「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 邪気殺し-14a

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Retsuya

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だれでも歓迎! 編集
今日の俺はあの人と二人っきり
我が愛しの女性(ヒト)、マイシスターと海水浴
海よりも深い青い瞳の彼女は、波のように揺れるスカートが可愛い群青色のワンピース水着
そんな姿で俺と一緒に砂浜を走り回って
最後に俺が彼女に背後から抱き締められて
彼女は俺に囁くんだ
「ずっと傍にいて」って

「あ~ぁ、そうだったら良かったのになぁ~」
「清太ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「ガボッ!?」

現実は甘くない
姉ちゃんを海に誘ったものの、生憎友達と一緒に高校受験の勉強に行くのだそうで
仕方なく家でのんびりして居ようと思ったのに、ピンポンと鳴る玄関へ駆けつければ、
扉が開いて現れた幼馴染の言う事にゃ、「清太!一緒に海へ行こう!!」
普段なら断るんだが、そんなことしたら玄関先で自動車で待ってるこいつの両親に申し訳ないと思い、
渋々俺はこの実とその家族とたーのしー海水浴を満喫していると言ったところで俺は死にかけている

「ガボボボボ!! ババグバベベベベベ!!」
「ん? あぁすまん清太!苦しかったか!!」
「ゲホッゴホッ! 首絞めると同時に顔を沈めるってどんな拷問だ!?」
「俺の愛の鞭を受け取れぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「いやそれ完全に意味違うし!」

申し遅れました、俺は水無月 清太、小学4年生
こう見えても契約者として日々都市伝説との戦いに明け暮れてるんだぜ
ついでにこの俺の首を絞めやがった怪力女は幼馴染の空出 実
何かと俺につきまとう鬱陶しい奴だ
今日も金槌の癖に俺と泳ぎたいが為にわざわざ浮輪を用意してきたらしい
一応言っておくけど、俺は姉ちゃん一筋だ

「分かってんのか!? 俺はお前と一緒に泳ぎたい訳じゃないんだぞ!?」
「ツンデレ清太も可愛くて好きだぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「いやだからうるさいよお前!?」

埒があかない
俺はクロールで逃げ出した

「うおっ!? 待て清太ぁぁぁぁぁぁぁぁ結婚しろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「アホかっ!?」

あぁ、ホントは姉ちゃんと仲良く追いかけっこする筈だったのに
何でこんなことになってるんだろう
俺の目がしょっぱいのは海の所為だけじゃないと思う

「海の果てまでついていくぞぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「迷惑だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

暑苦しい夏が来た

   ...see you NEXT

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