担当だった「組織」の黒服に利用されかけて、その最中、両親と姉を失った。
他に行き場の無くなった彼女だったが、助けに来てくれた内の一人である獄門寺の好意により彼の家に居候している状態だ。
他に行き場の無くなった彼女だったが、助けに来てくれた内の一人である獄門寺の好意により彼の家に居候している状態だ。
家族を失った痛みは、少女の心をごっそりと削り取った。
以前の明るい雰囲気が消え、口の端を僅かに歪めるようにしか笑えなくなった。
残ったのは、自覚したものの、伝える事が出来なかった姉への想いだけ。
それは、彼女がたった一人で抱え続けていく秘め事になる。
以前の明るい雰囲気が消え、口の端を僅かに歪めるようにしか笑えなくなった。
残ったのは、自覚したものの、伝える事が出来なかった姉への想いだけ。
それは、彼女がたった一人で抱え続けていく秘め事になる。
心に、塞がらない大きな穴が空いて、じくじくと痛む。
隣にあるはずの温もりはもうどこにも無い。
鏡に映るのは、彼女に似た自分の顔。
自分を呼ぶ声も、あの笑顔ももう二度と見る事が出来ない。
隣にあるはずの温もりはもうどこにも無い。
鏡に映るのは、彼女に似た自分の顔。
自分を呼ぶ声も、あの笑顔ももう二度と見る事が出来ない。
本当は、寂しくて、苦しくて、悲しくて、会いたくてたまらない。
(……それでも)
自分が死んだら、記憶の中の姉も消えてしまう。そんなのは、嫌だ。
それに、姉に会えた時に現世での話をたくさんしてあげたい。
(だから、生きるよ)
それに、姉に会えた時に現世での話をたくさんしてあげたい。
(だから、生きるよ)
生きる事が、たとえどんなに辛くても、苦しくても…いつかまた会えるのだから。
END
双子が組織を抜けた後、首塚に拾われるか獄門寺君の家でお世話になるか、という分岐で、本編では首塚に拾われたので、こっちでは獄門寺君の家でお世話になる案を拾ってみました。