バールの少女
登場人物
高校生および高校教職員の皆さん
- 早川小塚(はやかわこず(づ)か)
- 辺湖市「新町」在住の少女。
県立星霜高校の1年生。 - 夏休みに入る前、小学校から友達だった田倉巡(めーちゃん)が謎の死を遂げる。
- 失意の中にあった小塚は、夏休みのとある夜に『幽霊ビル』の屋上から手を振る巡を目撃。
- 『幽霊ビル』に捕らわれている彼女を救うべく、都市伝説の世界に関わる事になる。
- 秋祭り期間中に学校町へと赴き、「夢の国の黒服」に追われるなか、「バールのようなもの」を拾う。
- 逃避の最中に出会った首なしライダーに対し「イイヒトおーら」を感じ、
- 「妊娠させて」とエキセントリックな発言をかます。その真意は巡を救う為の言動であり、
- 本来の彼女は恥ずかしがり屋である。
- ちなみに、辺湖における性教育は諸事情により色々と歪んでおり、
- その教育の洗礼を受けた彼女は「両手を繋いで眼を閉じたままキスすれば妊娠する」と頑なに信じている。
- 「バールのようなもの」
- 鈍器の婉曲表現として用いられる「バールのようなもの」が、
その正体を巡る〈うわさ〉の中で都市伝説化したもの。外見は70cm程度のバールで、鈍器としての性能はなかなかな部類である。- 早川小塚と契約関係にある。
- 学校町にて
「夢の国の黒服」から逃げる途中で拾った。 - 〔音叉〕
- 「バールのようなもの」を核とし、半径数m程度の球形の「結界」を展開する。
- 通常は地面等の基盤となるものに刺し込んで使用するが、
- 持ち歩く事により、実質上「移動する結界」となる。
- 使用方法次第では、対象を「結界」により圧撃する事も可能。
- 西野楓子(にしのかえでこ)
星霜高校1年生。早川小塚の友人で、彼女からは「カエちゃん」と呼ばれる。- 辺湖市「新町」で、祖母(巴さん)と2人で住んでいる。
- 都市伝説と契約こそしていないものの、
祖母の契約している諸々の「伝承」と共に過ごしている為、その知識は豊富。
- 田倉巡(たくらめぐり)
県立星霜高校の1年生。- 早川小塚とは小学校からの友達で、彼女からは「めーちゃん」と呼ばれている。
- 1学期の終わりの日に、『幽霊ビル』前で遺体となって発見される。
- 享年16
『組織』「辺境」
- 黒服I(くろふくあい)
- 『組織』所属の黒服。数年前にどういう因果か、『組織』内部の村八分、「辺境」へ移動となる。
- 土壇場での運の悪さと情けなさとは、『組織』内部で群を抜いている。
- 本人にそのつもりがなくても、周囲には奇行に及んでいるようにしか見えない。
『組織』「本部」に出向した時の「邪悪ロリ同人誌収集のご協力」を声高に絶叫する行為は、彼の評判を墜落させる事に拍車を掛けている。- 「ターボじじい」
黒服Iと契約関係にある「お呪い」は、現象型のようである。- 〔加速〕
同僚曰く「一応、物凄く速い」らしい。弱体化している。- 〔時間認識の細分化/細分化中の加速〕
- 現在発動不能。
- 黒服M(くろふくえむ)
- 『組織』所属の黒服。自称「メカニック担当」。
- 後輩であるIの事を「へっぽこ」と呼ぶ。
契約関係にある「???」のみならず、高度な工学的技術を用いた製作物の運用に長けている。本人は「空間情報への接触・侵入・干渉〈ハッキング〉」を得意とするようだ。「???」一応、外向きには「パソコンの中で感電死したゴキブリ」と説明しているが、それは偽装能力である。実態は、「都市伝説」から創造された「製作物」を保有しているようだ。〔???〕{使い勝手はお世辞にも良くない、らしい。
- 黒服V(くろふくう゛い)
- 『組織』所属の黒服。MとIの上司。
- I曰く「
泣く子も黙る鬼じょ、ゲッフンゲフン、美人上司ですよねぇ」。 - 「ラッキーストライク」
- 器物型都市伝説。但し、該当する煙草は自分で用意しなければならない。
- Vは時折これを「幸運の一撃〈ラッキーストライク〉」と呼ぶ。
- 〔幸運の一撃〕
- 喫煙中に放った攻撃を、「確実に命中させる」。
- 霊体型や情報生命体型であったとしても、ダメージを与える。
- その分の反動も少なからずあるようである。
「???」{他にも、契約関係にあるものが存在するようだが……。