「きゃあああっ!」
悲鳴を上げているのは、まだ10歳にもならないであろう少女。
何の因果か「一反木綿」に追われて逃げ惑うことになってしまった少女の眼前に、コートを着た女が現れた。
「くすすっ・・・あたし、キレイ~?」
悲鳴を上げているのは、まだ10歳にもならないであろう少女。
何の因果か「一反木綿」に追われて逃げ惑うことになってしまった少女の眼前に、コートを着た女が現れた。
「くすすっ・・・あたし、キレイ~?」
どこからどう見ても口裂け女です、ほ(ry
「ひ・・・」
前には口裂け女、後ろには一反木綿。まさに絶体絶命とでも言おうか。
絶望した少女がその場にへたり込むと、口裂け女は地を蹴って跳躍し、鎌を振りかざした!
「てええええいっ!」
「・・・・・・!」
前には口裂け女、後ろには一反木綿。まさに絶体絶命とでも言おうか。
絶望した少女がその場にへたり込むと、口裂け女は地を蹴って跳躍し、鎌を振りかざした!
「てええええいっ!」
「・・・・・・!」
固く目を閉じたが、自らの身には痛みも衝撃も感じない。
「?」
目を開けた少女の瞳に映ったのは、胴体を真っ二つに切り裂かれてただの布切れと化した、一反木綿のなれのはてだった。
「?」
目を開けた少女の瞳に映ったのは、胴体を真っ二つに切り裂かれてただの布切れと化した、一反木綿のなれのはてだった。
「ふー、楽勝楽勝」
口裂け女がくるっと空中で一回転して着地を決める間に、切り裂かれた一反木綿は光となって消えていった。
「あ、あの・・・」
「あ、ケガはなーい?じゃー良かったわ。ばいばい」
マスクも外さないまま、お気楽そうに手を振って去っていく口裂け女を、少女は名残惜しそうに見送った。
「あの人がいい都市伝説なら、契約してあげてもよかったなあ」
口裂け女がくるっと空中で一回転して着地を決める間に、切り裂かれた一反木綿は光となって消えていった。
「あ、あの・・・」
「あ、ケガはなーい?じゃー良かったわ。ばいばい」
マスクも外さないまま、お気楽そうに手を振って去っていく口裂け女を、少女は名残惜しそうに見送った。
「あの人がいい都市伝説なら、契約してあげてもよかったなあ」
「あー、いい事すると気持ちがいいわあ」
口裂け女は人目に付かない路地に入り
「変身解除!」
すると、口裂け女は見る見るうちにその容姿を変化させ、一人の少女の姿になった。
小柄でスレンダーな肢体に、背中が隠れるほどの長さの明るい茶髪。
襟ぐりと裾が繊細なチュールレースで飾られた黒のギンガムチェックのベストに、
揃いのスカートの裾には真っ赤な苺の柄がプリントされた、本人曰く「魔法少女系甘ロリ」という曰く言い難い風体は、見る者を生温かい気分にさせるには充分だった。
口裂け女は人目に付かない路地に入り
「変身解除!」
すると、口裂け女は見る見るうちにその容姿を変化させ、一人の少女の姿になった。
小柄でスレンダーな肢体に、背中が隠れるほどの長さの明るい茶髪。
襟ぐりと裾が繊細なチュールレースで飾られた黒のギンガムチェックのベストに、
揃いのスカートの裾には真っ赤な苺の柄がプリントされた、本人曰く「魔法少女系甘ロリ」という曰く言い難い風体は、見る者を生温かい気分にさせるには充分だった。
無論少女は契約者。
その変身能力の源泉はソロモン72柱の魔神「ダンタリアン」
無数の老若男女の顔を備えているというその容姿と、幻を見せるという能力を限界まで拡大解釈し
人間はもちろん都市伝説にすら「変身」してみせるという荒技を得意としている。
その変身能力の源泉はソロモン72柱の魔神「ダンタリアン」
無数の老若男女の顔を備えているというその容姿と、幻を見せるという能力を限界まで拡大解釈し
人間はもちろん都市伝説にすら「変身」してみせるという荒技を得意としている。
「さーって、今日は何して遊ぼうかなっ」
「ダンタリアン」の書物を読んだり、
テレビで地域紛争のニュースを見ながら両勢力の秘密作戦の行方を見てやるのも悪くはないが
今日はなんだか体を動かしたい気分だ。
少女はスキップでもしそうな足取りで、駅前の繁華街に向かった。
「ダンタリアン」の書物を読んだり、
テレビで地域紛争のニュースを見ながら両勢力の秘密作戦の行方を見てやるのも悪くはないが
今日はなんだか体を動かしたい気分だ。
少女はスキップでもしそうな足取りで、駅前の繁華街に向かった。