「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - はないちもんめ-01

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だれでも歓迎! 編集
買って嬉しい はないちもんめ
まけて悔しい はないちもんめ
あの子が欲しい あの子じゃわからん
この子が欲しい この子じゃわからん
相談しよう そうしよう 


俺が組織からの命令は○○町に組織に非協力的かつ危険な契約者がいるから始末して来いと言う物だった
組織の命令でしかも危険な契約者となれば戸惑う必要はどこにも無く二つ返事でOKした俺だったが今は少し後悔している
その契約者はまだ年端も行かぬ少女だったからだ
「おじさん?」
「・・・ん?」
イカン・・・考え事をしていた所為で標的が目の前まで来ている事に気付かなかった
「少しお願いがあるの・・・あの帽子を取ってくれない?風で飛ばされちゃったの」
見ると確かに木に帽子が引っかかっている
本当なら今すぐ始末するべきだったんだろうが相手が子供な事からこの任務に抵抗を感じていた俺は最後の頼み位聞いてやろうと帽子を取ってやった
「ありがとう、叔父さん良い人ね」
「あ、あぁ・・・」
「だからね」
少女が朗らかに笑い
「苦しまないように殺してあげるわ」
背筋が凍る様な声でそう言った
「え?」
俺の戸惑いを他所に後ろにあったマンホールの蓋が飛び、中から巨大な生物が現れる
白いワニ、俺が契約した都市伝説だ
「何?!」
契約者の俺の意思と関係なしに鰐が出てきた・・・どう言う事だ!?
「やだ、組織から私の能力聞いてなかったの?
相変わらず杜撰な所ね・・・最期だから教えてあげるわ
私の都市伝説はね――はないちもんめ」
「・・・まさか」
「はないちもんめ」は有名な童謡だがその歌詞の内容は人身売買の歌だと聞いた事がある
「そ、相手にお金を渡す事で相手の都市伝説や仲間を操る事が出来るようになる・・・それが私のはないちもんめの能力」
「金を渡す・・・だと?」
「鈍いわねぇ、帽子の裏を見て御覧なさい」
言われて帽子の裏を見る
帽子の裏には100円玉が貼り付けてあった
「・・・・・・」
「その100円で、あなたのワニ買わせてもらったわ」
とても楽しそうに笑う少女
こんなの、子供のする表情じゃない・・・
「子供相手だと油断した時点で貴方の負け・・・食べちゃえ」
少女のその言葉を聞いてワニがこちらに向ってくる
今まで何年も共に戦った相棒が俺に・・・・・・バクンッ クチャ・・・クチャ・・・
「さよなら、間抜けな叔父さん」

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