「……ん?」
…ふと
女装少年は視線を感じ、立ち止まった
はっきりとした視線
敵意はないが、何だか威圧感に似たものを感じるような…
視線を彷徨わせれば、視線の主はすぐに見付かった
女装少年は視線を感じ、立ち止まった
はっきりとした視線
敵意はないが、何だか威圧感に似たものを感じるような…
視線を彷徨わせれば、視線の主はすぐに見付かった
それは、女性だった
白いコートを身に纏った、長い髪の女性
コートの上からでもはっきりとわかる、ナイスバディの女性である
そんな女性が、じっと、女装少年を見詰めてきている
白いコートを身に纏った、長い髪の女性
コートの上からでもはっきりとわかる、ナイスバディの女性である
そんな女性が、じっと、女装少年を見詰めてきている
…見覚えのない人だけど、誰だろう?
女装少年が、不思議に思って首をかしげると
女装少年が、不思議に思って首をかしげると
「……………い」
女性が、何か、呟いたのがわかった
声が聞こえる距離ではないが…唇の動きで、何となく、わかる
声が聞こえる距離ではないが…唇の動きで、何となく、わかる
「…かぁいい」
え?と
女装少年が、疑問を覚えた、瞬間
女装少年が、疑問を覚えた、瞬間
女装少年の体が、宙に浮いた
「へ?」
あれ?、と
己の状況を理解するのが、遅れる
己の状況を理解するのが、遅れる
「か、かかかかかかか、かぁいいよぅ、お持ち帰りぃ~~~~~~!!!!!」
「……ふぇ!?」
「……ふぇ!?」
ようやく、女装少年のは己の現状を理解する
すなわち…自分を見つめてきていた女性に持ち上げられて、運ばれている、と
すなわち…自分を見つめてきていた女性に持ち上げられて、運ばれている、と
「え、あ、あ、あの!?ち、っちょっと待って………」
慌てて、女性に声をかける女装少年
が、なんとも至福な表情になっている女性に、どう考えてもその声は届いておらず
ど、どうしよう!?
女装少年が、この見知らぬ女性への対処法を悩みだした、その時
が、なんとも至福な表情になっている女性に、どう考えてもその声は届いておらず
ど、どうしよう!?
女装少年が、この見知らぬ女性への対処法を悩みだした、その時
「マステマ、止めてくれ」
「言われなくとも!!」
「言われなくとも!!」
聞こえてきた、誰かの声
直後、っどん!!!と言う衝撃とともに、女装少年の体がぽ~ん、と宙に放り出される
どうやら、女性がタックルを受けるか何かして、女装少年の体を離してしまったようで
……このままでは、地面に叩きつけられる!?
咄嗟に、受身をとろうとした、その体は
直後、っどん!!!と言う衝撃とともに、女装少年の体がぽ~ん、と宙に放り出される
どうやら、女性がタックルを受けるか何かして、女装少年の体を離してしまったようで
……このままでは、地面に叩きつけられる!?
咄嗟に、受身をとろうとした、その体は
ぽふんっ、と誰かに横抱きに抱きとめられた
「…ふぇ?」
「よくやってくれた、カマエル」
「よくやってくれた、カマエル」
女装少年の体は、褐色肌で豹柄の衣服を纏った青年に抱きとめられていて
その豹柄の服の青年のすぐ傍で、眼鏡をかけた中性的な青年が、ほっとしたようにため息をついていた
その豹柄の服の青年のすぐ傍で、眼鏡をかけた中性的な青年が、ほっとしたようにため息をついていた
「…御免っ!!あんまりにもかぁいくって、正気を失ってしまったわ」
数分後
女装少年に、女性は謝罪してきていた
ひとまず、暴走状態からは正気に戻ってくれたようである
女装少年に、女性は謝罪してきていた
ひとまず、暴走状態からは正気に戻ってくれたようである
「い、いえ、誘拐された訳じゃないですし、いいんですけど…」
「どう見ても誘拐未遂だったがな。姉さん、頼むから自重してくれ」
「どう見ても誘拐未遂だったがな。姉さん、頼むから自重してくれ」
謝り倒され、おろおろしている女装少年だったが、眼鏡をかけた青年の方は、女性に苦言を呈していた
…どうやら、姉弟のようである
ちなみに、豹柄の服を着た青年は、何時の間にか姿を消していた
女性の傍には、青紫の髪をした青年が立っていて…どうやら、女性を止めてくれたのは彼らしい
…どうやら、姉弟のようである
ちなみに、豹柄の服を着た青年は、何時の間にか姿を消していた
女性の傍には、青紫の髪をした青年が立っていて…どうやら、女性を止めてくれたのは彼らしい
「……それにしても、本当にかぁいいわ……はぁう……巫女さん衣装の女装少年……!」
「微妙に正気に戻ってねぇっ!?落ち着けエリカ、誘拐は色々と不味いっ!!」
「…逃げろ、少年。僕にもマステマにも、姉さんを止めるのは物理的に困難すぎる」
「微妙に正気に戻ってねぇっ!?落ち着けエリカ、誘拐は色々と不味いっ!!」
「…逃げろ、少年。僕にもマステマにも、姉さんを止めるのは物理的に困難すぎる」
…微妙に、まだ暴走状態から脱していなかった、らしい
女性の様子に、マステマと呼ばれた青年は慌てて女性を止めようとしていて
中性的な外見の青年のほうは、深々と、諦めたようにため息をついていた
女性の様子に、マステマと呼ばれた青年は慌てて女性を止めようとしていて
中性的な外見の青年のほうは、深々と、諦めたようにため息をついていた
「あ、で、でも…」
「すまない、後で必ず詫びはする…その衣服からするに、巫女のバイト中なのだろう?戻った方がいい。このままでは、再び姉さんにお持ち帰りされるぞ」
「すまない、後で必ず詫びはする…その衣服からするに、巫女のバイト中なのだろう?戻った方がいい。このままでは、再び姉さんにお持ち帰りされるぞ」
…言われて、女性に視線をやる
女性は、笑顔だ
笑顔と言うか、至福というか…女装少年を見つめて、視線を輝かせていて
うん、何か、色々と危ない
女装少年は、本能的な何かで、危険を感じ取った
女性は、笑顔だ
笑顔と言うか、至福というか…女装少年を見つめて、視線を輝かせていて
うん、何か、色々と危ない
女装少年は、本能的な何かで、危険を感じ取った
「そ、それじゃあ、失礼させていただきます」
「本当にすまない…これは、僕の携帯の番号だ。後で連絡でもしてくれ」
「本当にすまない…これは、僕の携帯の番号だ。後で連絡でもしてくれ」
その時に、詫びをする
中性的な青年は、淡々とした口調で…しかし、どこか申し訳無さそうに、そう言ってきて
女装少年は、青年から携帯の番号が書かれた紙を受け取ると、その場を後にした
中性的な青年は、淡々とした口調で…しかし、どこか申し訳無さそうに、そう言ってきて
女装少年は、青年から携帯の番号が書かれた紙を受け取ると、その場を後にした
「……あぁ、びっくりした……」
人波に入り込み、ほっと息を吐いて
「………あれ?」
ふと
今更ながらに…気づく
今更ながらに…気づく
……あれ
そう言えば、あの女の人…「女装少年」って言ってきてた…?
そして、中性的な人も、「少年」って呼んできて…?
そう言えば、あの女の人…「女装少年」って言ってきてた…?
そして、中性的な人も、「少年」って呼んできて…?
………つまり
男なのは完全にバレバレだった、訳で
その、衝撃の事実を認識して
女装少年は、思わずぴしり、固まってしまったのだったc
男なのは完全にバレバレだった、訳で
その、衝撃の事実を認識して
女装少年は、思わずぴしり、固まってしまったのだったc
おわれ