夕刻の住宅街を、2人の少女が歩いていた。
中央高校の制服を着た、一卵性の双子の姉妹…姉の天倉紗江と妹の天倉紗奈である。
花を模したヘアピンをつけた大人しそうな少女が紗江で、カチューシャをつけた活発そうな少女が紗奈だ。
中央高校の制服を着た、一卵性の双子の姉妹…姉の天倉紗江と妹の天倉紗奈である。
花を模したヘアピンをつけた大人しそうな少女が紗江で、カチューシャをつけた活発そうな少女が紗奈だ。
ちなみに、紗江の後ろを一匹の黒い大型犬が付いてきているのだが道行く人は誰も気づいていない。この黒犬は紗江の契約した都市伝説『犬神憑き』であり、都市伝説契約者以外には見えないのだ。
学校町という町は、都市伝説で溢れている。都市伝説は都市伝説を引き寄せやすい、という性質から、都市伝説契約者は都市伝説との戦いに巻き込まれやすい。
「…グルルル」
「…紗江ちゃん、下がってて」
前方の電柱の陰の気配を感じ取った犬神がうなり声を上げる。
紗奈が、通学カバンから携帯電話を取り出し、紗江を庇うように前へ出た。
紗奈も『怪人アンサー』と契約している契約者だ。
「…紗江ちゃん、下がってて」
前方の電柱の陰の気配を感じ取った犬神がうなり声を上げる。
紗奈が、通学カバンから携帯電話を取り出し、紗江を庇うように前へ出た。
紗奈も『怪人アンサー』と契約している契約者だ。
「私…綺麗?」
その言葉と共に電柱の陰から姿を現したのは、口裂け女だった。質問への返答などどうでもいいかのように手に持った鎌を振り上げ、姉妹に襲い掛かってくる。
その言葉と共に電柱の陰から姿を現したのは、口裂け女だった。質問への返答などどうでもいいかのように手に持った鎌を振り上げ、姉妹に襲い掛かってくる。
「…行って!」
「この…!っがあぁ!!」
紗江が犬神に指示を出す。犬神は口裂け女に飛びかかり、喉に噛みついて動きを封じた。
「貴女に質問。2030年2月18日は何曜日ですか?5秒以内に答えて下さい」
その間に紗奈が口裂け女に質問をする。
…最も、質問に答えようにも、喉を封じられているために声を出すことは不可能なのだが。
「この…!っがあぁ!!」
紗江が犬神に指示を出す。犬神は口裂け女に飛びかかり、喉に噛みついて動きを封じた。
「貴女に質問。2030年2月18日は何曜日ですか?5秒以内に答えて下さい」
その間に紗奈が口裂け女に質問をする。
…最も、質問に答えようにも、喉を封じられているために声を出すことは不可能なのだが。
「5…4…3…2…1、はい、時間切れ。アンサーさん!」
時間切れを宣告した紗奈が携帯電話に呼びかける。
「我が主君が問い掛けに答えられのうござった代償をば貰い受ける」
エセ武士口調の男性の声が答え、それと同時に携帯電話の液晶画面から巨大な手が出現し、犬神が口裂け女から離れたのと入れ替わるように口裂け女の頭部を掴んだ。
すると、掴まれた頭部が消滅し、それに伴って残りの部位も光の粒になって消えていった。
これは、『怪人アンサー』の「質問に答えられなかった場合、代償として体の一部を持っていかれる」という能力である。
時間切れを宣告した紗奈が携帯電話に呼びかける。
「我が主君が問い掛けに答えられのうござった代償をば貰い受ける」
エセ武士口調の男性の声が答え、それと同時に携帯電話の液晶画面から巨大な手が出現し、犬神が口裂け女から離れたのと入れ替わるように口裂け女の頭部を掴んだ。
すると、掴まれた頭部が消滅し、それに伴って残りの部位も光の粒になって消えていった。
これは、『怪人アンサー』の「質問に答えられなかった場合、代償として体の一部を持っていかれる」という能力である。
「よーしよしよし」
口裂け女が完全に消滅した後、紗江が犬神を褒め、撫でまくっていた。
とっても幸せそうな表情をしているのは、紗江が小動物(特に犬)好きだからだ。
犬神の方も尻尾をぶんぶん振っていて、まんざらではないようだ。
なぜかムツ○ロウさんみたいになってる、とか突っ込みどころはあるものの、紗江が幸せならそれで満足な紗奈だった。
口裂け女が完全に消滅した後、紗江が犬神を褒め、撫でまくっていた。
とっても幸せそうな表情をしているのは、紗江が小動物(特に犬)好きだからだ。
犬神の方も尻尾をぶんぶん振っていて、まんざらではないようだ。
なぜかムツ○ロウさんみたいになってる、とか突っ込みどころはあるものの、紗江が幸せならそれで満足な紗奈だった。
続く…?