「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

単発 - こっくり!

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kemono

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だれでも歓迎! 編集
「なにこれ」

夕暮れの学校は不気味だ。生徒が全員帰っていればなおさらだ。が、教師という職業上、そんな事を気にしてはいられないし、すぐに慣れるだろう。
そんな事を考えながら廊下を歩いていると、ソレを見つけてしまった。
これは何だ?なんでこんな物がココに?いや、まあ、小学校にある事はおかしくないのだけど。二ノ宮金次郎の像だし。
問題は、なんで二ノ宮金次郎が校門じゃなくて廊下にいて、目の前で薪を持った手を振りかぶっているのかだ。
「うおわっ!」
突然振り下ろされたソレをすんでの所で避ける。
…………よし、逃げるか。
今のは絶対に殺す気だったからな。なんで銅像が動いてるのかを考えるのは後でいい。
今手元にあるのは熱々の缶コーヒーぐらい。ただの強盗ならこれを浴びせるが、あれに効果があるとは思えないしな。
「さらばだ、二ノ宮さnって足速っ!」
なんだよそれ!普通こういうホラー系の敵ってゆっくり動くもんだろ!最近のゾンビ映画のゾンビが全力疾走するからって真似しなくていいんだよ!
しかし、走る銅像ってなんかシュールだな。シュールの意味は知らないけど。そんな事調べるのは後でいい。
ん?あそこの空いてる教室に逃げるか。
扉閉めた。鍵かけた。よしオッケー………………?
いや駄目じゃん!
俺はこのまま玄関まで走るべきだった。
鍵かかる扉って教室の後ろだkガンッ!!
「あ、こいつ馬鹿だ」
わざわざ扉壊そうとしてやがる。急がば回れも知らないのかよ。
しかし、どうしようか。教室から出たらまた追いかけっこだし、このままここにいるわけにもいかないし。
「助けてあげよっかー?」
「え?」
なんだ?誰もいないと思ったけど、と見回してみても教室には俺しかいない。なにこれ幽霊?こわーい。
とか、ふざけてないで声の主を捜してみる。ああもう!うるさいよ二ノ宮さん!扉が壊れるだろが!あ、てか本当に壊れそう。やばいな。
「おーい?無視しないでよー。契約したら助けてあげるよー。」
声のする方を見れば、いろいろ書かれた紙と十円玉。どう見てもこっくりさんです。こっくりさん禁止って校則に違反した生徒がいやがるな。
「聴いてるー?契約するなら十円玉に触ってー」
俺は迷うことなく十円玉に触る。契約ってのが何なのか考えるのは後でいい。助けてくれるってんなら従うまでだ。
「契約かーんりょー」
そうして現れたのは、まだ十歳にも満たないであろう容姿の女の子だった。ただ本来、人の耳のある場所には
「犬耳?」
「狐じゃー!!」
子供に怒られた。
「さーて、それじゃこの『こっくりさん』が助けてあげよー」
「どうやったら助かるかでも教えてくれるのか?」
だったら早くしてくれ。もう二ノ宮さんが入ってきてる。
「教える?んー、わたしそんな能力持ってないなー。わたしにできるのはこんなだしー」
ズガンッ!!
突然の轟音に耳を塞ぐ。
「むー、さすがに硬いなー」
見れば二ノ宮金次郎像に十円玉が突き刺さっていた。
「ねー、小銭もってないー?」
「え?あぁ、三十円くらいならあるけd「借りるねー」え?」
俺の三枚の十円玉がふわりと浮いたかと思うと、ガガガンッッ!!! 十円玉が弾丸の速度で二ノ宮金次郎にぶつかった。ぶつかった十円玉はすぐさま離れ再び弾丸となる。
「わたし狐とかじゃなくて浮遊霊を呼び出してるタイプのこっくりさんなんだー。
 霊って元人間だからさー、人間が死んだらいきなり物知りになったりするわけないからー。どんな事でもわかる能力とかじゃないんだー。
 できるのは小銭を動かす事だけー。しょぼい能力だー」
だが、その能力で二ノ宮金次郎像には亀裂がはいり、欠けていく。
そして、もはや勝ち目は無いと感じたのか、二ノ宮さんは踵を返し、逃げだした。
「ばいばーい」
「逃がして大丈夫なのか?また襲ってくるんじゃ」
「あなたは死なないわー。わたしが守るものー。」
パクった!?
「まー、わざわざ契約者を襲う都市伝説なんてそーいないしー。大丈夫だよー。
 他の人間がどうなってもいいしー」
いいのか!?てか俺の気分が悪いわ!!
「これからよろしくねー、契約者ー」
「よ、よろしく?」
契約について、もっと考えた方がよかっただろうか









「そういえば他の人間はどうでもいいって、なんで俺は助けてくれたの?」
「え?えと、一目惚れ、して……///」
「ごめん、俺ロリコンじゃなちょっ、まっ、泣かないで!!」






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