獄門寺達に助けられ、「首塚」の本拠地に泊まった翌日。
「首塚」の一室に、天倉姉妹と広瀬 辰也、と名乗った青年(昨日、姉妹の治療に来てくれていたらしい)と、天地、直希、獄門寺が集まっていた。
辰也からいくつか簡単な質問を受け…暗示がかけられている、と言われた。
直希が契約している都市伝説の力を使って暗示を解除してくれたのだが…直後に倒れそうになって、休ませるために、獄門寺に隣の部屋まで連れられて行った。
「首塚」の一室に、天倉姉妹と広瀬 辰也、と名乗った青年(昨日、姉妹の治療に来てくれていたらしい)と、天地、直希、獄門寺が集まっていた。
辰也からいくつか簡単な質問を受け…暗示がかけられている、と言われた。
直希が契約している都市伝説の力を使って暗示を解除してくれたのだが…直後に倒れそうになって、休ませるために、獄門寺に隣の部屋まで連れられて行った。
天地が姉妹に向き直り、口を開く。
「…お前達の、両親のことだが」
「………っ」
二人の顔が、強張った。
「…お前達の、両親のことだが」
「………っ」
二人の顔が、強張った。
「……申し訳ないが、死体を少し「修復」した。都市伝説事件に巻き込まれて死んだのではなく…「通常の殺人事件」に巻き込まれて死んだ。そのような処置をした」
「…通常の…です、か?」
「あぁ。葬儀の手続きも、こちらで行おう」
「…通常の…です、か?」
「あぁ。葬儀の手続きも、こちらで行おう」
その言葉に、両親が死んだことを…もう、この世から居なくなってしまったのだと改めて実感する。
「…暗示は、解除した。お前達が「組織」から離れたいなら、そのように手続きする」
「……いいん、ですか?」
「お前達は被害者だ。無理に引き止めるような事はしない」
「……いいん、ですか?」
「お前達は被害者だ。無理に引き止めるような事はしない」
「…「組織」の事を、忘れたいならば、忘れさせる事もできる。これ以上都市伝説に関わりたくないならば…そこも含め、全て忘れさせる事もできる」
「全て…?」
「あぁ。その場合、都市伝説とも契約を解除する事になるけどな。少なくとも…今回のような事には、巻き込まれなくなるだろうよ」
「全て…?」
「あぁ。その場合、都市伝説とも契約を解除する事になるけどな。少なくとも…今回のような事には、巻き込まれなくなるだろうよ」
だが、都市伝説の事を忘れるという事は…それが縁で知り合った者や、それが縁で親しくなった者との縁も、切れるという事だ。
目の前に居る天地や、隣の部屋に連れて行かれた直希との縁も切れる。
獄門寺とも「クラスメイト」、「妹と同じクラスの生徒」という関係になり、花子さんの事も忘れてしまう。
従兄の徹と契約しているユキの事も忘れてしまう。
目の前に居る天地や、隣の部屋に連れて行かれた直希との縁も切れる。
獄門寺とも「クラスメイト」、「妹と同じクラスの生徒」という関係になり、花子さんの事も忘れてしまう。
従兄の徹と契約しているユキの事も忘れてしまう。
提示された選択肢に、姉妹は顔を見合わせた。
――互いの考えている事が一緒だと感じ取れたのは、双子故だろうか。
――互いの考えている事が一緒だと感じ取れたのは、双子故だろうか。
天地に向き直る。
「…門条さんのおっしゃるように、全て忘れて、都市伝説と関わらなければ、今回の様な事件に巻き込まれなくなるのかもしれません…」
「……でも、都市伝説と関わって知り合った人達の事を…門条さんや、玄宗さんや花子さん達の事を忘れたくないです…」
「…門条さんのおっしゃるように、全て忘れて、都市伝説と関わらなければ、今回の様な事件に巻き込まれなくなるのかもしれません…」
「……でも、都市伝説と関わって知り合った人達の事を…門条さんや、玄宗さんや花子さん達の事を忘れたくないです…」
今回の事で両親を亡くしたが…それでも、都市伝説と関わって得た縁を、失いたくはなかった。
続く…?