(ローゼ>鬼はー外ー♪
(ライサ>福はー内ー!
(ライサ>福はー内ー!
ここは「組織」本部の一室
そこでは、ローゼとライサの2人によって炒り大豆がばら撒かれていた
そこでは、ローゼとライサの2人によって炒り大豆がばら撒かれていた
(凛々>あーやっぱえぇなぁ、節分はこうやないと
(羅菜>うむ、これがなければ春がやってきた気がしないでござる
(蓮華>問題は掃除が大変だということですね
(ローゼ>もぉ~蓮華ちゃん、ムードを壊しちゃダメですわ~
(蓮華>ならさっさと書類書き上げてください
(ローゼ>シュン・・・
(ライサ>・・・? ねぇねぇ、レクイエムお姉様は何処?
(凛々>レクイエムはん? さっき部屋出てったきりやけど・・・
(レクイエム>私がどうかしたか?
(羅菜>うむ、これがなければ春がやってきた気がしないでござる
(蓮華>問題は掃除が大変だということですね
(ローゼ>もぉ~蓮華ちゃん、ムードを壊しちゃダメですわ~
(蓮華>ならさっさと書類書き上げてください
(ローゼ>シュン・・・
(ライサ>・・・? ねぇねぇ、レクイエムお姉様は何処?
(凛々>レクイエムはん? さっき部屋出てったきりやけど・・・
(レクイエム>私がどうかしたか?
噂をすればなんとやら、ドアを開けて現れたレクイエム
「お姉様ー!」と嬉しそうにライサが飛びつく
微笑ましい光景だが、周囲の表情は引きつっていた
「お姉様ー!」と嬉しそうにライサが飛びつく
微笑ましい光景だが、周囲の表情は引きつっていた
(ローゼ>・・・あの、レクイエムさん?
(羅菜>なんというか、その・・・大胆すぎるでござる
(レクイエム>ん?
(羅菜>なんというか、その・・・大胆すぎるでござる
(レクイエム>ん?
ふと、皆の視線の先を辿るレクイエム
そこは、己の胸・・・いや、正確にはその谷間に挟まっている、黒く、太く長いもの
そこは、己の胸・・・いや、正確にはその谷間に挟まっている、黒く、太く長いもの
(レクイエム>あぁこれか。先程、日本の節分の習慣を知ってな
す、とそれを胸元から引き出した
そう、それは太巻・・・恵方巻である
そう、それは太巻・・・恵方巻である
(凛々>もっとマシな持ち方あるやろ!?
(レクイエム>両手が空いていると何かと便利だろう?
(ライサ>ねぇねぇレクイエムお姉様、それなぁに?
(レクイエム>ライサも食べるか? もう1本あるぞ?
(レクイエム>両手が空いていると何かと便利だろう?
(ライサ>ねぇねぇレクイエムお姉様、それなぁに?
(レクイエム>ライサも食べるか? もう1本あるぞ?
と言って本当に谷間からもう1本の太巻を取り出した
さらに、方位磁針まで取り出す
さらに、方位磁針まで取り出す
(レクイエム>南南東は・・・こっちか。いいかライサ?この方向を向いて、この太巻を食べ続けるんだ
そうすれば今年は幸せになるかも知れんぞ?
(ライサ>ホント!?
(レクイエム>ただし、食べてる間に喋ってはダメだ、途中で食べるのを止めるのもダメ
(ライサ>うーん、難しいなぁ・・・でも頑張る!
(羅菜>かっかっか、これまた良い光景でござるなぁ、ますます春の訪れを感じるでござるよ
(ローゼ>エホウマキと申しますの? ワタクシも買ってこようかしら?
(蓮華>・・・・・・ハッ!?
そうすれば今年は幸せになるかも知れんぞ?
(ライサ>ホント!?
(レクイエム>ただし、食べてる間に喋ってはダメだ、途中で食べるのを止めるのもダメ
(ライサ>うーん、難しいなぁ・・・でも頑張る!
(羅菜>かっかっか、これまた良い光景でござるなぁ、ますます春の訪れを感じるでござるよ
(ローゼ>エホウマキと申しますの? ワタクシも買ってこようかしら?
(蓮華>・・・・・・ハッ!?
―――レクイエムさんが突然日本の文化に興味を持つなど在り得ない
これは当初からの目的を果たす為にやっている行動、つまり―――――抜け駆け!?
これは当初からの目的を果たす為にやっている行動、つまり―――――抜け駆け!?
(蓮華>ろ、ローゼさん! 買いに行くなら私の分もお願いします!
(ローゼ>ほえ? 分かりましたの~
(凛々>どしたんや、蓮華はんまで・・・?
(ローゼ>ほえ? 分かりましたの~
(凛々>どしたんや、蓮華はんまで・・・?
赤い光に包まれて消えるローゼを見送りながら焦れる蓮華
その姿を横目に見て無言で笑うレクイエム
2人の間で火花が散っている事など、誰も知る由も無かった
その姿を横目に見て無言で笑うレクイエム
2人の間で火花が散っている事など、誰も知る由も無かった
...To be Continued