「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

単発 - 悪夢

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「・・・・・・・・・」
黒く、黒く染まる地面
足元から染みていく、漆黒
そこから現れたのは黒い炎 「火の悪夢」

僕は悪夢が見やすい体質だった
だからこそ、あれに出会えたのかもしれない

炎は一瞬で周りに飛び火し、巨大な壁のようになって襲い掛かってくる赤いマントをつけた男を焼き払った
・・・一人
次、包丁を持ち、こちらに向かってくるマスクで顔を隠した女を前に、今度は薄黒い水を放出させる 「水の悪夢」
水は一箇所に集まって塊となり、口裂け女を包み込む
暴れても、表面が波打つだけで逃れることは出来ない
少し経って、口裂け女の抵抗が無くなるのと同時に水が弾ける様にして消えた
・・・二人
最後、後ろから飛び掛る包丁を持った人形
それを視界に入れないまま次の攻撃を発動させる
空にはいつの間にか侵食していた黒が雲のように渦巻き始めた
放電の音を放ちながら雷を一点に溜める  「電気の悪夢」
次の瞬間、幾筋もの黒い光が人形を貫く 人形は黒く焦げたその身体を倒れさせた
・・・・・・終わり
緊張が解け、安心と能力の反動で片膝をつき、息を整える
と、



「オラァッ!」
「ガッ・・・」
目の前を人の顔をした犬が真横に飛んでいく
飛んできた方向を見ると、4本の腕を生やした怪物がその右下の拳を前に突き出しているところだった
おそらく、あれで犬を殴り飛ばしたのだろう
「・・・少しぐらい安全確認をしてもいいと思うよ?」
「悪い悪い でも当たらなかったからいいだろ」
「そういう問題じゃないと思う」
怪物が体色をピンクに変化させる ピンクは粘土の様に捻れ、歪み、一人の少年の姿となると色を取り戻し始めた
「だから悪かったって言ってるだろ?」
ケラケラと笑いながら言う彼に反省の色は見えない
別に当たってないのであまり気にはしないが
・・・当たったら当たったで一ヶ月くらい悪夢見せ続けてやるんだけど
「じゃ、俺は帰るからなー」
そういいながら再び体をピンクの粘土のようなものに変え、今度は小さな狐のような姿となる
「テレポート!」
そう言った瞬間、キツネを光が包み、淡くなる頃にはそこに彼の姿はなかった
「・・・それじゃ、僕達も帰ろうか」
その声に反応したかのように僕の隣に黒が現れる
水に絵の具を落としたように揺らいだ後、すぐ形となり、色を帯び始める
魔法使いのような黒衣、頭部からは白い髪のようなものがのび、首の周りには牙のような赤い突起
・・・悪夢を具現化したような姿
「――ダークライ」
「それ」は肯定の意味を持ってこくりと頷き、僕と自分を影に包み込んだ

少し経って、その場所にあるのは すでに燻っている黒い炎、水の痕、焦げた地面
そして、消えていく都市伝説たち それだけだった

続く・・・?




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