【閑話休題~茜さんのニートライフ~】
こんにちわ、上田明也だ。
今日は溜まっていた仕事をなんとか片付けたのでかねてから準備していた「暮地茜脱引きこもり化計画」を進めたいと思う。
今日はとりあえず彼女の一日を時間ごとに調べてみた。
俺も一応探偵でご飯を食べている人間なので尾行等は慣れた物である。
といっても、どうせ彼女は家から出ないのだが。
それじゃあ行ってみよう。
今日は溜まっていた仕事をなんとか片付けたのでかねてから準備していた「暮地茜脱引きこもり化計画」を進めたいと思う。
今日はとりあえず彼女の一日を時間ごとに調べてみた。
俺も一応探偵でご飯を食べている人間なので尾行等は慣れた物である。
といっても、どうせ彼女は家から出ないのだが。
それじゃあ行ってみよう。
午前五時、起床。
歯を磨きに行った。
俺の寝たふりには気付いていない。
歯を磨き終わると当然の如く二度寝、まあ朝五時に起きるなんて俺じゃないんだしやらなくて良い。
それに昨日は忙しかったのだから疲れていて眠ってしまうのも仕方ない。
歯を磨きに行った。
俺の寝たふりには気付いていない。
歯を磨き終わると当然の如く二度寝、まあ朝五時に起きるなんて俺じゃないんだしやらなくて良い。
それに昨日は忙しかったのだから疲れていて眠ってしまうのも仕方ない。
午前八時、未だ睡眠中。
二度寝ってレベルでは……起きた。
起きて時計を見て、一回頷いてから寝た。
堂々の三度寝だ。
まあ良い、本来なら注意しているのだが今日は彼女の行動を記録する日なのだ。
何も言わないでおこう。
二度寝ってレベルでは……起きた。
起きて時計を見て、一回頷いてから寝た。
堂々の三度寝だ。
まあ良い、本来なら注意しているのだが今日は彼女の行動を記録する日なのだ。
何も言わないでおこう。
午前九時、穀雨が彼女を起こしに来る。
起きた、と見せかけて穀雨が部屋に戻ってから寝た。
子供の純情を平気で踏みにじりやがった。
よっぽど出てきてたたき起こしてやりたかったが我慢我慢。
起きた、と見せかけて穀雨が部屋に戻ってから寝た。
子供の純情を平気で踏みにじりやがった。
よっぽど出てきてたたき起こしてやりたかったが我慢我慢。
午前九時半、やっと起きた。
起きたらすぐにシャワーを浴びている。
自分でちゃんとシャワーを浴びられるなんて成長した物だ。
契約したばかりの頃は人間的な生活が出来なくて俺が放っておくと一日中寝ていた物だ。
俺が作っておいた朝ご飯を食べて……!?
レモンの奴、俺の作った朝の麻婆豆腐捨てたな!
後でぶっ殺す。
彼方も穀雨ちゃんから麻婆取り上げるんじゃねえ!
まるで劇物みたいに扱うな!
今日はあいつらのおやつ抜きだな。
おっと、こんな時間だ。
茜さんに頼まれたゲームをローソンまで取りに行かないと……。
昨日まで
起きたらすぐにシャワーを浴びている。
自分でちゃんとシャワーを浴びられるなんて成長した物だ。
契約したばかりの頃は人間的な生活が出来なくて俺が放っておくと一日中寝ていた物だ。
俺が作っておいた朝ご飯を食べて……!?
レモンの奴、俺の作った朝の麻婆豆腐捨てたな!
後でぶっ殺す。
彼方も穀雨ちゃんから麻婆取り上げるんじゃねえ!
まるで劇物みたいに扱うな!
今日はあいつらのおやつ抜きだな。
おっと、こんな時間だ。
茜さんに頼まれたゲームをローソンまで取りに行かないと……。
昨日まで
「ふっざけんなよamazon!何時になったら届くんだよ!
konozamaか!?konozamaなのか!?うわああああああああああ!」
konozamaか!?konozamaなのか!?うわああああああああああ!」
とかキャラ崩壊せんばかりに赤い部屋内部で叫んでいたのだ。
さっさと届けないと何か色々彼女の中の何かが崩壊するので急ごう。
さっさと届けないと何か色々彼女の中の何かが崩壊するので急ごう。
コンビニから帰ってくると彼方かレモンが作ったらしいフレンチトーストが机の上に置かれていた。
俺のための朝食らしい。
一応今まで依頼で出かけていた設定なので食べておく。
だが辛みが足りないので一味唐辛子をたっぷりかけて食べる。
彼方の笑顔が引きつっていた。
穀雨ちゃんに奪われそうになったが紙一重で躱して完食する。
泣かれた。
これでは俺が悪者である。
穀雨ちゃんに麻婆豆腐を作ってたっぷり食べさせる。
なんで太らないのか不思議である。
もしかしたらあの運動能力のせいでエネルギーの消費量が多いのかもしれない。
鍛えたら強くなりそうだけどできれば彼女には平和に生きて欲しい物だ。
俺は茜さんに「モンスターハンマー3rd~特に力入れたエディション~」を渡すと所長室に籠もる振りをしながら彼女の観察を再開した。
俺のための朝食らしい。
一応今まで依頼で出かけていた設定なので食べておく。
だが辛みが足りないので一味唐辛子をたっぷりかけて食べる。
彼方の笑顔が引きつっていた。
穀雨ちゃんに奪われそうになったが紙一重で躱して完食する。
泣かれた。
これでは俺が悪者である。
穀雨ちゃんに麻婆豆腐を作ってたっぷり食べさせる。
なんで太らないのか不思議である。
もしかしたらあの運動能力のせいでエネルギーの消費量が多いのかもしれない。
鍛えたら強くなりそうだけどできれば彼女には平和に生きて欲しい物だ。
俺は茜さんに「モンスターハンマー3rd~特に力入れたエディション~」を渡すと所長室に籠もる振りをしながら彼女の観察を再開した。
午前十時半
茜さんは「モンスターハンマー3rd~特に力入れたエディション~(以下MH3Tとする)」をやっていた。
どうやら沢山あるハンマーを自由に選んでモンスターを狩るタイプらしい。
茜さんは「モンスターハンマー3rd~特に力入れたエディション~(以下MH3Tとする)」をやっていた。
どうやら沢山あるハンマーを自由に選んでモンスターを狩るタイプらしい。
午前十一時半
レモンと彼方が外に出かけるらしい。
穀雨を預けられた。
とりあえず今日は料理の作り方と因数分解でも教えてみよう。
予想以上に九九を覚えるのが早かったし多分出来るはずだ。
レモンに教育パパとか言われたが気にしない。
茜さんはまだMH3Tをやっている。
レモンと彼方が外に出かけるらしい。
穀雨を預けられた。
とりあえず今日は料理の作り方と因数分解でも教えてみよう。
予想以上に九九を覚えるのが早かったし多分出来るはずだ。
レモンに教育パパとか言われたが気にしない。
茜さんはまだMH3Tをやっている。
「突いて突いてステップ突いて砲撃クイック溜め砲撃ステップ砲撃叩き付けフルバースト!
か~ら~の~浪漫砲ドカーン。
溜め砲撃は回避に移行できるのがミソよね~。」
か~ら~の~浪漫砲ドカーン。
溜め砲撃は回避に移行できるのがミソよね~。」
ふむ、あのゲームのハンマーは砲撃できるのか。
どんなハンマーなのだ。
しばらくすると口数が少なくなっていく。
あ、ゲーム機投げた。
どんなハンマーなのだ。
しばらくすると口数が少なくなっていく。
あ、ゲーム機投げた。
「……やってらんね。」
何処で詰まったんだ……。
「ナルトクルトン三体とか無理だろ……。」
なんだその美味しそうな名前……。
「こう言う時はチャットだね!誰かに手伝ってもらおう!」
茜さんはパソコンを起動させてチャットを始めた。
「ふむ、ほうほう……。
じゃあkaiでストロンガーさんに助けて貰うか……。
やった、神父さんも助けてくれるの!?
寄生おいしいわあ……。」
じゃあkaiでストロンガーさんに助けて貰うか……。
やった、神父さんも助けてくれるの!?
寄生おいしいわあ……。」
どうやらネット友達に助けを求めたようだ。
こいつ、……なんか駄目だ。
こいつ、……なんか駄目だ。
午後五時
まだ彼女はMH3Tをやっている。
このまま観察を続けても無意味な気がしてきた。
穀雨ちゃんは因数分解に飽きてしまったらしく一人でプリキュアごっこをしていた。
最近の少女アニメは全力で殴り合うのが主流らしく、なにやらOPがドラゴンボールのようになってた。
まだ彼女はMH3Tをやっている。
このまま観察を続けても無意味な気がしてきた。
穀雨ちゃんは因数分解に飽きてしまったらしく一人でプリキュアごっこをしていた。
最近の少女アニメは全力で殴り合うのが主流らしく、なにやらOPがドラゴンボールのようになってた。
何やらシンナーの香りが漂ってきた。
まさか茜さんニートライフのあまり危ないお薬に手を!?
子供に被害が及ぶから流石に止めないと!
そう思って茜さんの部屋のドアを開けると……
まさか茜さんニートライフのあまり危ないお薬に手を!?
子供に被害が及ぶから流石に止めないと!
そう思って茜さんの部屋のドアを開けると……
「何やってるんですか明也さん!ノックくらいしてくださいよ!」
「茜さん!プラモ作りすぎ!もうそろそろ置く場所無くなってきたって言ってるでしょ!」
「ブログの更新が大変なんですよ!」
「いつの間にブログなぞ!?」
「一日数百アクセスのブログですよ!
プラモの話題だけでここまで人気なんですから!」
「え~……どれも一緒じゃん。赤いだけじゃん。シャア専用?」
「シャアじゃねえ!ジョニーライデン専用ザクだこのスカタン!」
「誰だよジョニーライデン……。」
「ほら、あっちいってしっし!」
「お前、シンナー臭いぞ!子供に影響有るだろうが!」
「大丈夫ですよ、このシンナーはアクリル系で安全ですから!」
「俺文系だからそんなの知らねえし!
そんな良い訳が通じると思うなよ!」
「こっちはザクの拳の握り具合に三日かけてるところなんだ!
邪魔だ!帰れ!」
「ぎにゃあああああああ!」
「茜さん!プラモ作りすぎ!もうそろそろ置く場所無くなってきたって言ってるでしょ!」
「ブログの更新が大変なんですよ!」
「いつの間にブログなぞ!?」
「一日数百アクセスのブログですよ!
プラモの話題だけでここまで人気なんですから!」
「え~……どれも一緒じゃん。赤いだけじゃん。シャア専用?」
「シャアじゃねえ!ジョニーライデン専用ザクだこのスカタン!」
「誰だよジョニーライデン……。」
「ほら、あっちいってしっし!」
「お前、シンナー臭いぞ!子供に影響有るだろうが!」
「大丈夫ですよ、このシンナーはアクリル系で安全ですから!」
「俺文系だからそんなの知らねえし!
そんな良い訳が通じると思うなよ!」
「こっちはザクの拳の握り具合に三日かけてるところなんだ!
邪魔だ!帰れ!」
「ぎにゃあああああああ!」
部屋を追い出された。
「お兄ちゃん大変だね。」
「うん。でもまあ……」
「でも茜お姉ちゃんがお仕事してるところに入っちゃ駄目だよ!」
「う、うん……そうだね。」
「うん。でもまあ……」
「でも茜お姉ちゃんがお仕事してるところに入っちゃ駄目だよ!」
「う、うん……そうだね。」
何故か穀雨ちゃんに怒られているが、何か決定的に間違っている気がする。
このまま勢いで茜さんを押し倒して黙らせてしまいたいのだが流石に穀雨ちゃんも居るしその他諸々の事情でそれはアウトか。
俺は冷蔵庫から鰻を取り出して焼き始めた。
このまま勢いで茜さんを押し倒して黙らせてしまいたいのだが流石に穀雨ちゃんも居るしその他諸々の事情でそれはアウトか。
俺は冷蔵庫から鰻を取り出して焼き始めた。
「さて、それじゃあ夜ご飯作ろうか。」
「うん!」
「今日はウナギだぞー。国産のウナギだぞー。」
「ウーナーギー♪ウーナーギー♪」
「う……。」
「え?」
「うん!」
「今日はウナギだぞー。国産のウナギだぞー。」
「ウーナーギー♪ウーナーギー♪」
「う……。」
「え?」
突然茜さんの部屋から妙な声が聞こえてくる。
「う……おえええ。」
嫌な予感。
「茜さああああん!?」
「脂っこい食べ物の臭いは……マジ勘弁。」
「脂っこい食べ物の臭いは……マジ勘弁。」
横たわる茜さんと一応結ばれているビニール袋。
悪阻か、悪阻なのか。
俺が処理しなきゃいけないのか。
悪阻か、悪阻なのか。
俺が処理しなきゃいけないのか。
午後六時半。
なんとか夕食を終える。
なんか普段より休日の方が疲れる。
彼方の宿題を教え終わると俺は依頼の予定を確認する。
むぅ、最近仕事が減っているな。
あまりこの町が平和になられると困るのだが……。
まあ良いや、このビルのテナントで充分お金入るし。
なんとか夕食を終える。
なんか普段より休日の方が疲れる。
彼方の宿題を教え終わると俺は依頼の予定を確認する。
むぅ、最近仕事が減っているな。
あまりこの町が平和になられると困るのだが……。
まあ良いや、このビルのテナントで充分お金入るし。
「そうだ明也さん、今日はプレゼントがあります。新しいネクタイです!」
「あれ、そんな金有ったっけ?」
「稼ぎました!」
「えっ。」
「えっ。」
「えっ。」
「皆さんなんでそんな顔するんですか……。」
「いや、俺って茜さんが生活能力0のニートだと……。
一体どうやって?」
「私もビックリだ。てっきり明也からのお小遣いを貯めて買ったのだと。」
「あ、そういえば茜さんこの前株を……。」
「そうです、彼方君の言うとおり株のデイトレードで最近わりと……。」
「なんてこったい、これからはネオニートと呼ぶぞ……。」
「おいおい、何時からお前生活力ゲットした……?」
「あれ、そんな金有ったっけ?」
「稼ぎました!」
「えっ。」
「えっ。」
「えっ。」
「皆さんなんでそんな顔するんですか……。」
「いや、俺って茜さんが生活能力0のニートだと……。
一体どうやって?」
「私もビックリだ。てっきり明也からのお小遣いを貯めて買ったのだと。」
「あ、そういえば茜さんこの前株を……。」
「そうです、彼方君の言うとおり株のデイトレードで最近わりと……。」
「なんてこったい、これからはネオニートと呼ぶぞ……。」
「おいおい、何時からお前生活力ゲットした……?」
聞いてないぞ。
まったくもって聞いてないぞ。
まったくもって聞いてないぞ。
午後九時、またMH3Tをやっている。
特に変化無し。
特に変化無し。
午前二時、まだMH3Tをやっている。
飽きないのだろうか。
飽きないのだろうか。
「茜さん。」
「あっ、まだ起きてたんですか!?
ごめんなさい、流石にもうやめますね。」
「ああ、そうしてくれ。」
「あっ、まだ起きてたんですか!?
ごめんなさい、流石にもうやめますね。」
「ああ、そうしてくれ。」
流石にやりすぎだ。
俺はやめさせることにした。
俺はやめさせることにした。
「ごめんなさい……。ついはまっちゃって……。」
しょんぼりする茜さん。
やれやれ、困った物だ。
やれやれ、困った物だ。
「明日辺りから、それ教えてくれよ。俺もやるから。」
「え、一緒にやってくれるんですか!」
「え、一緒にやってくれるんですか!」
流石にこんな顔させるのは気分が悪い。
とりあえず機嫌を取っておこう。
まあ、正直どんなゲームか気になったし。
とりあえず機嫌を取っておこう。
まあ、正直どんなゲームか気になったし。
「おう、遠距離攻撃系が良いな。適当に良い感じの装備教えて。
明日もう一つ買ってくるわ。」
「わかりました、それじゃあ明日に備えてもう寝ますね!
お休みなさい!」
「ああ、お休み。」
明日もう一つ買ってくるわ。」
「わかりました、それじゃあ明日に備えてもう寝ますね!
お休みなさい!」
「ああ、お休み。」
電気が消えて、彼女は深い眠りにつく。
とまあ彼女の一日はこんな感じだった。
一応仕事もしているし子供の経過も順調だったから良いのだがこれでは流石に子供に悪影響だよな。
やっぱり脱ニート化計画を進めておかなければならないと判断した。
しかし、彼女がニートを卒業できる日が来るのだろうか。
そもそも赤い部屋というのが狭い空間内部に生きる都市伝説な訳だから難しい気がする。
俺の悩みは尽きないのであった。
【閑話休題~茜さんのニートライフ~fin】
とまあ彼女の一日はこんな感じだった。
一応仕事もしているし子供の経過も順調だったから良いのだがこれでは流石に子供に悪影響だよな。
やっぱり脱ニート化計画を進めておかなければならないと判断した。
しかし、彼女がニートを卒業できる日が来るのだろうか。
そもそも赤い部屋というのが狭い空間内部に生きる都市伝説な訳だから難しい気がする。
俺の悩みは尽きないのであった。
【閑話休題~茜さんのニートライフ~fin】