ
ただ、在処は知り合いを見つけたようでそちらに行ってしまった為、彼一人で場所を取っていたのだが…
在処の事は心配だが、場所取りをしている以上、ここを動くわけにもいかない
ディランが、おろおろと在処を心配していると
「…あ、いたいた、場所取れてたんだね」
「あ………サ、サキュバスさん……え、えっと、在処ちゃんは…」
「飴ちゃんなら、先に見つけておいたよ~♪何か、知り合いと一緒だったみたいだから。皆来るまでは、向こうにいるみたい」
「あ………サ、サキュバスさん……え、えっと、在処ちゃんは…」
「飴ちゃんなら、先に見つけておいたよ~♪何か、知り合いと一緒だったみたいだから。皆来るまでは、向こうにいるみたい」
てとてとと、ディランの元にやってきたサキュバス
彼女の言葉に、在処が無事だったことを確認して、ディランはほっとした表情を浮かべた
彼女の言葉に、在処が無事だったことを確認して、ディランはほっとした表情を浮かべた
「…良かった、変な事に、巻き込まれてるんじゃなくて…」
いや、実際にはちょっとした修羅場を見たり見なかったりもしていたのだが
………まぁ、問題あるまい
………まぁ、問題あるまい
「ほ、他の人達は…?」
「もうちょっとで来るんじゃないかなー?」
「そっか…」
「もうちょっとで来るんじゃないかなー?」
「そっか…」
ゆっくりと、辺りを見回すディラン
若干、近寄りがたい集団がいるせいか、思ったほど花見客は多くない
だが
若干、近寄りがたい集団がいるせいか、思ったほど花見客は多くない
だが
(…人が、集まる場所でなら………ジブリルも、見付かる……かな……?)
…ダレンの、為にも
今の学校町の情報を集めなければ
その為にも
今の学校町の情報を集めなければ
その為にも
ずっと、学校町に滞在し続けているジブリルと、接触して
情報を、集めなければ
そして
情報を、集めなければ
そして
(……ダレンが、学校町に来る事……伝えなくちゃ……)
自分達の主が取ろうとしている、そのあまりに無謀な行為を
早く、伝えなければならないのだ
早く、伝えなければならないのだ
多分続く