「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

単発 - 愛犬と一緒

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だれでも歓迎! 編集
 仕事が忙しかったりすると、犬の散歩なんて真夜中しかできない
 物騒な世の中だが、こればっかりは仕方ないことである
 それに、我が家の犬はどちらにせよ、真夜中しか散歩は不可能であろう
 何せ…

「ご主人様、女性が真夜中に犬の散歩は物騒だと思うのです、最近の世知辛いご時世的に」
「大丈夫よ、犬であるあなたが護ってくれるんだから」
「ご主人様、愛玩動物のチワワに何を期待するのです」
「大丈夫、あなたチワワである以前に人面犬だから」

 そう
 私のチワワは人面犬
 しかも美少年である
 誰得と言われたら私得だ
 まぁ、困った事に、一般の人はこの子を見ると悲鳴を上げて逃げ出す事が多いので、こうやって真夜中しか散歩できないのだが

「むーむー。人面犬にできる事なんて、ゴミをあさったり「何見てるんだよ」って言うことくらいなのにー」
「可愛いあなたにゴミなんて漁らせるものですか。帰ったら、松坂牛焼いてあげるからね」
「犬に食べさせるにはもったいなさすぎますよ。ご主人様こそカップラーメンにシュークリーム入れて食べてないできっちりした食事をとってください」

 ちょっぴり口やかましいけれど、可愛い私の相棒だ
 ダンボール箱に押し込められて震えていたこの子を見つけて以来、私の心は満たされている
 この子が言うには、都市伝説であるが故に人間と契約できるとの事で契約もしたのだ
 特別不思議な力がある訳ではないが、こんな可愛い子と契約で来て、私は幸せである

 ……と
 そうやって愛しの愛犬と散歩していると、真正面からコツコツ、男が歩いてきた
 コートを着た、不審な男だ
 ちょっと警戒して、道の端による

「………お嬢さん」
「何かしら?」

 かけられる、低い声
 暗闇の底から響いてくるような不気味な声だ
 見れば、顔は包帯まみれで、表情は見えない

「…今……何時かな?」
「今?えぇと…」

 ポケットから携帯電話を出そうとした、その時
 愛しの愛犬が、吠え声をあげた

「きゃんきゃん!ご主人様、こいつ、注射男なのです!」
「っ!」

 注射男!
 確か、美女と少年に死の注射をしてくる変態都市伝説ではないか!!

 何?
 「美」女とは断定されてないって?
 気にしてはいけない
 だって、私を襲っているんだもの
 美女を襲うのよ、こいつは

「っく、人面犬…」

 か、と
 注射男は、我が愛犬を見て

「------気持ち悪っ!?」

 と
 失礼極まりない叫び声をあげた

「きゃわん!?」

 がーんがーんがーん、と我が愛犬がショックを受けている!

「ちょっと!?可愛いこの子のどこが気持ち悪いのよっ!?」
「気持ち悪ぃよっ!?小型犬の体に人間の顔とか気色悪いにも程があるわっ!?整った西洋系美少年な分余計にタチが悪いわっ!?何このキメラ、誰得だよっ!!??」
「私得だぁあああああああああああああああっ!!!」

 ごがすっ!!!

 私の渾身の膝蹴りは、注射男の股間に命中
 注射男は声にならない悲鳴を上げて転がった

「私の愛犬のガラスハートを傷つけるたぁいい度胸だ!!死ねやこの変態っ!!」

 がっがっがっがっがっ!!

「きゃいんきゃいん!?駄目なのです、ご主人様!!ハイヒールでそんな踏みつけ続けたら、注射男が死んじゃうのですーーーっ!!」

 愛犬がとめてくれるのにも気づかず
 私は、変態注射男を踏みつけ続けたのだった



単発なので続くはずなんてない





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