男が、女が、子供が
皆悲しそうな顔をして、横たわった猫を見ている
最初はただのペット いつしかそれは本当の家族のようになっていた
その家族が死んでしまう 悲しそうな顔をしているのはそのせいだ
と、猫の体が動き出す
男(父)「!?」
一度、二度、痙攣した後、猫はむくりと起き上がる
子供「たま・・・?」
子供が疑問の声を漏らす もう動ける状態ではなかったはず それなのに何故?
・・・・・・猫は一生に一度、人の言葉を放すという
家族は猫が人語を話すのを楽しみにしていた
それを、まさかこのような使い方をされるとは思っていなかっただろう
猫「・・・」
瞑っていた眼を開け、少し遅れて口を開く
猫「今まで、本当にありがとうございました」
お礼の言葉を一言言って、猫は窓から出て行ってしまった
追おうと窓の外を見ると、そこにはもう猫の姿は無かった
皆悲しそうな顔をして、横たわった猫を見ている
最初はただのペット いつしかそれは本当の家族のようになっていた
その家族が死んでしまう 悲しそうな顔をしているのはそのせいだ
と、猫の体が動き出す
男(父)「!?」
一度、二度、痙攣した後、猫はむくりと起き上がる
子供「たま・・・?」
子供が疑問の声を漏らす もう動ける状態ではなかったはず それなのに何故?
・・・・・・猫は一生に一度、人の言葉を放すという
家族は猫が人語を話すのを楽しみにしていた
それを、まさかこのような使い方をされるとは思っていなかっただろう
猫「・・・」
瞑っていた眼を開け、少し遅れて口を開く
猫「今まで、本当にありがとうございました」
お礼の言葉を一言言って、猫は窓から出て行ってしまった
追おうと窓の外を見ると、そこにはもう猫の姿は無かった
少年「君で最後かい?」
裏路地で、少年が先ほどの猫に問う
猫「・・・・・・はい 私で本日の死者はもういないようです」
問いに、猫が答える 少年は、そっか、と少し笑い、振り返る
少年の後ろには、大量の猫がまるで軍隊のように並んでいた
少年「それじゃ、いこうか」
少年が手を振るうと、光を纏った扉のようなものが現れる
そのドアを開け、少年はその中に入っていく 並んでいた猫達もあとに続いた
裏路地で、少年が先ほどの猫に問う
猫「・・・・・・はい 私で本日の死者はもういないようです」
問いに、猫が答える 少年は、そっか、と少し笑い、振り返る
少年の後ろには、大量の猫がまるで軍隊のように並んでいた
少年「それじゃ、いこうか」
少年が手を振るうと、光を纏った扉のようなものが現れる
そのドアを開け、少年はその中に入っていく 並んでいた猫達もあとに続いた
数分後、扉から出てきたのは、少し悲しそうな顔をした少年だけだった
「猫は一生に一度人語を話す」、「猫の墓場」の契約者
猫を「猫の墓場」まで連れて行く
半ば都市伝説の操り人形のようになっているが、それは「猫のためだから」と契約者が自ら猫の墓場に自分を取り込ませた
猫を「猫の墓場」まで連れて行く
半ば都市伝説の操り人形のようになっているが、それは「猫のためだから」と契約者が自ら猫の墓場に自分を取り込ませた