「あのー、すみません、ちょっといいで……っ!」
舞園から渡された、ピンク色に発光し、奇妙な言葉を発する怪しい物体…
それをとりあえず空き教室に設置することにした紗江が廊下を歩いていると、前から歩いてきた黒い服を着た少年――水色の髪の、11歳くらいの少女も一緒にいた――から声を掛けられた。
声が途中で途切れたのは、少年が紗江…正確には紗江の後ろをついてきている犬神を見て、顔を強張らせたためらしい。
「(ひょっとして、犬が苦手なのかな…?というか、この子が見えるってことは――)
すぐ戻るから、ちょっと待っててね…
じゃあ、こっちで聞くね」
「ワンッ!」
『早く戻ってきてくださいねごしゅじーん』というように廊下の端で座る犬神を確認し、少年と少女を連れて階段の踊り場まで移動する。
舞園から渡された、ピンク色に発光し、奇妙な言葉を発する怪しい物体…
それをとりあえず空き教室に設置することにした紗江が廊下を歩いていると、前から歩いてきた黒い服を着た少年――水色の髪の、11歳くらいの少女も一緒にいた――から声を掛けられた。
声が途中で途切れたのは、少年が紗江…正確には紗江の後ろをついてきている犬神を見て、顔を強張らせたためらしい。
「(ひょっとして、犬が苦手なのかな…?というか、この子が見えるってことは――)
すぐ戻るから、ちょっと待っててね…
じゃあ、こっちで聞くね」
「ワンッ!」
『早く戻ってきてくださいねごしゅじーん』というように廊下の端で座る犬神を確認し、少年と少女を連れて階段の踊り場まで移動する。
「だ、大丈夫ですかご主人様!?」
「お、おう…なんとかな…心配してくれてありがとな、ミナワ」
「犬、苦手だったんだね…びっくりさせちゃってごめんね?
…えっと、変な事を聞くんだけど…貴方も契約者なのかな?
あの子、契約者以外には見えないから、もしかしてって思ったんだけど…」
「いや、見えなければ、なんとか…
あ、はい。俺、黄昏 裂邪っていいます。」
「はじめまして。ご主人さまと契約しているミナワと申します」
「私は天倉 紗江。犬神憑きと契約してるの。
裂邪君にミナワちゃんね…?二人とも宜しくね」
互いに自己紹介をし合う三人。
「お、おう…なんとかな…心配してくれてありがとな、ミナワ」
「犬、苦手だったんだね…びっくりさせちゃってごめんね?
…えっと、変な事を聞くんだけど…貴方も契約者なのかな?
あの子、契約者以外には見えないから、もしかしてって思ったんだけど…」
「いや、見えなければ、なんとか…
あ、はい。俺、黄昏 裂邪っていいます。」
「はじめまして。ご主人さまと契約しているミナワと申します」
「私は天倉 紗江。犬神憑きと契約してるの。
裂邪君にミナワちゃんね…?二人とも宜しくね」
互いに自己紹介をし合う三人。
「そういえば裂邪君、私に用があるみたいだったけど…」
「ああ、そうだ…。紗江さんの持っているそれ、良かったら譲っていただけませんか?」
少年――裂邪が、紗江の持つ怪しい物体を指して言った。
「ハッテンハッテンー」
「え、これ?」
「はい。もし万が一一般のお客さんが開けてしまったら大変な事になると思うんですよ。
大丈夫です。俺がきっちり処理しますんで」
「……それじゃあ、お言葉に甘えて…。これ、お願いします」
舞園には悪いが、無用な惨劇を回避するためにも彼に預けた方がいいのかもしれない―
そう考えて裂邪の申し出を了承し、怪しい物体を渡した。
「ありがとうございます!任せて下さい!」
「ああ、そうだ…。紗江さんの持っているそれ、良かったら譲っていただけませんか?」
少年――裂邪が、紗江の持つ怪しい物体を指して言った。
「ハッテンハッテンー」
「え、これ?」
「はい。もし万が一一般のお客さんが開けてしまったら大変な事になると思うんですよ。
大丈夫です。俺がきっちり処理しますんで」
「……それじゃあ、お言葉に甘えて…。これ、お願いします」
舞園には悪いが、無用な惨劇を回避するためにも彼に預けた方がいいのかもしれない―
そう考えて裂邪の申し出を了承し、怪しい物体を渡した。
「ありがとうございます!任せて下さい!」
こうして、化死窪喪血の入った怪しい物体は、裂邪へと渡されたのだった。
「ヤラナイカ」
続く…?