女装した翼が厨房へと逃げ込んで行った後、獄門寺が様子を見に厨房へと向かっていった。
「…みー、けーやくしゃが心配なの…」
花子さんが、厨房の方を見ながら呟く。
「……私達も、厨房、行ってみようか?」
紗奈が提案する。
花子さんが、厨房の方を見ながら呟く。
「……私達も、厨房、行ってみようか?」
紗奈が提案する。
(翼さんの女装姿、しっかり見たいしw)
…心の中では、翼の女装姿をしっかり見たくてうずうずしていた。
「行くのー!」
……そんな訳で、皆で厨房に入る。
「みー?けーやくしゃー?」
「獄門寺くーん、花子さんが、やっぱり気になるって…」
「っぎゃーーーー!!??」
中には、店員達と獄門寺と翼がいた。
……そんな訳で、皆で厨房に入る。
「みー?けーやくしゃー?」
「獄門寺くーん、花子さんが、やっぱり気になるって…」
「っぎゃーーーー!!??」
中には、店員達と獄門寺と翼がいた。
(やっぱり綺麗…!はぁう~眼福だよーw)
翼の女装姿を間近で見る事が出来て、口元が緩みそうになるになるのを必死で抑える紗奈。
(…見られたくない姿を見られちゃったんだもん…嫌だよね…)
翼に同情の視線を向ける紗江。
翼の女装姿を間近で見る事が出来て、口元が緩みそうになるになるのを必死で抑える紗奈。
(…見られたくない姿を見られちゃったんだもん…嫌だよね…)
翼に同情の視線を向ける紗江。
翼が色々落ち着いてから話を聞いたところ、女性店員にセクハラまがいの行為を働いていた迷惑な客を精神的ダメージで追い出すための算段だったらしい。
「大丈夫よ、日景君。似合ってるから!!」
「そう言う問題じゃねぇっ!?」
「そう言う問題じゃねぇっ!?」
店員達のリーダー格らしい女性に言われ、突っ込んでいる翼だったが、他の店員達にも懇願されて押し黙る。
しばし視線を彷徨わせた後
「……わかった。やってやるよ。だから、そのデジカメと携帯に取った映像を今すぐ消せ」
「「「「「えー」」」」」
デジカメや携帯を構えながら異論を唱える店員達。
(はっ…しまった、私も写真撮れば良かったーー!)
腐女子として致命的なミスを犯し、精神的にorz状態の紗奈だったが…
「…っと、悪いな、龍一。変なとこ見せて」
「………翼さんが悪い訳ではありませんから」
翼が獄門寺の頭を撫でるという、学園祭の時に見た光景のデジャヴを見て、即座に復活した。
しばし視線を彷徨わせた後
「……わかった。やってやるよ。だから、そのデジカメと携帯に取った映像を今すぐ消せ」
「「「「「えー」」」」」
デジカメや携帯を構えながら異論を唱える店員達。
(はっ…しまった、私も写真撮れば良かったーー!)
腐女子として致命的なミスを犯し、精神的にorz状態の紗奈だったが…
「…っと、悪いな、龍一。変なとこ見せて」
「………翼さんが悪い訳ではありませんから」
翼が獄門寺の頭を撫でるという、学園祭の時に見た光景のデジャヴを見て、即座に復活した。
翼は、じゃあ言ってくる…と、迷惑な客達が頼んでいたものをお盆に載せて、席に向かって行った。
「あの翼さんって言う人、他の店員の人から頼られてるんだね」
「…そうらしい」
獄門寺が短く返す。
「あの翼さんって言う人、他の店員の人から頼られてるんだね」
「…そうらしい」
獄門寺が短く返す。
女装姿を見れただけでなく獄翼成分も吸収出来て、腐女子としては感無量だ。
「…なーんか、大切な事を見落としているような?」
彼らの横で、リーダー格の女性が考え込んでいた。
彼らの横で、リーダー格の女性が考え込んでいた。
…そして、異変は起きた。
「紗江ちゃんは見ちゃ駄目!」
「う、うん…?」
目の前の光景を姉に見せない様にするため、彼女を死角になる位置へと連れていく。
「紗江ちゃんは見ちゃ駄目!」
「う、うん…?」
目の前の光景を姉に見せない様にするため、彼女を死角になる位置へと連れていく。
迷惑な客達への精神的ダメージを狙い、翼が接客に行ったのだが…
翼の格好は、『男の娘もいいよね!』と、逆に彼らの新世界の扉を開くきっかけになってしまったらしい。
…同性相手だからか、セクハラがパワーアップしているように思える。
翼の格好は、『男の娘もいいよね!』と、逆に彼らの新世界の扉を開くきっかけになってしまったらしい。
…同性相手だからか、セクハラがパワーアップしているように思える。
リーダー格の女性が手を打った。
「そうだそうだ。日景君はオーナーに新世界の扉開かせた人だから、あぁなる可能性があったんだった」
「そうだそうだ。日景君はオーナーに新世界の扉開かせた人だから、あぁなる可能性があったんだった」
(受けの危機は、攻めが助けに来てくれるのが分かっていれば安心して見られるんだけどなぁ…
………間に合わなくて、そのまま美味しく頂かれるっていう展開も嫌いじゃないけど)
……色々と台無しである。
「……天倉、ちょっと、花子さんの目、塞いでてくれるか?」
獄門寺の言葉で、意識が戻る。
「え?いいけど…」
「みーー???」
さりげなく、?マークを浮かべている花子さんの目を塞ぐ。
「……天倉、ちょっと、花子さんの目、塞いでてくれるか?」
獄門寺の言葉で、意識が戻る。
「え?いいけど…」
「みーー???」
さりげなく、?マークを浮かべている花子さんの目を塞ぐ。
と、店内に誰かが飛び込んできた。
その人物は、翼とセクハラ客の間に割り込んでいく。
その人物は、翼とセクハラ客の間に割り込んでいく。
「「………っ!」」
ぞくり、と悪寒を感じた。
表情はここからでは見えないが…悪鬼の如き表情をしているであろう事は、容易に想像できる
ぞくり、と悪寒を感じた。
表情はここからでは見えないが…悪鬼の如き表情をしているであろう事は、容易に想像できる
「え、な……誠?」
店内が静まり返ったからか、翼の声がはっきりと聞こえてきた。
店内が静まり返ったからか、翼の声がはっきりと聞こえてきた。
「………俺の翼に手ぇ出そうとは、いい度胸だ………!」
「誰がてめぇのもんだぁあああああああ!!!???」
「誰がてめぇのもんだぁあああああああ!!!???」
(あの人……学園祭に来てた、翼さんとの三角関係にあった人だ!
これは…獄翼に波乱の予感!!)
彼に見覚えがあるような気がして…紗奈は、学園祭の時に翼と一緒に来ていて…翼に殴られていたあの青年だと気がついた。
問題発言を聞いて、目を輝かせていた。
これは…獄翼に波乱の予感!!)
彼に見覚えがあるような気がして…紗奈は、学園祭の時に翼と一緒に来ていて…翼に殴られていたあの青年だと気がついた。
問題発言を聞いて、目を輝かせていた。
…ひとまず発言は置いておくとして…あの気迫は、只者ではない。
喩えるならば、魔王だ。
喩えるならば、魔王だ。
「うん、問題なかったわ。日景君があの手のピンチを迎えたら、魔王と大魔王がくるのは予測できたし」
……魔王と……大魔王??
魔王は、翼を助けに来たあの青年で間違いないだろう……だが、大魔王?
そう疑問に思った直後
「「――――っ!!」」
先ほどよりもさらに強い悪寒を感じた。
空気そのものが重くなった様な錯覚さえした。
空気そのものが重くなった様な錯覚さえした。
その錯覚をもたらした人物は、店の入り口にいた。
灰色のコートを纏い、サングラスを身につけた男性が、セクハラ客を睨みつけているようだった。
灰色のコートを纏い、サングラスを身につけた男性が、セクハラ客を睨みつけているようだった。
「……お、おや、じ?」
「………貴様ら、表へ出ろ…………………貴様らの罪、理解させてやろう」
……大魔王が、そこにいた。
彼の背後に、黒いオーラが見えるような気がした。
「………貴様ら、表へ出ろ…………………貴様らの罪、理解させてやろう」
……大魔王が、そこにいた。
彼の背後に、黒いオーラが見えるような気がした。
怖い……滅茶苦茶怖い。
彼の怒りと威圧感を目の当たりにして…体が震えた。涙が浮かび、視界が滲んだ。
犬神も紗江の隣で『だ、だだだだだ大魔王ですーーーー!!』と恐れ戦いていた。
大魔王は、天倉姉妹のトラウマとして深く刻み込まれたという。
犬神も紗江の隣で『だ、だだだだだ大魔王ですーーーー!!』と恐れ戦いていた。
大魔王は、天倉姉妹のトラウマとして深く刻み込まれたという。
続く…?