「けーやくしゃ、桜餅美味しかった!」
「そうか、良かった」
「そうか、良かった」
…あの、産業廃棄物のような黒い物体じゃなくて、ちゃんとした方な、うん
あれは、花子さんは…いや、花子さんじゃなくても食べたら駄目だろう、うん
あれは、花子さんは…いや、花子さんじゃなくても食べたら駄目だろう、うん
「それじゃあ、花子さん、そろそろ戻るか」
「…ん?龍一、戻るのか?」
「…ん?龍一、戻るのか?」
友人と酒を飲んでいた翼さんが、こちらに声をかけてきた
…その友人の片割れからの視線が痛いのは気のせいだろう、きっと
…その友人の片割れからの視線が痛いのは気のせいだろう、きっと
「……親父達のところに、先生置いてきたんで。流石にちょっと心配で」
主に飲ませすぎてないかとか飲ませすぎてないかとか飲ませすぎてないかとか
あの酔っ払いたち、飲ませ上戸結構いるから
あの酔っ払いたち、飲ませ上戸結構いるから
「そうか、じゃあ、またな。「首塚」はいつでも、お前らを歓迎するぞ?」
「…まぁ、所属するかどうかに関しては、遠慮しときます」
「…まぁ、所属するかどうかに関しては、遠慮しときます」
俺の言葉に、翼さんが少し残念そうに笑う
…翼さんには悪いが……今のところ、俺も花子さんも、どこかの組織に所属するつもりはない
俺達は、身内とか、周りの連中を護るのに精一杯で
組織に所属して、それ以外の事にも巻き込まれるのは………かなり、荷が重い
翼さんほどに強ければ、それも可能なのかもしれないが…俺には、まだ、無理だ
…翼さんには悪いが……今のところ、俺も花子さんも、どこかの組織に所属するつもりはない
俺達は、身内とか、周りの連中を護るのに精一杯で
組織に所属して、それ以外の事にも巻き込まれるのは………かなり、荷が重い
翼さんほどに強ければ、それも可能なのかもしれないが…俺には、まだ、無理だ
「み?けーやくしゃ、どうしたの?」
じ、と
花子さんが、こちらの顔を覗き込んできた
何でもない、と軽く首を振る
花子さんが、こちらの顔を覗き込んできた
何でもない、と軽く首を振る
「じゃあ、行くか」
「うん!」
「うん!」
立ち上がり、改めて翼さんに挨拶してから、軽く花子さんの手を握った
…花子さんの姿は、一般人には見えない
だから、そう言う連中に不審にみられない程度に、軽く
…花子さんの姿は、一般人には見えない
だから、そう言う連中に不審にみられない程度に、軽く
…GWが終われば、また、いつもの日常が戻る
いつも通り授業を受けて、夜には都市伝説退治をしたりの日々が
いつも通り授業を受けて、夜には都市伝説退治をしたりの日々が
そんな日々が待っているのをわかっているから、こそ
こう言う、色んな意味で休める日は貴重なのだと思う
こう言う、色んな意味で休める日は貴重なのだと思う
………
まぁ、一部、逆に疲れる事があるのもさておき、だ
まぁ、一部、逆に疲れる事があるのもさておき、だ
「……さて」
さて
こっからでも、高元先生が結構飲まされて…もしくは自主的に飲んで…酔っている様子が見える訳で
二日酔いにならなければいいのだが、と
俺は、どこか他人事のように考えたのだった
こっからでも、高元先生が結構飲まされて…もしくは自主的に飲んで…酔っている様子が見える訳で
二日酔いにならなければいいのだが、と
俺は、どこか他人事のように考えたのだった
終わる?