……かつん
聞こえてきたのは、足音
女子トイレに潜む裂邪とミナワは、その気配に息を潜めた
聞こえてきたのは、足音
女子トイレに潜む裂邪とミナワは、その気配に息を潜めた
「おばーちゃん、ここよね?」
『あぁ、そうだよ』
『あぁ、そうだよ』
……?
瑠璃と、もう一人……壮年の、女性の声?
もしや、追ってきていた、都市伝説の気配?
瑠璃と、もう一人……壮年の、女性の声?
もしや、追ってきていた、都市伝説の気配?
裂邪は警戒を強める…
その時!!!
っぼん!!と
裂邪とミナワが潜んでいたトイレの個室に、真っ赤な色が広がる!!
裂邪とミナワが潜んでいたトイレの個室に、真っ赤な色が広がる!!
「うわっ!?」
「きゃっ!?」
「あぅあぅあぅ!?転移先に人がいた上に、また男女でラブきゃっきゃとかどんなデジャヴですか!?」
「むぅ、まったくだ。そして、あの時ほどではないが明らかに容量オーバーだな、この個室に」
「きゃっ!?」
「あぅあぅあぅ!?転移先に人がいた上に、また男女でラブきゃっきゃとかどんなデジャヴですか!?」
「むぅ、まったくだ。そして、あの時ほどではないが明らかに容量オーバーだな、この個室に」
現れたのは、真っ赤なマントを羽織った男性と、真っ赤なはんてんを着た幼女
そして、ついでに言おう
マントの男性が口にした通り、この狭いトイレの個室に四人など、明らかに容量オーバーであり
そして、ついでに言おう
マントの男性が口にした通り、この狭いトイレの個室に四人など、明らかに容量オーバーであり
どさどさどさどさっ!!!
扉が開き、裂邪達はトイレの個室の外へと出てしまった!!
扉が開き、裂邪達はトイレの個室の外へと出てしまった!!
「む、何かよくわからないけど、あんまり関わりたくない雰囲気がするのです、赤マント、ここはとっととずらかるのですよ。そして、花子さんの契約者がやってる執事とメイドの店に行くのです!」
「はっはっは、相変わらず自分勝手だな、君は。まぁ、関わりたくない気配に関しては同感なので、ロリの気配を前にいささか名残惜しいが退散しようか」
「はっはっは、相変わらず自分勝手だな、君は。まぁ、関わりたくない気配に関しては同感なので、ロリの気配を前にいささか名残惜しいが退散しようか」
ひらりっ、と
真っ赤なマントを翻す男性
次の瞬間、男性と翻されたマントに包み込まれたはんてんの幼女が消えた
場を引っ掻き回すだけ引っ掻き回して、無責任にとっとと逃げたのだ
真っ赤なマントを翻す男性
次の瞬間、男性と翻されたマントに包み込まれたはんてんの幼女が消えた
場を引っ掻き回すだけ引っ掻き回して、無責任にとっとと逃げたのだ
「とりあえず、見つけたわよ」
じ、と
裂邪を見下ろしてくる瑠璃
じと、と裂邪を見下ろして
裂邪を見下ろしてくる瑠璃
じと、と裂邪を見下ろして
「………女子トイレに逃げ込むなんて、変態?」
「変態じゃないよ!?ちょっとちっちゃな女の子が好きなだけな紳士だよ!?」
「それはロリコンという名称の変態でしょ………それは、さておき。あの箱、渡しなさい。本当に危険なんだから」
「変態じゃないよ!?ちょっとちっちゃな女の子が好きなだけな紳士だよ!?」
「それはロリコンという名称の変態でしょ………それは、さておき。あの箱、渡しなさい。本当に危険なんだから」
…仕方ない
観念する事にした裂邪
ミナワも心配してきているし、大変と惜しいが手放し…
観念する事にした裂邪
ミナワも心配してきているし、大変と惜しいが手放し…
「…って、あら?あんた、箱は?」
「え?」
「え?」
……あれ?
そう言えば、さっき、トイレの個室から出てしまった時に……
そう言えば、さっき、トイレの個室から出てしまった時に……
あれ???
「あ、ご、ご主人様、あれ……」
…恐る恐る
ミナワが、指をさす
その、先に
ミナワが、指をさす
その、先に
l^丶
| '゙"'゙ y-―,
ミ ´ ∀ ` ,:'
;:' ハ,_,ハ ミ ヤター、ダッシュツセイコー
; ⊃;´∀` ;(ヽ, ';
; " ; ,;:' ' ミ
`:;,, "'" ,,,:'
"゙'~"^゙""
| '゙"'゙ y-―,
ミ ´ ∀ ` ,:'
;:' ハ,_,ハ ミ ヤター、ダッシュツセイコー
; ⊃;´∀` ;(ヽ, ';
; " ; ,;:' ' ミ
`:;,, "'" ,,,:'
"゙'~"^゙""
「蓋開いちゃった!?出てきちゃった!?」
「っちょ………父さんと母さんが始末した奴と、何か違う!?あんなもっさりしてた覚えはないわよ!?」
「っちょ………父さんと母さんが始末した奴と、何か違う!?あんなもっさりしてた覚えはないわよ!?」
裂邪の持っていた箱は、放り出されていて
中身が、普通に脱出していた
中身が、普通に脱出していた
もっさりして、微妙にピンクのオーラをまとう、それらは
l^丶
| '゙"'゙ y-―, ア、ソレニゲロヤニゲロ
ミ ´ ∀ ` ,:'
(丶 (丶 ミ ニゲロ! ニゲロ!!
(( ミ ;': ハ,_,ハ ハ,_,ハ
;: ミ ';´∀`'; ';´∀`';, ,
`:; ,:' c c.ミ' c c.ミ
U"゙'''~"^'丶) u''゙"J u''゙"J
| '゙"'゙ y-―, ア、ソレニゲロヤニゲロ
ミ ´ ∀ ` ,:'
(丶 (丶 ミ ニゲロ! ニゲロ!!
(( ミ ;': ハ,_,ハ ハ,_,ハ
;: ミ ';´∀`'; ';´∀`';, ,
`:; ,:' c c.ミ' c c.ミ
U"゙'''~"^'丶) u''゙"J u''゙"J
と
あっという間に、裂邪達の前から、逃走してしまったのだった
あっという間に、裂邪達の前から、逃走してしまったのだった
続くかどうか不明で未定