【拝戸直の人殺し 第十二話「死神の遺産」】
「おいメルとやら。」
「あ゛ー、なんですかぁ?」
「いや、サンジェルマンにはお前と契約しろって言われたんだけどさ。」
「はい。まあその、あれですよね。」
「うん、そうなんだよ。」
「「別に契約する必要ないんじゃね?」」
「なんだ、解ってるなら話は早い。俺は周囲の人間の記憶から消失するとか言う愉快なリスクを背負いたくないんだよ。」
「私としても私の弟妹達が世界中で暴れているんで契約の必要に迫られてないですからね。」
「ぶっちゃけどうするんですか?」
「そりゃあお前、とりあえず素材は確保したいからお前の能力は貸して貰う。
でも契約はしない!」
「都合良いなおい!?」
「あ゛ー、なんですかぁ?」
「いや、サンジェルマンにはお前と契約しろって言われたんだけどさ。」
「はい。まあその、あれですよね。」
「うん、そうなんだよ。」
「「別に契約する必要ないんじゃね?」」
「なんだ、解ってるなら話は早い。俺は周囲の人間の記憶から消失するとか言う愉快なリスクを背負いたくないんだよ。」
「私としても私の弟妹達が世界中で暴れているんで契約の必要に迫られてないですからね。」
「ぶっちゃけどうするんですか?」
「そりゃあお前、とりあえず素材は確保したいからお前の能力は貸して貰う。
でも契約はしない!」
「都合良いなおい!?」
みぃちゃんが肉片にされてしまった後、俺はサンジェルマンの治療を受けてなんとか命を取り留めていた。
まだ肉片が残っているなら治せるとサンジェルマンは言っていたがそれも時間がかかるそうだ。
まだ肉片が残っているなら治せるとサンジェルマンは言っていたがそれも時間がかかるそうだ。
「もう……、困ったなあ。」
目の前で紅茶をすする少女。
俺が都市伝説を失っている間に護衛として貸与されたハーメルンの笛吹きである。
本来は学校町を恐怖に陥れた殺人鬼の所有する都市伝説なのだが、
その殺人鬼が出来ちゃった婚を決めて無事に寿引退となった為に俺の所にやってきたのだ。
俺が都市伝説を失っている間に護衛として貸与されたハーメルンの笛吹きである。
本来は学校町を恐怖に陥れた殺人鬼の所有する都市伝説なのだが、
その殺人鬼が出来ちゃった婚を決めて無事に寿引退となった為に俺の所にやってきたのだ。
「とりあえず番屋町に帰りませんか?」
「まあ、それもそうか。家事手伝いは丁度一人欲しかったし。
あと亀も一匹居るからお世話お願い。俺嫌いなんだけどね。
俺の作品が気に入ってたからさ。」
「作品?」
「うん、俺の殺人は全て芸術だからな。
殺した奴には全部作品名とか付けている訳よ。」
「自分の作品が自分の作品を破壊してたら世話無いですよね。」
「……お前ムカツク奴だな。」
「こりゃあ失礼しました。
家で契約者の帰り待ってたら私の契約無視して聖遺物に触れて死の危険にさらされた上、
知らない女連れ帰って来て『俺、こいつと結婚するよ!』とか言われて結構腹立ってましてね。」
「…………まぁ、あれだ。お前も大変なんだな。」
「解って頂けて何よりです。」
「まあ、それもそうか。家事手伝いは丁度一人欲しかったし。
あと亀も一匹居るからお世話お願い。俺嫌いなんだけどね。
俺の作品が気に入ってたからさ。」
「作品?」
「うん、俺の殺人は全て芸術だからな。
殺した奴には全部作品名とか付けている訳よ。」
「自分の作品が自分の作品を破壊してたら世話無いですよね。」
「……お前ムカツク奴だな。」
「こりゃあ失礼しました。
家で契約者の帰り待ってたら私の契約無視して聖遺物に触れて死の危険にさらされた上、
知らない女連れ帰って来て『俺、こいつと結婚するよ!』とか言われて結構腹立ってましてね。」
「…………まぁ、あれだ。お前も大変なんだな。」
「解って頂けて何よりです。」
まああくまで直感で直観で感性に基づいた適当な観想じゃなくて感想なのだが。
こいつは都市伝説として致命的な欠点がある。
それはこいつが自分と相性の良い契約者に恵まれないと言うことだ。
上田明也という最強クラスの契約者を得てなおこの程度なのだ。
俺と契約したところでそれほど力を発揮できるとは思えない。
野良で好き勝手暴れている方がまだマシってところだ。
こいつは都市伝説として致命的な欠点がある。
それはこいつが自分と相性の良い契約者に恵まれないと言うことだ。
上田明也という最強クラスの契約者を得てなおこの程度なのだ。
俺と契約したところでそれほど力を発揮できるとは思えない。
野良で好き勝手暴れている方がまだマシってところだ。
「とりあえずじゃあ番屋町に帰るか?」
「ええ、そうしましょう。なんか今はちょっと旅したい気分です。」
「ええ、そうしましょう。なんか今はちょっと旅したい気分です。」
俺たちはとりあえず立ち寄っていた喫茶店を出ると車に乗り込んだ。
「……煙草吸わないんですね。」
「医大生が煙草なんぞ吸う訳無いだろう。上田さんは吸うのか?
だとしたら良くないな、できれば禁煙して欲しい物だ。」
「吸うって言っても電子煙草ですよ?
しかもストロゥベリィ。」
「苺味なの!?」
「ええ、苺味の電子煙草をことのほか好んでましたね。」
「うわぁ……。」
「わわわわわ!?
よそ見しないで前向いて前!」
「おっと、失礼失礼。」
「医大生が煙草なんぞ吸う訳無いだろう。上田さんは吸うのか?
だとしたら良くないな、できれば禁煙して欲しい物だ。」
「吸うって言っても電子煙草ですよ?
しかもストロゥベリィ。」
「苺味なの!?」
「ええ、苺味の電子煙草をことのほか好んでましたね。」
「うわぁ……。」
「わわわわわ!?
よそ見しないで前向いて前!」
「おっと、失礼失礼。」
とかなんとか言っていたら、おもいきり壁に激突した。
シートベルトを締めていなかったので思い切り頭をぶつける。
シートベルトを締めていなかったので思い切り頭をぶつける。
「わわわわわわわ!?なにやってんですか!」
「…………死ぬ、痛みでマジ死ぬ。」
「あーもう!私ちょっと助け呼んできますよ!」
「頼むわ。」
「…………死ぬ、痛みでマジ死ぬ。」
「あーもう!私ちょっと助け呼んできますよ!」
「頼むわ。」
なんとか無事だったらしいメルが車を抜け出して助けを呼びに行く。
するとそれと入れ違いになるかのように救急車がやってきた。
あれ?
このパターンはとてもまずい気がする。
意識が薄れていって俺は静かに目を閉じた。
するとそれと入れ違いになるかのように救急車がやってきた。
あれ?
このパターンはとてもまずい気がする。
意識が薄れていって俺は静かに目を閉じた。
「―――――――んあ」
白い天井の建物の中で俺は目を覚ました。
どうやら俺は病院に運び込まれていたらしい。
どうやら俺は病院に運び込まれていたらしい。
「お、直兄ちゃん目が覚めたの?」
「げげぇ、純じゃねえか!」
「あのー直さん?」
「こ、今度は誰だ!?俺はこんなイケメ……、あ゛」
「お久しぶりです拝戸直さん。」
「え~っと、俺が能力手に入れた時にぶっ殺しそうでぶっ殺さなかった男装少女。
上田さんの妹だったっけか?もしかして俺を殺しに来た感じでしょうか。」
「いや、違うよ。純ちゃんと一緒に遊びに来てただけ。」
「おお、ちょっと安心したぜ。」
「全治二週間で入院確定らしいよ。まあサンジェルマンがこっそり直しに来てくれるから……。
三日もすれば出れるよ、頑張ってね!あとこれ着替え。」
「…………解った。ありがとう。」
「げげぇ、純じゃねえか!」
「あのー直さん?」
「こ、今度は誰だ!?俺はこんなイケメ……、あ゛」
「お久しぶりです拝戸直さん。」
「え~っと、俺が能力手に入れた時にぶっ殺しそうでぶっ殺さなかった男装少女。
上田さんの妹だったっけか?もしかして俺を殺しに来た感じでしょうか。」
「いや、違うよ。純ちゃんと一緒に遊びに来てただけ。」
「おお、ちょっと安心したぜ。」
「全治二週間で入院確定らしいよ。まあサンジェルマンがこっそり直しに来てくれるから……。
三日もすれば出れるよ、頑張ってね!あとこれ着替え。」
「…………解った。ありがとう。」
枕の裏に違和感。
俺はベッドから身体を起こす。
枕の下から髑髏の仮面が出てきた。
俺はベッドから身体を起こす。
枕の下から髑髏の仮面が出てきた。
「ところでこれはなんだ?」
二人とも驚いた顔をしている。
表情から察するに何も知らないのだろう。
さて、それならこれは一体何なんだろうか?
俺は面白そうなのでとりあえずそれを着替えの中に入れておくことにした。
【拝戸直の人殺し 第十二話「死神の遺産」fin】
表情から察するに何も知らないのだろう。
さて、それならこれは一体何なんだろうか?
俺は面白そうなのでとりあえずそれを着替えの中に入れておくことにした。
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