紗江には、友達と話があるから帰りが遅くなると言っておいた。
半分本当で、半分嘘だ。
少し、姉から離れて一人になりたかった。
少し、姉から離れて一人になりたかった。
話はしたのだ。
用事が入ってしまって、夏の聖地には行けそうにない、とそう謝るために。
それから、今度は絶対に遊びに行こう、と叶うかどうかも定かではない約束をして友達とは別れた。
用事が入ってしまって、夏の聖地には行けそうにない、とそう謝るために。
それから、今度は絶対に遊びに行こう、と叶うかどうかも定かではない約束をして友達とは別れた。
そうして、今、両親の墓参りをしていた。
線香を上げ、此処に来る途中で買った小さな花束を供え、故人の冥福を願って手を合わせる。
線香を上げ、此処に来る途中で買った小さな花束を供え、故人の冥福を願って手を合わせる。
両親は、いつも姉妹仲良く、と言っていた。
紗奈としても、姉と喧嘩するよりも仲良くしている方が楽しかったし、小さな喧嘩をすることはあっても、憎んだり嫌ったりするなんて考えもしなかった。
紗奈としても、姉と喧嘩するよりも仲良くしている方が楽しかったし、小さな喧嘩をすることはあっても、憎んだり嫌ったりするなんて考えもしなかった。
けれど、そろそろ辛くなってきた。
ずっと一緒にはいられないだろうけれど、出来る事なら最期まで好きなままでいたかった。
嫌いになどなりたくはない。
憎みたくはない。恨みたくもない。
それなのに、姉を好きな気持ちが見えなくなっていく。
嫌いになどなりたくはない。
憎みたくはない。恨みたくもない。
それなのに、姉を好きな気持ちが見えなくなっていく。
束縛してくる姉が嫌いだった。
姉を嫌っている自分は、もっと嫌いだった。
姉を嫌っている自分は、もっと嫌いだった。
続く…?