結局、家に帰ってきてからあまり顔を見れなかったし、手を繋ぐのだって心臓の音が聞かれそうで気が気じゃなかった。
(これから、どんな顔して接すればいいんだろう…)
日付もとうに変わった頃。
自室のベッドに横たわりながら、紗奈は悩んでいた。
自室のベッドに横たわりながら、紗奈は悩んでいた。
姉を意識してしまった以上、今まで通りに接することなど出来そうになく…しかし、今の関係を壊さないためにも今まで通りに接しなければならない――
紗江だって、今は誰かと付き合っている様子すらないけれど…きっといつかは素敵な人と恋をして、幸せな家庭を築くはずだ。
彼女の幸せを願うなら自分はそれを祝福するべきだし、前提としてこの想いは諦めるべきだ。
彼女の幸せを願うなら自分はそれを祝福するべきだし、前提としてこの想いは諦めるべきだ。
分かっている、分かってはいるのだ。
それでも、今まで自分が守ってきた姉を他の誰かに取られたくはないし、出来れば姉には自分の傍にいてほしいと思っている。
それでも、今まで自分が守ってきた姉を他の誰かに取られたくはないし、出来れば姉には自分の傍にいてほしいと思っている。
(紗江ちゃんには幸せになって欲しいのに…離れたくないなんて矛盾してるよ…)
枕をぎゅっと抱きしめる。
睡魔は、訪れる気配すらない。
続く…?