「フングルイクトゥルフ」
柏餅
……いや、それは柏餅と呼んでいい物体では、ない
彼女、朝比奈 マドカが作り上げた柏餅は……その全てが「化死窪喪血」と呼ぶべき、別種の物体へと成り果てていたのだから
……いや、それは柏餅と呼んでいい物体では、ない
彼女、朝比奈 マドカが作り上げた柏餅は……その全てが「化死窪喪血」と呼ぶべき、別種の物体へと成り果てていたのだから
それが、獄門寺組の集団へと……飛んで行く
まるで、本来、果たすべきだった役目を果たすかのように
人の口内へと、飛び込もうとしているかのように
まるで、本来、果たすべきだった役目を果たすかのように
人の口内へと、飛び込もうとしているかのように
「……あらあら」
獄門寺 早苗が、それに気付いた
いつも通りの穏かな笑みを浮かべ、彼女は傍らにあったそれを、手に取った
いつも通りの穏かな笑みを浮かべ、彼女は傍らにあったそれを、手に取った
「瑠璃。海造君と一緒に伏せていなさいな」
「はーい」
「はーい」
っば!!と
瑠璃が、海造を伏せさせる
瑠璃が、海造を伏せさせる
次の、瞬間
化死窪喪血が、薙刀と日本刀によって真っ二つに切り裂かれ
しかし、それでも動いていたそれは……銃弾を受け、粉々に砕け散る
しかし、それでも動いていたそれは……銃弾を受け、粉々に砕け散る
「おや?何か今、凄い音が聞えたような…?」
「あらあら、先生、気のせいですわ」
「あらあら、先生、気のせいですわ」
ころころと、早苗は薙刀を傍らに置いて笑う
獄門寺組組長 獄門寺 鬼蔵も、日本刀を鞘に収めた
蛇城も、そっと、ライフル銃を布で包み始めている
獄門寺組組長 獄門寺 鬼蔵も、日本刀を鞘に収めた
蛇城も、そっと、ライフル銃を布で包み始めている
「…凄いな、お前の家」
「見なかった事にしてください、全力で」
「みー??」
「見なかった事にしてください、全力で」
「みー??」
…翼に挨拶に来ていた龍一は、全力でその光景から目をそらした
いや、皆無事だったからいいのだが
一般人の目撃者もいるんだから勘弁してくれ
隣で首を傾げている花子さんの頭を撫でつつ、龍一は深々とため息をついたのだった
いや、皆無事だったからいいのだが
一般人の目撃者もいるんだから勘弁してくれ
隣で首を傾げている花子さんの頭を撫でつつ、龍一は深々とため息をついたのだった
おわれ