「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

単発 - 優しさを求める

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だれでも歓迎! 編集
俺はこの世界が嫌いだ。人が、社会が、この世のありとあらゆるモノが嫌いだ。理由は簡単だ。誰も、俺に優しくしてくれなかったからだ。
風俗で働く母親に、そのヒモの父親。母親は俺を無視し、父親は俺を虐待した。母親は邪魔だからと俺を殺そうとし、父親は玩具がなくなるからと俺を生かそうとした。
そしてある夏の日、小学生が夏休みを満喫している中(俺は学校には行っていなかった、おかげで今でも難しい漢字は読めない)、俺は都市伝説と契約し、両親を殺した。
その時、俺は顔を火傷した。誰もが俺の顔を見るたびに、顔をしかめ、毛嫌いした。そして、俺は預けられた養護施設でも虐待を受ける事になる。
だから俺は、また、すべてを焼き尽くし、逃げだした。
金を得る為に殺した。食べ物を奪う為に殺した。俺に敵意をむけたから殺した。誰もが俺の顔を見て嫌な顔をし、俺を嫌った。誰も俺に優しくしてくれなかったし、俺も期待しなかった。

「それなら、私は貴方を許します。もう怯える事も恐れる事もありません。今まで辛かったでしょう。もう、大丈夫です。」
目の前の黒服の男が言った。俺の顔を見ても嫌な顔をせず、にこやかな顔で、事情を聴き、そんな言葉をかけてくれた。
だから、俺は感謝をこめて、その黒服を

焼き殺した。

駄目だ。駄っ目駄目だ。
さようなら黒服さん。あんたのは優しさじゃあない。ただ甘いだけだ。
戦争モノのドキュメンタリーを見て可哀相と言いながら、血の出る場面では顔を背ける。そんな奴らと同じ存在。
許すだって?お前は何様のつもりなんだ?俺が殺してきた奴らを、俺がこれから殺していく奴らを、お前は気にしないのか?
お前が許したからといって、俺のこの「火事を招く少年の絵」を使わなくなると思うのか?
そんなわけないだろう。でも、俺の顔を見ても顔色を変えなかった事だけは、嬉しかったよ。

俺は世界が嫌いだ。だから、世界を壊してしまいたい。そうでなければ、この世界から居なくなりたい。
あぁ、でも出来る事なら一度でいいから、優しさが欲しい。







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