「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

単発 - 少女たちの関係

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匿名ユーザー

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夕刻、中学校からの帰りらしい二人の少女が歩いていた。
「ねぇ、あーちゃん」
「何よ」
「ちゅうして?」
二人はとても仲が良いらしく
「嫌よ」
「してよぅ」
「馬鹿じゃないの?」
二人は仲が良いらしく
「むぅ……良いもん!こっちからするもん!!」
「なんであんたなんかとキスしなきゃなんないのよ!」
二人は仲が良いのだろう……たぶん
「うわっ!顔近づけんなレズビアン!」
きっと。おそらく。仲が良い、はずだ。

「危うくファーストキスが女になるとこだったわ……」
唇を巡る争いの末、そう言いって少女、杏はため息をついた。
「ぶぅー」
もう一人の少女、百合は不満げだ。
「あ」
「ん?」
ふと、後ろを振り返った百合が何かに気がついたように声をあげ、杏も振り返った。
そこには、一人の男が立っていて、
「「お嬢ちゃん達、赤いマントと青いマント、どっちが良い?」」
「うわ、都市伝説だ」
「えぇ~、今月に入ってもう三体目だよぅ」
二人は男が都市伝説だと気がついても落ち着いていた。
二人は契約者だから。
「さっさと倒すわよ」
「うん……!やっぱやだ!!」
「はぁ!?」
「ちゅうしてくれたら手伝う!」
「いまそんな場合じゃ」
「つーん」
「こっの…………!」
二人のやり取りを無視して都市伝説は再び口を開く。
「「赤いマントと青いマントどっちが良い?」」
杏の契約している都市伝説の使用には条件がある。その条件をどこでも満たすには百合の協力がいるのだが、
「えっと、じゃ、じゃあ後でケーキ買ってあげるから」
「つーん」
「ケーキ焼いてあげるから」
「ふーんだ」
「「赤いのと青いの、どっちなんだい?」」
「えぇい、じゃあ、ケーキを……あーんてしてあげるから」
「え!?…………ふ、ふーんだ」
「「答えがないよ?どっちなんだい?悩んでるのかい?どっちもかい?それでも良いよ?どっちもだね?」」
「あーもー!!分かったわよ!キスくらいしてあげるから!!」
「やった♪」
突然、百合がしゃがみ、地面に手をつけ、
「絶対だからね!」
そう言って能力を発動する。

静岡県に不思議な場所がある。
普段は何の変哲もない林だが、何年かに一度、突然池ができる。そして、数週間で元の林に戻る。
原因不明。超常現象。怪奇スポット。都市伝説。
遠州七不思議が一つ。
『池の平』

百合の能力発動と同時、周りの地面から水が涌きだし、あっという間に大きな水溜まりが出来上がる。
はっきり言って、『地面から水を出す』という戦闘において何の役にも立ちそうにない能力。
けれど
「よし、いくわよ!」
杏の都市伝説は『日本兵の幽霊』。
水辺で遊んでいた子供に、今の日本は平和か、と尋ねて子供の答えに満足して消えた幽霊の話。
能力は、水辺から日本兵の幽霊を呼び出す事。
そして、呼び出された日本兵の銃が
「赤い、青い、どっちからが良い?」
都市伝説に向けられ、
「てぇっ!」
杏の合図と共に、銃弾が放たれた。

「終わりっと」
そう呟いて杏が百合を見ると、
「…………ぁ」
百合は期待した目で杏を見ていた。

夕刻、中学校からの帰りらしい二人の少女が歩いていた。
「ぶぅー」
「何よ。約束通りキスしてあげたでしょ」
「おでこだもん!わたしがしたかったの唇と唇だもん!!」
「キスはキスよ。なんであんたとマウストゥマウスしなきゃなんないのよ」
「…………いいもん。次に都市伝説と戦うときに同じことするもん」
「諦めなさいよ…………」
二人はとても仲が良いらしく、手を繋ぎながら歩いている。

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