目が覚めたら、知らない天井が見えた。
「み、おねーちゃん気がついたの!」
「ん…気がついたか。気分が悪いとか、無いか?」
声を掛けられて目を向けると、花子さんと翼が見えた。
そこで、右目が見えている事に違和感を感じた。
記憶をたぐり、あの地下室で起きた出来事を思い出した。
(――――――!!)
取り乱しそうになるのを抑える。
人前でそんな姿をさらす訳にはいかない。
……あんな事があったのに、「組織」から離れるという選択肢は浮かんでこなかった。
「み、おねーちゃん気がついたの!」
「ん…気がついたか。気分が悪いとか、無いか?」
声を掛けられて目を向けると、花子さんと翼が見えた。
そこで、右目が見えている事に違和感を感じた。
記憶をたぐり、あの地下室で起きた出来事を思い出した。
(――――――!!)
取り乱しそうになるのを抑える。
人前でそんな姿をさらす訳にはいかない。
……あんな事があったのに、「組織」から離れるという選択肢は浮かんでこなかった。
「…大丈夫です……花子さんと翼さんは、どうしてここに…?」
「知り合いから、お前達が危ないって連絡を受けてな…」
「助けて頂いて、ありがとうございます…」
「知り合いから、お前達が危ないって連絡を受けてな…」
「助けて頂いて、ありがとうございます…」
隣に目をやると、紗江が眠っていた。
「蝦蟇の油とジャッカロープで治癒したから、傷跡も後遺症も残らない。直に目覚めると思うぞ」
「蝦蟇の油とジャッカロープで治癒したから、傷跡も後遺症も残らない。直に目覚めると思うぞ」
直後、威圧感を感じた。
圧倒的な存在に押しつぶされるような錯覚。
気を失わないよう、必死に耐えて……しばらくして、威圧感が消えた。
(……何、だったんだろう?)
「…大丈夫か?」
「はい…何とか…ちょっと、様子を見てきますね…」
圧倒的な存在に押しつぶされるような錯覚。
気を失わないよう、必死に耐えて……しばらくして、威圧感が消えた。
(……何、だったんだろう?)
「…大丈夫か?」
「はい…何とか…ちょっと、様子を見てきますね…」
部屋を出る直前、龍一、と翼が心配そうに呟くのが聞こえた。
廊下に出ると、すぐ近くの部屋から微かな話し声が聞こえてきた。
「……どうだ?我の部下(もの)にならぬか?」
「………何の冗談ですか?」
男性の声と、獄門寺の声。
「……どうだ?我の部下(もの)にならぬか?」
「………何の冗談ですか?」
男性の声と、獄門寺の声。
(…獄門寺君が誘われてる……!?我の部下(もの)にならぬか?ってストレートな物言い…でもそこがいいww)
おもわず、腐女子モードのスイッチが入る。
「冗談に聴こえるか?」
「………お断りします」
「ほぅ?何故だ?」
「…俺には、もう、剣を捧げた相手がいますから。
剣を捧げる主君は、生涯、ただ一人と決めています………俺の剣は、翼さんに捧げました。俺の主は、あの人、ただ一人です」
(俺の主はあの人ただ一人……!獄翼は不動……愛の力って凄いww)
「まぁ、良いわ。翼は我の部下(もの)だ。間接的に、お前は我の部下(もの)よ」
(ど、堂々とライバル宣言!?男性の方も翼さんを巡る戦いに参加してたなんて……)
おもわず、腐女子モードのスイッチが入る。
「冗談に聴こえるか?」
「………お断りします」
「ほぅ?何故だ?」
「…俺には、もう、剣を捧げた相手がいますから。
剣を捧げる主君は、生涯、ただ一人と決めています………俺の剣は、翼さんに捧げました。俺の主は、あの人、ただ一人です」
(俺の主はあの人ただ一人……!獄翼は不動……愛の力って凄いww)
「まぁ、良いわ。翼は我の部下(もの)だ。間接的に、お前は我の部下(もの)よ」
(ど、堂々とライバル宣言!?男性の方も翼さんを巡る戦いに参加してたなんて……)
「…お話とは、この事でしたか?」
「あぁ。そうだが?」
「……そちらのお話が終わったのならば、こちらからも、お話が」
ふと正気に返る。
(お話の邪魔しちゃ悪いし…もう、戻った方がいいよね)
「あぁ。そうだが?」
「……そちらのお話が終わったのならば、こちらからも、お話が」
ふと正気に返る。
(お話の邪魔しちゃ悪いし…もう、戻った方がいいよね)
――
目が覚めると、花子さんと、紗奈ちゃんを助ける、と言ってくれた男性の姿が見えた。
「み、わんこのけーやくしゃのおねーちゃんも気がついたの!」
「妹の方は今出てるけど……」
障子が開く音が聞こえた。
「紗江ちゃん…良かった、気がついたんだね」
紗奈が立っていた。酷かった怪我も消えていた。
紗奈が無事だった事に安心して、視界が滲んだ。
「……紗奈ちゃんを助けてくれて…ありがとうございます」
男性に、礼を言った。
「み、わんこのけーやくしゃのおねーちゃんも気がついたの!」
「妹の方は今出てるけど……」
障子が開く音が聞こえた。
「紗江ちゃん…良かった、気がついたんだね」
紗奈が立っていた。酷かった怪我も消えていた。
紗奈が無事だった事に安心して、視界が滲んだ。
「……紗奈ちゃんを助けてくれて…ありがとうございます」
男性に、礼を言った。
続く…?