「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

単発 - 恋路色々

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「私、きれい?」
突然、マスクをした女にそんな事を尋ねられたら、普通なら驚くだろう。中には、あの都市伝説を思いだし怖がる人もいるかもしれない。
「マスクしてて分かるわけないだろ。馬鹿かお前」
けれどその少年は、臆する事なくそう答えた。
少年はその口裂け女を全く怖がっていなかった。なぜなら、少年はその口裂け女の契約者だからだ。
「違いますよ。ぜんっぜん違います。Not契約者、Yes恋人です!」
「地の文に嘘を教えるな、アホ女」
「もうっ、カズ君ったら照れちゃっtいてててて、痛い!痛いです!カズ君!?痛い!和成さん!足踏んでます!!」
とにかく、愉快な関係だった。

「和成さん!お迎えにあがりました!」
学校も終わり、鞍馬和成が校門をでると、マスクの女が話しかけてきた、
のを無視して和成は歩きだした。
「和成さん!?なんで無視するんですか!?……ハッ、これが放置プレイ!?あぁカズ君、でもでも私にはマゾちっくな趣味は無いですよぅ」
「お前、少しは静かにできないのか。つか、なんでいるんだよ」
速足で歩きながら、和成は口を開いた。このまま無視し続けると往来のど真ん中で何を言いだすか分からないからだ。
「なんでって、契約者の身辺警護は都市伝説の義務!そして、一緒に下校という甘酸っぱい青春の1ページを実行sああっ!!何故逃げるんですか!?」
逃げると言っても、口裂け女は100mを10秒で走る。人間である和成がいくら走っても逃げれる相手ではない。


不意に、和成が走るのを止め、自分の足を口裂け女の足に引っかけた。
「うえぁ!?」
急に立ち止まる事などできず、口裂け女はそのまま、転んだ。そして、地面には、犬の糞があった。
「っづおおぉぉぉぉぉぉ!!!」
女性としてどうなのかと言いたくなる奇声を発しながら、口裂け女は身体を強引に曲げ、糞を避ける事に成功した。
「か、和成さん!?危ないじゃないですか!?」
「…………チッ」
「舌打ち!?舌打ちしました!?」
口裂け女は立ち上がり、和成に近寄った。
「……もしかして、和成さんは私の事が……ありえないとは思いますが…………嫌い?……なんて」
「言わなきゃ分からないのか?」
「そうですよね!愛する二人の間に言葉など不要!」
「嫌いだ」
「……………………カズ君たっらぁ、ツンデレさんなんですからぁ」
「……どこまでも前向きな奴だなぁ。……なんでこんなのと契約したんだ俺は」
和成の呟きに、口裂け女はすぐに答えた。
「二人の馴れ初めはですね。都市伝説に襲われていたのを、私が助けた事に始まります。そこから始まる二人のラブロマンス!」
「赤い紙が欲しいか?青い紙が欲しいか?」
「そうそう、カズ君がこんな風に声をかけられて…………おや?」「お?」
二人が声の方向を向くと、赤と青の奇妙な恰好をした男が、都市伝説「赤い紙、青い紙」が立っていた。

「和成さん」
「なんだ?」
「私、この戦いに勝ったら、和成さんにプロポーズするんです」
「断る」
「赤い紙が欲しいか?青い紙が欲しいか?」
「あぁん、そんな冷たい事言わないでくださいよぉ。じゃあじゃあ、『愛してる(はぁと)』って言ってください。それだけで私頑張れますから」
「知るか」
「赤い紙が欲しいか?青い紙が欲しいか?」
「うぅ~、じゃあ良いですよっ。言うまで和成の事守ってあげませんっ」
「つまり、お前は自分の我が儘の為に俺を危険に晒すんだな?うっすい愛だなぁ」
「なっ!?そんなわけないでしょう!!」
「赤い紙が欲しいか?青いk」ガスッ
赤い紙、青い紙が途中まで言って、止まる。その顔面には、包丁、鋏、メス、鉈が刺さっていた。
「どうですか!私のカズ君への愛なら、こんな敵瞬殺ですよ!さぁ、和成さん!私に『愛してる(はぁと)』と……あれ?」
気がつけば、和成がいない。
「帰るぞー」
その時、すでに和成は、ずいぶん遠くまで歩いて言っていた。
「あぁ!待ってください!」

そんなこんなで、二人の恋人は日々を過ごしている。
「待て!誰が恋人だ!!Not恋人Yes契約者だ!」
「んもぅ、ダメですよカズ君。地の文に嘘教えたら」
「黙れあんぽんたん女ぁ!!」







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