「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

単発 - 再会

最終更新:

guest01

- view
だれでも歓迎! 編集
深夜、時計は12時を少し過ぎた時間を指している。
落ち着いた雰囲気のバーで、私はゆったりとグラスを傾ける。

「…また、会えるなんてね」

「…そうだね」

あなたは微笑んでくれる。あの頃とは少し違う、寂しそうな笑顔で。

「…何年ぶりかな」

「…さあ、もう会えないと思ってたから」

「ずっとあなたのこと、忘れてたわ。」

「…うん。君の記憶を…消したんだ。僕が」

「…」

「ごめん」

「いいよ。あなたはそういう存在だから。」

でも、あなたと再び出会って、全て思い出した。
あなたといた日々。
全てが輝いていた日々。
物心ついたときから、小さいあなたはいつも私と一緒だった。
文字を覚えたての私と一緒に本を読んでくれた。
両親が仕事で寂しい思いをしていたときも、ずっと側にいてくれた。
あなたと遊ぶことを、両親にとがめられたこともある。


でもそれくらいのことで私とあなたの絆は揺るがなかった。

いつからだろう。
私があなたから離れていったのは。
あなたを否定するようになったのは。
その存在を認めなくなったとき、あなたは私の前から姿を消した。
あなたとのたくさんの思い出、その記憶と共に。

私は今も小さいあなたを見つめる。

「私、うれしい。あなたとまたあえて」

あなたは、透き通った羽を動かして、少し居心地わるそうにしている。

「でも…私…」

でも

「私………うわーーーーん!こんなのってないよー!」

「う、うん。正直僕もこんなことになるなんて…。ていうかいままで独身だったんだね」

「うるさーい!ふえーーーーーん、ぜーったい契約解除してやるー!」

「が、頑張れ!きっといい人見つかるよ!」

「今夜はのんでやるーーー!」

やけになって強いお酒をあおる。


小さいあなたとの酒盛りは夜明けまで続いた。
そんな、妖精が見えるようになった30歳の誕生日だった。


おわり
小さい頃妖精と契約してた人が30過ぎて処女なら妖精が見えるようになる、と契約しちゃいましたよーな話でした。









タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
記事メニュー
ウィキ募集バナー